「若い市長を育てよう。」という声がある。しかし、その言葉の裏には大きな落とし穴が隠されていることを忘れてはならない。「若い政治家を育てよう。」なら分かる。しかし、市長とは既に君臨している権力者。ただ一人の執行権者なのだから・・・。
■議員と市長の違い。~議会が決め、市長が実行する。
政治家には私人と公人の2つの立場があるといわれる。そして公人としての政治家にも個人と機関の長という2つの立場がある。議員は個人の政治家であるが、議長は議会全体を代表するし、市長は行政機関全体を代表するのである。つまり市長はハナから個人の政治家ではないし、その立場に着くことのできる政治家は限られている。そして、市長選挙に当選した瞬間から、その人物は機関の長としての重責にさらされることになるのだ。もはや君臨する市政唯一の最高権力者に年齢の老若は関係ない。市政唯一の議決機関たる議会の決定事項を、市長はただ実行することに責任を取ることになる。
■徹底した暴力排除活動は草加市長の責務。
草加市には平成5年2月4日施行の「草加市暴力排除推進協議会会則」が存在している。その第一条目的には「この会は、市内の関係機関、団体及び市民等が総力を結集して徹底した暴力排除活動を展開し、暴力のない、明るい、住みよいまちづくりを推進することを目的とする。」とある。そして第六条役員には「会長は、草加市長の職にある者をもって充てる。」とある。さらに、平成8年5月30日告示の「草加市建設工事等に係る暴力団排除措置要綱」第一条目的には「この要綱は、市が発注する建設工事等の契約の適正な履行を確保するため、有資格業者若しくは有資格業者の役員等が、暴力団関係者であること又は暴力団関係業者を利用していることが明らかな場合における指名除外等の措置について、必要な事項を定めることを目的とする。」とある。徹底した暴力排除活動は草加市長の責務なのだ。
■不信任案採決のポイント①~機関たる市長としてどうだったのか。
今回の市長不信任案の採決のポイントは、自ら「草加市暴力排除推進協議会」会長として埼玉県警察本部などの関係機関と連携し、草加市から徹底して暴力排除活動を展開するべき立場であった行政機関の長たる市長として、組織暴力団組長である藤沢一賀被告と個人的に携帯電話で連絡を取り合う関係を5年間にも渡って続けてきたのみならず、排除されるべき暴力ではなく、公共工事を請け負う善良な企業の方を指名除外していたことが許されるのかという視点。
■不信任案採決のポイント②~議会に対する背信行為と嘘(うそ)。
今回の市長不信任案の採決のもうひとつのポイントは、昨年12月議会に提案された藤沢被告に対する約104万円の損害賠償金の支払いを議会が承認する議案説明のなかで、既に再三に渡って公共工事現場で因縁(いんねん)を付けてきた暴力団である藤沢一賀被告を「一般市民」だと説明し、一方でさらなる因縁を回避するために木下市長自らが指示して、議会承認を得ずして既に約104万円の損害賠償金の全額を藤沢氏に支払い済みであることを100条委員会の調査で明らかになるまで、報告しなかったことで生じた議会と市長との信頼関係の亀裂をどう評価するかという視点。
■不信任案採決のポイント③~執行権者としての問題解決能力の欠如。
市長不信任案の採決の最後のポイントは、議会の議決事項を誠実に実現していく行政機関の長=執行権者としての問題解決能力をどう評価するかという視点である。「問題を起こさない限り、(暴力団藤沢被告を)一般市民として扱うように。」と指示していた木下市長の言葉に、草加市から徹底して暴力を排除しようとする覚悟は見られない。「不当要求対応マニュアル」など、決め事をしておきながら、それらを実行することが出来ない。366床の新病院の建設に掛かる契約事項や予算を議会に認めてもらっても、次々と起きる経営の問題を解決することが出来ない。24万都市である草加市の自治体運営には諸問題に対する「当事者意識」と「問題解決能力」が不可欠だという視点。
■若き政治家を育てることと市長としてのけじめ。~明確な区別が必要だ。
私にとって木下博信という人物は個人的には弟のような存在である。私自身の2期目の選挙の直前に、私自身が口説いて彼を政治の世界に引き入れた。私も16年前に28歳で市議会議員に初当選させていただいてから、多くの支援者の皆さまの手で、お育ていただいたから、木下市長にもそのような人々が居ることが分かる。しかし草加市長としての木下博信は、行政機関の長として暴力の影響を草加市政に持ち込んでしまった。このことは市長として失格であることを認めざるを得ない。
私も同じくまだまだ政治家としては未熟である。政治家として学ばなければならないことや経験は目の前に山ほど積まれたままだ。でも、そんな若き政治家たちを育ててくれようとする人々が居る限り、政治家は死なないと私は信じている。
木下博信氏。仮に貴方が市長としてのけじめをつけて、市長としての職を辞すことがあったとしても、その個人の政治家としての良心と良識が失われない限り、貴方の本物の支援者たちは貴方をけっして見捨てないと貴方は信じられるだろうか。
これを24日の不信任案採決を目前に控えた、私の最後のメッセージにしたい。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
■議員と市長の違い。~議会が決め、市長が実行する。
政治家には私人と公人の2つの立場があるといわれる。そして公人としての政治家にも個人と機関の長という2つの立場がある。議員は個人の政治家であるが、議長は議会全体を代表するし、市長は行政機関全体を代表するのである。つまり市長はハナから個人の政治家ではないし、その立場に着くことのできる政治家は限られている。そして、市長選挙に当選した瞬間から、その人物は機関の長としての重責にさらされることになるのだ。もはや君臨する市政唯一の最高権力者に年齢の老若は関係ない。市政唯一の議決機関たる議会の決定事項を、市長はただ実行することに責任を取ることになる。
■徹底した暴力排除活動は草加市長の責務。
草加市には平成5年2月4日施行の「草加市暴力排除推進協議会会則」が存在している。その第一条目的には「この会は、市内の関係機関、団体及び市民等が総力を結集して徹底した暴力排除活動を展開し、暴力のない、明るい、住みよいまちづくりを推進することを目的とする。」とある。そして第六条役員には「会長は、草加市長の職にある者をもって充てる。」とある。さらに、平成8年5月30日告示の「草加市建設工事等に係る暴力団排除措置要綱」第一条目的には「この要綱は、市が発注する建設工事等の契約の適正な履行を確保するため、有資格業者若しくは有資格業者の役員等が、暴力団関係者であること又は暴力団関係業者を利用していることが明らかな場合における指名除外等の措置について、必要な事項を定めることを目的とする。」とある。徹底した暴力排除活動は草加市長の責務なのだ。
■不信任案採決のポイント①~機関たる市長としてどうだったのか。
今回の市長不信任案の採決のポイントは、自ら「草加市暴力排除推進協議会」会長として埼玉県警察本部などの関係機関と連携し、草加市から徹底して暴力排除活動を展開するべき立場であった行政機関の長たる市長として、組織暴力団組長である藤沢一賀被告と個人的に携帯電話で連絡を取り合う関係を5年間にも渡って続けてきたのみならず、排除されるべき暴力ではなく、公共工事を請け負う善良な企業の方を指名除外していたことが許されるのかという視点。
■不信任案採決のポイント②~議会に対する背信行為と嘘(うそ)。
今回の市長不信任案の採決のもうひとつのポイントは、昨年12月議会に提案された藤沢被告に対する約104万円の損害賠償金の支払いを議会が承認する議案説明のなかで、既に再三に渡って公共工事現場で因縁(いんねん)を付けてきた暴力団である藤沢一賀被告を「一般市民」だと説明し、一方でさらなる因縁を回避するために木下市長自らが指示して、議会承認を得ずして既に約104万円の損害賠償金の全額を藤沢氏に支払い済みであることを100条委員会の調査で明らかになるまで、報告しなかったことで生じた議会と市長との信頼関係の亀裂をどう評価するかという視点。
■不信任案採決のポイント③~執行権者としての問題解決能力の欠如。
市長不信任案の採決の最後のポイントは、議会の議決事項を誠実に実現していく行政機関の長=執行権者としての問題解決能力をどう評価するかという視点である。「問題を起こさない限り、(暴力団藤沢被告を)一般市民として扱うように。」と指示していた木下市長の言葉に、草加市から徹底して暴力を排除しようとする覚悟は見られない。「不当要求対応マニュアル」など、決め事をしておきながら、それらを実行することが出来ない。366床の新病院の建設に掛かる契約事項や予算を議会に認めてもらっても、次々と起きる経営の問題を解決することが出来ない。24万都市である草加市の自治体運営には諸問題に対する「当事者意識」と「問題解決能力」が不可欠だという視点。
■若き政治家を育てることと市長としてのけじめ。~明確な区別が必要だ。
私にとって木下博信という人物は個人的には弟のような存在である。私自身の2期目の選挙の直前に、私自身が口説いて彼を政治の世界に引き入れた。私も16年前に28歳で市議会議員に初当選させていただいてから、多くの支援者の皆さまの手で、お育ていただいたから、木下市長にもそのような人々が居ることが分かる。しかし草加市長としての木下博信は、行政機関の長として暴力の影響を草加市政に持ち込んでしまった。このことは市長として失格であることを認めざるを得ない。
私も同じくまだまだ政治家としては未熟である。政治家として学ばなければならないことや経験は目の前に山ほど積まれたままだ。でも、そんな若き政治家たちを育ててくれようとする人々が居る限り、政治家は死なないと私は信じている。
木下博信氏。仮に貴方が市長としてのけじめをつけて、市長としての職を辞すことがあったとしても、その個人の政治家としての良心と良識が失われない限り、貴方の本物の支援者たちは貴方をけっして見捨てないと貴方は信じられるだろうか。
これを24日の不信任案採決を目前に控えた、私の最後のメッセージにしたい。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
しかし、それはそれとして、24日の不信任決議案には必ず賛成してください。直前に議場を退出して棄権、あるいは最初から欠席、さらには議場にいながら反対なんてことは、絶対にやめてください。男を下げるだけですよ。
後になってから「私はブログで木下市長に辞職を勧告したが、団長として会派の決定に苦渋の思いで従った」なんて言い訳は聞きたくないですからね。議員は評論家ではない。どんなに解説がうまくても、行動が伴わなければ失格ですよ。前回、7つものコメントがつけられていましたが、あんなのは氷山の一角です。市民がどれほど今回の市長と暴力団との癒着に怒っているか、特に保守系の市議はもっと真剣に考えるべきです。
草加市の議会中継は、議会の答弁のやりとり
だけでなく、各議員さん達の様子がハッキリ
と判る様に改善して欲しいと思います。
以前、議員さんの議会への出欠を知りたくて
そう書きました。
今回は、一市民さんの言う”議場の退室”は想定していませんでしたので、是非お願いしたいところです。
不信任決議に賛成して成立させて下さい。
罪を憎んで人を憎まずという言葉があります。
彼の全人格を否定するのではないのです。
市長として市民を裏切る致命的な行動をとってきたことに対するペナルティーです。
暴力のない平和な草加を願う市民としては、新しい市長の誕生を心から望んでいます。
また、市長以外に連絡を取ったりしていて自分大切さに暴力に臨むことができないような方はいないでしょうね!
更に、そこまで守ろうとする方々の考えをぜひ市民の前で説明してください。
瀬戸さんだけを攻めているのではありませんが自民党議員団及びいまだに市長を守ろうとする自民党支部有識者の皆さんこれ以上恥をかかないよう良識ある判断を期待します。
言っておくけど、前回の市長選挙で木下市長を強く押したのは、自民党よりも民主党の国会議員と南1区選出の県会議員なんです。
それを言ったら彼らにも責任があるのです。
自民党の草加では当時別の候補擁立に動いたものの国会議員の鶴の一声で引っ込めた経緯があります。
私の知っている人が木下市長と一緒になっていろいろと市立病院の事などで仕事しましたが、彼はとにかく根回しが下手です。
婦人科の問題は医師不足と市立病院の医局の
内乱が市民に迷惑をこうむった。これは関係者の方なら殆ど知っている事です。
それでも子育て対策にはお子さんが生まれた為か本当に熱心に取り組まれておりました。
しかし、今回の一件が暗い影を落としたことは紛れもない事実です。かといって不信任案が否決されれば、市議会も解散というリスクを背負う事になります。
しかし、木下氏以上にリーダーシップを発揮できる人がいるのだろうか?
仮に市長選で保守系候補が乱立して革新系市長が誕生しても市民生活はさほど変わらないと思います。
いずれにしても、今後捜査当局もこの件に関して本腰入れるでしょうから少し冷静になって客観的に経過を見る必要があると自分はおもいます。
団長として、力不足ではないのか?
不信任案に反対した、
鈴木、浅井、切敷、小川、飯田、小沢、吉澤、中村、石村、斉藤
この人達に、市議会議員の資格は無い。
今すぐ、辞職すべき。
このままでは草加市はゴッサムシティになります。
こうなったら市民の方からリコール運動でも起こしますか?
不信任案に反対した10名の市議には是非次の選挙で落選してもらい、その責任を自覚してもらいましょう。
残念ですがやはり、上記の方々の利権はぬぐえませんでしたね。
それぞれの立場はあるのでしょうが暴力と市政との関わりを認めた方々として我々市民は認識させていただきます。
また、色々な団体やそれに準じた人たちがあなた方を利用していきますよ。こんな草加がまだまだ続くんですね・・。
今まで一言も話してない方が最後に不信任反対の討論!読み上げるのもやっと・・誰がつくったんですか!
結局自由市民クラブの意見を
まとめることができなかった
瀬戸さんあなたにも責任があると
思います。
あなたが団長として自由市民クラブの
意見を一致させれば可決だったわけで…
本当に残念です。
しかし、責めるべきは不信任案に反対した議員です。
改革を推進している瀬戸氏を団長だからと責めてはいけないと思います。
ここで瀬戸氏たちを責めては、市長派の思うつぼ。
改革が遠のくばかりです。
今は瀬戸氏や改革派を応援するときと思います。
さらにがんばってください。