セルロイドの英雄

ぼちぼちと復帰してゆきますので宜しくお願いしまする。

【映画】エレファント・マン

2005-08-31 15:52:41 | 映画あ行

1980年アメリカ/イギリス
監督)デビッド・リンチ
出演)ジョン・ハート アンソニー・ホプキンス
満足度)★★★(満点は★5つです)
ビデオにて

-----あらすじ-----
産業革命下のイギリス。トリーブス医師(アンソニー・ホプキンス)は見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれる男(ジョン・ハート)に出会う。研究のために病院に彼を連れて行くトリーブス医師。フリークとして見世物小屋で過酷な生活を送り人間不信に陥っているエレファント・マンと徐々に心を通わせるトリーブス医師等病院スタッフ達の物語。

-----感想-----
素直には感動できない感動作
うーん、すごい気持ちの悪いものが残ります。話の作りは非常に真っ当な、そして哀しいヒューマン・ドラマです。だけど気持ち悪さが残るのは、鑑賞者が映画を観ている間常にエレファント・マンの容貌を見せ付けられて、「自分も差別者の側にいる」ことを意識させられるからでしょうか。
エレファント・マンに同情、感情移入しつつも、感動の一歩手前で引いてしまいます。
トリーブス医師も映画の中で悩んでいます。

デビッド・リンチの作品としては異色作ということになるのかも知れませんが、ゴーッと火が燃える音、単調な機械音等「らしさ」は随所に見られます。

この映画に★をつけるのはちょっと難しいです。えいやで★★★。2度は観ませんが、忘れることは無いでしょう。

コメント (2)
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ジョニー・ラモーンとふかわりょう

2005-08-30 00:44:24 | 雑記




って意外と、本当に意外なんだけど似てませんか?
そうか、髪型だけか。。。
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【映画】愛についてのキンゼイ・レポート

2005-08-29 23:40:12 | 映画あ行

2004年アメリカ
監督)ビル・コンドン
出演)リーアム・ニーソン ローラ・リニー
満足度)★★★☆ (満点は★5つです)
シネ・スイッチ銀座にて

-----あらすじ-----
時は1940-50年代アメリカ。未だセックスについてオープンに語ることがタブーだった時代にアメリカ人の性生活について聴き取り/発表しセンセーションを巻き起こしたキンゼイ博士(リーアム・ニーソン)と彼を支える奥さん(ローラ・リニー)のてんやわんや伝記映画。

-----感想-----
愛の映画?

予告トレーラー中のリーアム・ニーソンの微妙に変な髪形に魅かれて観に行きました。

「愛の映画です!!大事な人と観にきてください」的な宣伝文句を新聞で見ましたが、どうでしょう。そう思って観に行くとちょっと肩すかしでは?変人学者の一代記として観にいったら計らずもちょっとほろっとする、という感じではないでしょうか。

ショッキングな場面もほどよくあり(無修正でいいの?というシーンも)、最後まで緊張感は途切れません。この辺はホラー出身のビル・コンドン監督の味?

リーアム・ニーソン、この役でオスカー候補になったローラ・リニーも勿論なのですが脇を固める役者陣も皆好演。中でもキンゼイ博士の助手役を演じたピーター・サースガード!この人どんな演技してても目付きが変わらない!その無表情っぷりがこの映画に確実に趣を与えています。好き嫌いは分かれると思いますが。
映画館で観ても全然損じゃないけど、2回は観に行かないかな。
ということで★★★☆。


コメント (2)
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