皆様、明けましておめでとうございます。
2ヶ月あまり更新をサボってしまいました。
11月は仕事が忙しかったこともあったのですが、12月は時間がそれなりにあった筈なんです・・・。
やっぱりこういうのは時間を空けたらダメですね。家に帰ったらPCをつける、という習慣が無くなってしまいまして。
今年はもう少しマメに更新してゆきたいと(とりあえず・・・今のところ・・・)思ってますので懲りずにお付き合い御願いします。
ということで、更新していない間に観た映画たちをザーッと列挙してみます。
エコール "Innocence" 2004年ベルギー/フランス/イギリス
満足度)★★★☆
シネマライズにて
美しくも儚い幼年期の世界・・・。
というのは大人が後から振り返って感じる印象であって、当事者である少女達から見るとそれは不気味で不安なものなんでしょうね。
そういう空気感が漲る映像は雰囲気たっぷり。
ただ、僕はラストの明快さに若干鼻白んでしまいました。
麦の穂をゆらす風 "The Wind That Shakes the Barley" 2006年アイルランド/イギリス/ドイツ/イタリア/スペイン
満足度)★★★★
シネカノン有楽町にて
イングランドの影で悲惨な歴史を歩んできたアイルランド。
それだけに待ち望んだ国家への理想・思い入れはそれぞれに大きく、国家観の違いを基にかつて思いを同じくした者達が今度は敵同士として争う―。
現代日本人の目から見ると想像すら難しい訳ですが、ケン・ローチの素朴な話術の説得力が素晴らしく。半世紀前の遠い国の若者達の命を賭してもがき苦しむ様が胸に迫ります。
ルナシー "Sílení" 2005年チェコ/スロバキア
満足度)★★★★
K's Cinemaにて
ヤン・シュヴァンクマイエルの、相変わらず皮肉で極端にデフォルメされた社会批評。
神経を逆撫でするような気持ち悪ーい映像・演出はいつも通り。
だけど何だか憎めない。それもいつも通り。
イカとクジラ "The Squid and the Whale" 2005年アメリカ
満足度)★★★☆
新宿武蔵野館にて
「何を観るか」「何を読むか」「何を聴くか」でその人のセンスを計ってしまうことってありませんか?僕はあります。
それだけに、この作品のスノッブな父親のみっともなさを見てると何だか身につまされて。
いや、家族を持ってるわけではないんですが(爆)。
その5に続く!
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私は4つとも全て観たのですが。どれも評価は低くないんですけど、『エコール』以外は、好きか嫌いかというシンプル・クエスチョンでいうと、余り好きではなかった感じですー。その時の気分にもよると思うのですけど、『ルナシー』なんかは自分の中の理性がフル稼働してしまったような。どーにも頭の固いな女なのかも・・・と自覚した1本でもあります。
シュバンクマイエルは、全て見た訳ではないのですが、短編集がとても面白かったです。『ルナシー』では、短編集にもあった映像が再び登場していた印象(苦笑)。未見の『アリス』と『オテサーネク』を見たいと思ってます。
久し振りにコメント入れても、やっぱり長い
今年も、どうぞヨロシクお願い致します。
お久しぶりですね。
『ルナシー』は生理的に好き嫌いがはっきり出てしまいそうですね。生肉とか舌のストップ・モーション・アニメがキモカワイイと思えるかどうかがその分かれ目なのかもしれないです。
『エコール』の耽美で閉鎖的な学園の世界は僕も好きです。ただ、記事にも書いたのですがラストできっちりとオチを着けすぎたような気がします。
もうちょっと不条理にまとめてくれたほうが好みかも。
今年も観たい作品が沢山ありますが(まずは『ディパーテッド』と『マリー・アントワネット』に期待)、なるべくキチンと記事にしてゆきたいと思います。
今年も宜しく御願いします!
キリアン・マーフィーって何が良いって僕はあのちょっと低い声にとどめを刺します。
特に映画の最終盤、取調室での兄弟の会話の場面の凄みはとても印象深く。美男ではあるけれど田舎くさい風情もアイリッシュっぽくて好感が持てます。