アドマイヤグルーヴの子ドゥラメンテ、圧倒的な性能で皐月賞制覇！！

　今週は牡馬クラシック第一弾の皐月賞でした。しかしドゥラメンテは強かった。
圧倒的、暴力的とも思えたその強さは正に、まさに母親ゆずり。岡部幸雄元騎手曰く、M・デムーロは中山・皐月賞の勝ち方を知っているいつも４コーナーは内を回ってくる。とのことでした。今回も直線入り口では、内から外に無理やり出していく騎乗。しかしそのリスキーな騎乗をしなければならないのがGI、クラシックの大舞台ということ。今回のデムーロ騎手の騎乗は少々強引過ぎましたが、まあ、見事な勝利だったでしょう。しかし、多くの馬の進路を妨害したのはやはりいただけませんね。後味は悪いGIとなりました。
　ドゥラメンテはダービーも勝つようなら、時代に名を残す名馬になるかもしれませんね。豊Jにはポルトドートウィユがいますが、ダービーに向け、京都新聞杯で開花してほしい。従兄弟に負けない力を大舞台で見せてほしい！ティルナノーグも楽しみですがね。

　話は変わり、土曜日の１２レース。豊Jのカネトシビバーチェが前のアイムユアドリームを交わしかかったところ、直線ゴール板の直前で、なんとアイムユアドリームが右鞭で馬体を寄せてきて、菱田騎手が豊Jにタックル(？）してきたのです。これはもちろんアイムユアドリームは降着、菱田騎手には騎乗停止の処置が下されました…
　馬をまっすぐ走らせることができるのが騎手というプロフェッショナル。それができることがターフに出る資格なのでしょうが…信じなれない行為でした。その事で、レースが怖くなってしまい走れなくなる馬もいるかもしれない。騎手を目指したとき描いた夢は、相手騎手にタックルをかますとかそんな勝負じゃなかったでしょうに…

　競馬場でおかしなことをよく見ます。小学生ぐらいの子どもが、競馬新聞を見て、「あー、どっちにしようか迷う～！」などと男の子供特有の甲高い子で叫んでいるのです。父親と思われる男性は、咎めることもなく、横で新聞とにらめっこ。で、なんと子供がマークシートを記入しはじめたのです。そこで父親は子供に対して「締め切られるから早くせーや。」と。多くのJRA職員は横を何度も通っても、見て見ぬふり…購入者が大人ならOKという事なのでしょうが、おいおいと思いました。このあたり何とかしたほうが良いと思いますね。競馬場のモラルが低下が心配です。

　次週はマキシマムドパリ。牝馬戦で開花の可能性も十分に好素材だけに楽しみです。がんばれ豊J！