"SNS" とは、 "Social Networking Site" のことで、「社会をつなぐインターネット上の場所」という意味です。これには誰でも参加できる "Open Site" と会員同士の紹介を通じて入会することによって参加できる "Closed Site" の2つの種類があります。私が最近はじめた "mixi" は後者のクローズド・サイトです。
■これまでのインターネットでは出来なかったこと・・・
これまでも、私は自分のホームページや掲示板、ブログなど、いろいろな機会を通して、不特定多数の皆さんに情報を提供し、同時に、不特定多数の皆さんの声が聞きたいと色々とチャレンジしてきました。
しかし例えば、ホームページ上の掲示板ですと、「匿名」で「誹謗・中傷」これは私個人に対するものだけではなく、特定の個人や団体に関わるものであったりしましたが、正直、悪意を感じるモノが多く、一度は電子掲示板をクローズしたこともあります。
最近では、ポルノサイトへのリンクと画像を貼り付ける方々もいて、本当に困っていました。
■「匿名性」と「実名性」のほどよいバランス
その点、このクローズドな、mixiをはじめとするSNSは、ちょうど「匿名性」と「実名性」の両方を兼ね備えているため、どんな方でも、自分がどういった人物で、どのような人間関係の中に居て、どんなコミュニティに所属しているかが分かるシステムなので、みんな自分の発言にきちんと責任をとることになります。
ほとんどの参加者がペンネームのようなニックネームをサイトでは利用していますが、私は実名を使っています。これは、SNSの先進国、「アメリカ」や「韓国」では、ほとんどの参加者が「実名」でSNSに参加しているというのが現実で、自分もそのようにしてみようと思ったというのが一つめ、もう一つは、自己開示をする目的からそのように決めました。
■実名で参加する理由①~自分自身を客観的に観る
正直、実名で参加することには、皆さんから直接的な非難や誤解を招いた場合のリスクを考えないでもありませんでしたが、市議会議員として発言することによって、自分自身が政治家のはしくれとして標榜してきた「政策主導の対話型の政治」が実現できるのではないかと考えています。
さらに、実名と公職にある立場を明確にすることによって、自分自身の発言にかなりの責任が伴い、直接的な反響も得られますから、自分自身を、客観的に見られるという最大のメリットがあります。これは、自分自身の議会などでの公的な発言にバランス感覚を与えてくれますから、とても有意義です。
■実名で参加する理由②~政治参加の有効感覚を感じてほしい
現在、"mixi" に私が立てたトピック「獨協大学前駅への改名について」が大きな反響を頂いています。獨協大学が東武鉄道に駅名改名のための活動をはじめたらしいと、もし自分が実名を名乗らず、市議会議員であるという事実も隠してこのトピックを起こしたとしたら、自分が市議会議員として知り得た情報のすべてを「伝聞形式」で書き込まなければならなくなりますし、それでは発言の真意は伝わりづらくなってしまいます。また、参加する皆さんの声が本当に市政に届くかどうか皆さんにも実感していただけなくなり、市政参加の有効感覚が持てなくなるでしょう。
もちろん、市政参加は強制ではなく、皆さんの選択によるものですが、少なくとも、SNSでの議論は私の意思形成に少なからぬ影響がありますから、必ず草加市政に反映されていくのです。
■「政策主導の対話型の政治」を標榜しながら・・・
公職選挙法との兼ね合いを心配する方も出てきていますが、現在、政治家と有権者をむすび、これまで物理的に難しかった「政策主導の対話型の政治」を実現していくためにSNSはとても有意義であると多くの人々が気づき始めていますので、これに政治家が参加することを禁止する流れにはならないでしょう。むしろ、公職選挙法は単に、利益誘導による組織票を戒め、選良である政治家が一人ひとりの有権者と対話することによって、相互のコミュニケーションを活性化し、もってデモクラシーの発展に寄与しうるSNSの可能性を肯定的に捕らえていくことになるでしょう。
これらSNSの情報の海の中で、おぼれずに必要な情報を的確に取得していくテクニックがこれからの世代に必要な能力になっていくと私も感じます。
やっぱり、これってスゴイ!と思います。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
ブログテーマ:SNS、ソーシャル・ネットワーキング・サイト、Social Networking Site、mixi、デモクラシーの活性化、対話型の政治、コミュニケーションの活性化
■これまでのインターネットでは出来なかったこと・・・
これまでも、私は自分のホームページや掲示板、ブログなど、いろいろな機会を通して、不特定多数の皆さんに情報を提供し、同時に、不特定多数の皆さんの声が聞きたいと色々とチャレンジしてきました。
しかし例えば、ホームページ上の掲示板ですと、「匿名」で「誹謗・中傷」これは私個人に対するものだけではなく、特定の個人や団体に関わるものであったりしましたが、正直、悪意を感じるモノが多く、一度は電子掲示板をクローズしたこともあります。
最近では、ポルノサイトへのリンクと画像を貼り付ける方々もいて、本当に困っていました。
■「匿名性」と「実名性」のほどよいバランス
その点、このクローズドな、mixiをはじめとするSNSは、ちょうど「匿名性」と「実名性」の両方を兼ね備えているため、どんな方でも、自分がどういった人物で、どのような人間関係の中に居て、どんなコミュニティに所属しているかが分かるシステムなので、みんな自分の発言にきちんと責任をとることになります。
ほとんどの参加者がペンネームのようなニックネームをサイトでは利用していますが、私は実名を使っています。これは、SNSの先進国、「アメリカ」や「韓国」では、ほとんどの参加者が「実名」でSNSに参加しているというのが現実で、自分もそのようにしてみようと思ったというのが一つめ、もう一つは、自己開示をする目的からそのように決めました。
■実名で参加する理由①~自分自身を客観的に観る
正直、実名で参加することには、皆さんから直接的な非難や誤解を招いた場合のリスクを考えないでもありませんでしたが、市議会議員として発言することによって、自分自身が政治家のはしくれとして標榜してきた「政策主導の対話型の政治」が実現できるのではないかと考えています。
さらに、実名と公職にある立場を明確にすることによって、自分自身の発言にかなりの責任が伴い、直接的な反響も得られますから、自分自身を、客観的に見られるという最大のメリットがあります。これは、自分自身の議会などでの公的な発言にバランス感覚を与えてくれますから、とても有意義です。
■実名で参加する理由②~政治参加の有効感覚を感じてほしい
現在、"mixi" に私が立てたトピック「獨協大学前駅への改名について」が大きな反響を頂いています。獨協大学が東武鉄道に駅名改名のための活動をはじめたらしいと、もし自分が実名を名乗らず、市議会議員であるという事実も隠してこのトピックを起こしたとしたら、自分が市議会議員として知り得た情報のすべてを「伝聞形式」で書き込まなければならなくなりますし、それでは発言の真意は伝わりづらくなってしまいます。また、参加する皆さんの声が本当に市政に届くかどうか皆さんにも実感していただけなくなり、市政参加の有効感覚が持てなくなるでしょう。
もちろん、市政参加は強制ではなく、皆さんの選択によるものですが、少なくとも、SNSでの議論は私の意思形成に少なからぬ影響がありますから、必ず草加市政に反映されていくのです。
■「政策主導の対話型の政治」を標榜しながら・・・
公職選挙法との兼ね合いを心配する方も出てきていますが、現在、政治家と有権者をむすび、これまで物理的に難しかった「政策主導の対話型の政治」を実現していくためにSNSはとても有意義であると多くの人々が気づき始めていますので、これに政治家が参加することを禁止する流れにはならないでしょう。むしろ、公職選挙法は単に、利益誘導による組織票を戒め、選良である政治家が一人ひとりの有権者と対話することによって、相互のコミュニケーションを活性化し、もってデモクラシーの発展に寄与しうるSNSの可能性を肯定的に捕らえていくことになるでしょう。
これらSNSの情報の海の中で、おぼれずに必要な情報を的確に取得していくテクニックがこれからの世代に必要な能力になっていくと私も感じます。
やっぱり、これってスゴイ!と思います。
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
ブログテーマ:SNS、ソーシャル・ネットワーキング・サイト、Social Networking Site、mixi、デモクラシーの活性化、対話型の政治、コミュニケーションの活性化
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