川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

無残、自民党の末路

2009-08-30 15:18:47 | 政治・社会
 先ほど「月」の遺骨が我が家に帰ってきました。今朝、出棺し、ペット葬儀社の手で火葬に付されたのです。喪主の娘は働きに出ているので妻が受け取り、遺影と庭に咲いている秋海棠の花を飾ってやりました。夕べ僕は不在で帰ったのは深夜1時ごろでしたが、娘と妻はお通夜ということで「月」の思い出を語り合ったようです。「月」の元気だったころのアルバムが2冊食卓の上にありました。
 「月」とともに過ごした日々が今はもう懐かしく感じられます。
  
  さようなら、「月」


 以下は昨日の出来事です。


 正午ころのことです。玄関で「こんにちは」と声がするので出て行ってみたら中年の?女性が「●●の娘です。父をよろしくお願いします」といってビラなどを手渡され、足早に去っていきました。●●はこの選挙区の自民党の公認候補のフルネームです。一瞬の出来事であっけにとられました。
 もっらったものはビラ3種類と名刺でした。
 ①埼玉県選管の証書を貼った●●候補のビラ。
 ②「労働組合が日本を侵略する日 民主党にだまされるな!」などと大書した自民党のビラ。
 ③「民主党と労働組合の革命計画」などと大書した自民党のビラ。
 ④●●候補の名刺。表面下に女性のフルネームが印刷されている。

 これは公選法で禁止されている戸別訪問に該当するのではないかと判断して僕はすぐに二箇所に電話して事実を伝えました。。
 ①川越市選挙管理委員会 戸別訪問にあたり違法だとのことで候補者事務所に連絡するとの返事。
 ②川越警察署 選挙違反の疑いがあるとのことで後刻、刑事が来宅しビラなどをもって行きました。この際、別棟の郵便ポストにもビラ等が投げ入れてあるのを確認。ここにも名刺が入っていましたが表面下に印刷されている女性名は候補者と同姓で、渡されたものとは違います。
 明らかに選挙違反だが警察は選挙に干渉してはいけないのですぐに何らかの対応をするわけにはいかないといって帰っていきました。

 本当に娘さんかどうかはわかりませんがなんだかとても惨めな感じがします。今回の選挙ではこの候補の不利が伝えられており、自民党の年齢制限で比例区には名簿搭載されていません。必死なのはわかりますがこの候補の事務所はしていいことと悪いことの区別もつかないのでしょうか。こういう人が国会議員を永くやってきたのです。

 唖然とするのは置いていった自民党のビラの内容です。民主党が政権をとれば日教組の言うなりになり、「愛国心のない国をつくり、社会主義化しようとしています」などと臆面もなく書いてあります。事実に基づかない謀略ビラとでも言うほかはありません。
 いまどきこんなビラは逆効果かとも思いますが、時の政権党の選挙向けの公式ビラだと思うといささかぞうっとします。敗戦直後の「革命」がささやかれたころの謀略ビラかと思うほどです。こんなことを党を挙げてやっているとしたらなんとしてもこの党に鉄槌を下さなければなりません。この国の自由と民主主義の灯を守り抜くために。僕は麻生太郎を絶対に許さないぞと初めて思いました。


 夕方から東京・荒川区三河島の呉さん宅で「木苺舎」オモニ学校の時代の関係者が集まり久々に交流しました。当時、生徒だったオモニ(お母さん)たちの姿もあり、この半世紀の人生の物語に思わず耳を傾けました。戦後、韓国から親を訪ねて密航してきた人や結婚で来日した人たちでで、H さんやSさんなどに日本語の読み書きを習いました。
 おのおのが人生の話をできる年頃になったのでしょう。遠慮なく自分をさらけ出しています。その後の議論にはこれからを悔いなく精一杯生きたいという願いが感じられ僕もその輪に加えてもらいました。
 かけがえのない一人ひとりの物語を記録し、子孫に伝えていくにはどうしたらいいのか。いつもながら考えることです。