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あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

西村 玲(1972年6月7日 - 2016年2月2日)

2019-07-10 07:52:54 | 日記
西村 玲(1972年6月7日 - 2016年2月2日)は、日本の思想史研究者。東京都生まれ。公益財団法人中村元東方研究所研究員。日本仏教を中心とした日本思想史・宗教史を専門とする。

東北大学文学部にて佐藤弘夫の指導のもと、日本思想史を学ぶ。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了、文学修士、2004年、東北大学大学院文学研究科博士後期課程を修了(博士(文学))。財団法人東方研究会研究員、日本学術振興会特別研究員等を経て、改めて財団法人東方研究会(後に中村元東方研究所と改称)研究員となる。学術振興会特別研究員時代は、東京大学大学院に研究拠点を置き、末木文美士等の指導を受けた。また、そのうち1年間はプリンストン大学に客員研究員として滞在した。
2009年に「普寂を中心とする日本近世仏教思想の研究」により、第6回日本学術振興会賞を受賞し、その受賞者の中でも特に優れた業績に与えられる日本学士院学術奨励賞も翌年に受賞した。近世仏教史研究の若手研究者として多くの優れた研究業績を残し、晩年は近代仏教思想史にも関心を拡げていた。
2016年2月2日に自殺。生前に親交の深かった佐藤宏宗が住職を務める臨済宗大徳寺派福聚院(福聚禅院)に永眠する。


☆ 多数の研究業績があったにもかかわらず、大学の研究職に就職できない状況が続いたため、衣食住は両親に頼り、非常勤講師やアルバイトで研究費をまかなっていたという。2014年に男性医師と結婚したが、同居生活が破綻。2016年、離婚届を提出したその日に自殺した。「近世仏教史」の若手研究者として期待されていた。しかし、思うような研究環境が整わず、無念の思いであっただろう。心の支えとして、大切に彼女の業績を学んでいきたい。(つかさ)

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