セルロイドの英雄

ぼちぼちと復帰してゆきますので宜しくお願いしまする。

遅ればせながら、2006年部門賞です

2007-02-12 17:50:33 | 映画雑記

久々の更新です。
ここのところ、土曜日に会社の研修が入ったり飲みが重なったりとなかなか家でじっくりとPCに向き合う時間が取れなくて。
年が明けて早1ヶ月が過ぎてしまいましたが、ずーっと書こうと思っていた2006年の部門賞もやっとこの3連休にアップすることが出来そうなわけです。

それでは、今更感たっぷりではありますが、部門賞の発表です!
(◎が私的受賞作、その下に羅列してあるのがその他ノミネート作です)


作品賞)

『楽日』
 DVDが2月23日に発売ですね。


監督賞)

ツァイ・ミンリャン (『楽日』『西瓜』) 
 テレンス・マリック (『ニュー・ワールド』) 
 ジョージ・クルーニー (『グッドナイト&グッドラック』)
今後も期待している監督さんたちです。


主演男優賞)


デヴィッド・ストラザーン (『グッドナイト&グッドラック』) 
 フィリップ・シーモア・ホフマン (『カポーティ』)
両者とも雰囲気たっぷりで良かったのですが、黙っていても滲み出る苦みが素晴らしかったデヴィッド・ストラザーンに軍配。


主演女優賞)

チェン・シャンチー (『楽日』『西瓜』) 
 クオリアンカ・キルヒャー (『ニュー・ワールド』) 
 小林聡美 (『かもめ食堂』) 
 サンドリーヌ・ボネール (『親密すぎる打ち明け話』) 
 ジョデル・フェルランド (『ローズ・イン・タイドランド』)
とぼけていながら一本芯の通ったチェン・シャンチーさんの演技、好きです。


助演男優賞)

ジョン・タトゥーロ (『セレブの種』)
『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドの物真似一発で、この映画の登場人物の誰よりも印象に残りました。


助演女優賞)

ジャニュアリー・ジョーンズ (『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』)
こちらはダイナーでアンニュイに煙草を燻らす姿一発!
エドワード・ホッパー的な孤独な佇まいが素晴らしく。


ベスト・アンサンブル・アクト)

『楽日』 
 『クラッシュ』
『楽日』は、よく考えると3人の主な出演者の絡む場面が全く無いのですが、それぞれの演技が静かに共鳴していて。


「ある視点」賞)

『ドッグ・デイズ』
この神経を逆撫でするような不快感!


ベスト・ロケーション賞)

福和大戯院
 (『楽日』) 
 ヘルシンキ (『かもめ食堂』) 
 テキサスの田舎町のダイナー (『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』) 
 モンタナ州ビュート (『アメリカ、家族のいる風景』) 
 寄宿学校 (『エコール』) 
 アイルランドはコーク界隈の山 (『麦の穂をゆらす風』)
どれも行ってみたくなるロケーションたちです。


主題歌賞)

"O Pato" Natalia y la Forquetina 
(『ダック・シーズン』) 
 "Seasons of Love" (『レント』)
『ダック・シーズン』の冒頭に掛かる"O Pato"。
これだけで「イイ映画に違いない」と確信できた。


音楽賞)
 
『西瓜』 
 
『サムサッカー』 
 『グッドナイト&グッドラック』 
 『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』 
 
『アメリカ、家族のいる風景』 
 『ニュー・ワールド』
ツァイ・ミンリャンさんのミュージカル演出ってぶっ飛んでて楽しいです。


ベスト・シアター賞)
シアター・イメージフォーラム (『ダック・シーズン』『ドッグ・デイズ』『西瓜』『楽日』再映)
ここのラインナップ、好きです。
渋谷でも比較的人が少ないロケーションもグッド。


如何でしょうか?
何だか偏りの多いラインナップになってしまいましたが・・・。

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34 コメント

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納得ですね (U.M)
2007-02-12 20:26:24
デヴィッドストラーザンの主演男優は納得です。チェンシャンチーの主演女優は量産という点でそうかもです。

ただ作品賞は私的には楽日とブロークバックマウンテンが迷うとこですね。



何か部門賞に足らないと思ったら新人賞ですよね。

これは楽日から三田村恭伸でしょうか。存在感一発勝負でした。



かもめ食堂はどれも次点ばかりになってしまいそうで、好きな映画ですが残念です。

監督賞は量産で蔡明亮しかないでしょう。



私的にはこんな感じ。だいたい似てますが。趣味が同じなんですね
U.M様 (Ken)
2007-02-12 23:14:06
U.Mさん、ようこそ!
『ブロークバック・マウンテン』、皆さん大絶賛なのですが観てないんです・・・うう。
デヴィッド・ストラザーンはそこにいるだけで絵になる、素晴らしい演技でした。フィリップ・シーモア・ホフマンも良かったんですが、若干あざとく見えたのが減点。

あ、新人賞を忘れていましたね。
これは自分の中でも満場一致で三田村さんへ。
異国というか異郷でさ迷う孤独な青年っぷりをあくまでも自然に演じられている様が強く印象に残りました。

キネ旬の2006年総括号なんか見ていると自分の趣味が世間とは若干ずれていることに気付かされるのですが(『ダック・シーズン』なんて完全に圏外だった・・)同じような趣味の方がおられると何だか心強いです。有難うございます。
一致点多いです (Bianca)
2007-02-13 01:33:18
主演賞の男優、女優、いいのではないでしょうか。ふたりともダンディーな感じがあって。
音楽賞の「西瓜」もその通りですね!蒋介石の銅像が花に囲まれていたり、性別の服装取り替えたデートとか、鱗の生えた李康生とか、場面ごとにユーモアもたっぷりでした。ロビーで聞いていても、あの音楽は噴出しましたよ。(シネヌーヴォは音が洩れるのです)
「楽日」は、劇場を主役にしたその発想に脱帽ですね。
「かもめ食堂」はこれから是非見なくては。ヘルシンキには旅行で行ったことがあるので、屈折した心理ゆえか、ナカナカ見るに至らなかったのです。
はじめまして。またきます (さとり)
2007-02-13 01:37:38
キネ旬はみていない審査員もいるという点でミニシアター系は弱くなるでしょう。楽日に関しては重鎮の宇田川氏が審査に入ってないのは痛いですね。ちなみに宇田川氏は雑誌ロードショーの方で、楽日を1位にしています。

キネ旬で1位は10ポイントなので、この票で10位には入ってきたでしょう。



たいがいの下馬では楽日は10位には入ってましたよ。

新人賞は私もそう思います。

女優賞も監督賞もそう思います。

私はこのブログで楽日を知ったのですが、名作ですね。
おおおおお! (隣の評論家)
2007-02-13 23:02:18
すごいですねん。『楽日』一色ですねん。
俳優部門以外の賞も面白いですねん。

>ジャニュアリー・ジョーンズ (『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』)

すごいなぁ。3月の公開作品でしたよねん。1年間ずーっと印象に残っているというのは、よっぽど好みのタイプだったのですね。
うーん、それくらいしか突っ込みを入れられないヘッポコ・コメントですんません。

あ、でも『西瓜』の傘、素敵ですねん。雨振りって気分も暗くなるから、こういう明るい傘を差して歩きたいです。って、今使っている私の傘も十分明るい傘ですけど。
Unknown (よしと)
2007-02-14 21:13:37
だいたいは同じでしたね。ただ助演男優には「ゆれる」から香川氏を。

そう、新人賞が確かに抜けてましたね。

これは私も「楽日」から三田村氏です。

なんかA型の性格なせいか抜けてるのは気になってしまうので(笑)またアップして、作品賞含めてすっきりとまとめてみてはいかがです?

なかなかですよ。

あとは全てなるほどーの選出ですね。

すばらしい! (かえる)
2007-02-17 17:55:19
こんにちはー。
ほっほっほ。ツァイ・ミンリャン尽くしで嬉しいです♪
フィルメックスで拝見したチェン・シャンチーさんは映画のふてぶてしさとは大違いのアイドルチックにカワイイ方でしたー。こんなに変わるものなんだー、女優さんってすごいなぁとビックリ。
来月には「黒い眼のオペラ」がお目見えでっす。

ベスト・ロケーション賞っていうのはいいですね。
次回からそれ、ぱくらせていただきます。
主題歌賞っていうのもいいですね。
つい最近、グッドナイト&グッドラックのサントラを買っちまいましたー 

私もシアター・イメージフォーラムはすいてて好きですよ。
会員になっているのはイメフォとユーロ&ヴェーラなのです。
ミニシアターでもルシネマやシャンテシネやシネスイッチはなんか落ち着かないんですぅ。
私は明日もイメフォかも。
そういえば、『ハックル』の監督の新作も今年公開されるみたいですねー。
Bianca様 (Ken)
2007-02-18 22:37:44
こんばんは!
『西瓜』のミュージカル・シーンはどれも凄かったですね。あんまり詳しくは書けないですが、だだっ広いトイレのシークエンスなんか唖然。
ツァイ・ミンリャンさんには是非紅白歌合戦で演出して頂きたい。絶対はまると思うんだけどなあ。

『かもめ食堂』は、僕にとっては若干危険な現実逃避映画です。観ている間、会社を辞めてヘルシンキに飛びたくなる瞬間が3回位はありました。
あれ、サブリミナル効果でFinnairの広告とか入ってなかっただろうな(笑)。
さとり様 (Ken)
2007-02-18 22:59:12
こんばんは!
宇田川さん、『楽日』のパンフに寄稿されていた方ですね。改めて読み返してみたら、ボグダノヴィッチの『ラスト・ショー』を引用されていたりしてニンマリしてしまいました(これも大好きな作品です)。

もう少ししたら、ツァイ・ミンリャンのDVDボックスが出ますね。『黒い眼のオペラ』も公開を控えているし、今年もまだまだツァイ・ミンリャンで盛り上がれそうです。
隣の評論家様 (Ken)
2007-02-18 23:20:32
おひさしぶりです!
なんだか最近そちらにお伺いできていなくて申し訳ないです・・・。記事はちょくちょく拝見しているのですが(カラオケ好きっぷりにはビックラしましたです)。

ジャニュアリー・ジョーンズさん、全編で印象的というわけではなかったのですが、とにかくカフェでボーッとしてる姿にやられてしまったのです。こういう瞬間に出会えると、どんなに駄作でも得した気分になりますよね(『メルキアデス~』は作品そのものも素晴らしかったですが)。

ふっふっふ、『西瓜』のミュージカル・シーン、もっとすごいのもあるのです。主演のリー・カンションが役者生命を賭けて(?)変な被り物をしております。
ほんとはそっちの写真を使いたかったのですが自粛してみました。

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