昨日は一日中雨模様でゆっくり休みました。余韻が冷めないうちに一昨夜の至福のひとときのことを書いておきます。
8月1日(土)曇り
多美子さんからメールがあって、旧1Gのクラス会を8月にやりたいが、いつがいいかと聞かれたのは7月12日のことです。高校を卒業して8年かかってこの4月から念願の水族館勤務になった桂子さんと久しぶりに会った席上で決めたことのようです。
8月1日と聞いて驚くやら(早すぎる)嬉しいやらで心待ちにしていました。クラス会というと、幹事さんは名簿を作り、手紙で案内と返信はがきを送ったものです。近頃の携帯世代はそのようなことはせず、メールと電話で情報をやりとりしているようです。
「7時から新宿の居酒屋」ということなので昼寝をたっぷりして妻と2人で出かけました。集う人8人(敬称略)。ミニクラス会です。
多美子 桂子 綾子 真佑子 智子 佑一 翔平 崇浩
これが教員生活最後のHR担任だという思いを抱いてこれらの人々と出会ったのは98年4月のことです。他のクラスと同じように「倫理」を担当したので、ぼくがどういう人であるかは徐々に理解してもらえたでしょう。
クラスノートを順番に家に持ち帰ってもらって、みんなに「自分」を書いてもらいました。一年で三冊くらいになったのではなかったかと思います。ぼくにはちんぷんかんぷんの話題が豊富でした。仲のよいクラスになっていきました。
2学期の終了時に大島に2泊3日の旅をしました。健介くんがみんなで旅をしたいと発案して、ぼくに協力を求めたのです。大島温泉ホテル泊まりの格安のツアーを見つけて実施しました。大島高校OBが色々と応援してくれました。
この人たちと日々を大切に過ごした記憶はありますが格別のことといえばこの旅行ぐらいです。保護者の了解を得た私的な旅行です。高知への帰省を前にした忙しい時期でしたが、妻も同行して子どもたちと交流しました。誰の心の中にも楽しい思い出が刻まれたようです。
1Gを解体してから10年が経ちました。高校を卒業してからは8年です。大半の人とはぼくが定年を迎えた8年前に同じ新宿でお祝いをしてもらって以来の再会です。
1人1人に人生の話をしてもらいました。今年27になります。ぼくが結婚した年齢です。仕事、恋愛・結婚が話題の中心です。遠慮のないやりとりが続きます。誰もがはじめて聞く話が多いようです。
会社員・警察官・小学校教員・通信制高校サポート校教員・看護婦・医療事務員・水族館職員…。それぞれが自分らしい人生を求めて精一杯に生きてきたことがわかります。
高校生の時からこれと決めて力を付けて来ながら、この不況下で希望の仕事に就けていない人もいます。悶々とした気持を抱えながら持ち前のバイタリティで展望を切りひらこうとしています。高一の3学期から転校して来てこのクラスの一員になった人です。
魅力的な女性になったなあ、しっかりした青年に育ってきたなあ…。ぼくはまるで自分の「秘蔵っ子」が世に出て活躍し始めたように感じました。誰もが自分なりの努力を重ねる中で自信らしきものと優しさとを身につけて頼もしくなってきています。
この会を呼びかけてくれた多美子さんは、昔からみんなを結びつける中心にいる人です。アフリカの人たちとの出会いが自分の生き方の原点だと言います。学校づくりなどに協力したいと考えています。高一の時「we are the world」の勉強をしたことがきっかけになっているのかも知れません。
新婚さんです。学生の時に世話になったケニヤの「両親」から、結婚式にメッセージが届いたそうです。「わが娘」と受け入れてくれた人の気持ちがぼくにもわかります。積極的な行動の根っこにある、人を思う気持ちに気づいて愛おしくなるのはどなたも同じでしょう。
今日が僕たちの結婚記念日だと話したらしばらくして「41周年おめでとう」というチョコレートの文字で飾られたケーキが届きました。多美子さんの機転に違いありません。こんなに喜んで祝ってもらった体験はありません。妻に改まって礼を言いました。片肺でもローソクの灯を吹き消す力は何とか残っていました。みんな本当にありがとう。
気づいたら11時半です。昼寝の成果だとはいえ、ぼくもなかなかの者です。若者たちの街・新宿で真夜中まで過ごしたのです。1人1人と固い握手をして別れました。これをきっかけにして1人1人とより深く出会うことが出来るかもしれません。楽しみです。
神奈川から駆けつけているという次郎くんはまだ着きません。みんなはカラオケで二次会のようです。
8月1日(土)曇り
多美子さんからメールがあって、旧1Gのクラス会を8月にやりたいが、いつがいいかと聞かれたのは7月12日のことです。高校を卒業して8年かかってこの4月から念願の水族館勤務になった桂子さんと久しぶりに会った席上で決めたことのようです。
8月1日と聞いて驚くやら(早すぎる)嬉しいやらで心待ちにしていました。クラス会というと、幹事さんは名簿を作り、手紙で案内と返信はがきを送ったものです。近頃の携帯世代はそのようなことはせず、メールと電話で情報をやりとりしているようです。
「7時から新宿の居酒屋」ということなので昼寝をたっぷりして妻と2人で出かけました。集う人8人(敬称略)。ミニクラス会です。
多美子 桂子 綾子 真佑子 智子 佑一 翔平 崇浩
これが教員生活最後のHR担任だという思いを抱いてこれらの人々と出会ったのは98年4月のことです。他のクラスと同じように「倫理」を担当したので、ぼくがどういう人であるかは徐々に理解してもらえたでしょう。
クラスノートを順番に家に持ち帰ってもらって、みんなに「自分」を書いてもらいました。一年で三冊くらいになったのではなかったかと思います。ぼくにはちんぷんかんぷんの話題が豊富でした。仲のよいクラスになっていきました。
2学期の終了時に大島に2泊3日の旅をしました。健介くんがみんなで旅をしたいと発案して、ぼくに協力を求めたのです。大島温泉ホテル泊まりの格安のツアーを見つけて実施しました。大島高校OBが色々と応援してくれました。
この人たちと日々を大切に過ごした記憶はありますが格別のことといえばこの旅行ぐらいです。保護者の了解を得た私的な旅行です。高知への帰省を前にした忙しい時期でしたが、妻も同行して子どもたちと交流しました。誰の心の中にも楽しい思い出が刻まれたようです。
1Gを解体してから10年が経ちました。高校を卒業してからは8年です。大半の人とはぼくが定年を迎えた8年前に同じ新宿でお祝いをしてもらって以来の再会です。
1人1人に人生の話をしてもらいました。今年27になります。ぼくが結婚した年齢です。仕事、恋愛・結婚が話題の中心です。遠慮のないやりとりが続きます。誰もがはじめて聞く話が多いようです。
会社員・警察官・小学校教員・通信制高校サポート校教員・看護婦・医療事務員・水族館職員…。それぞれが自分らしい人生を求めて精一杯に生きてきたことがわかります。
高校生の時からこれと決めて力を付けて来ながら、この不況下で希望の仕事に就けていない人もいます。悶々とした気持を抱えながら持ち前のバイタリティで展望を切りひらこうとしています。高一の3学期から転校して来てこのクラスの一員になった人です。
魅力的な女性になったなあ、しっかりした青年に育ってきたなあ…。ぼくはまるで自分の「秘蔵っ子」が世に出て活躍し始めたように感じました。誰もが自分なりの努力を重ねる中で自信らしきものと優しさとを身につけて頼もしくなってきています。
この会を呼びかけてくれた多美子さんは、昔からみんなを結びつける中心にいる人です。アフリカの人たちとの出会いが自分の生き方の原点だと言います。学校づくりなどに協力したいと考えています。高一の時「we are the world」の勉強をしたことがきっかけになっているのかも知れません。
新婚さんです。学生の時に世話になったケニヤの「両親」から、結婚式にメッセージが届いたそうです。「わが娘」と受け入れてくれた人の気持ちがぼくにもわかります。積極的な行動の根っこにある、人を思う気持ちに気づいて愛おしくなるのはどなたも同じでしょう。
今日が僕たちの結婚記念日だと話したらしばらくして「41周年おめでとう」というチョコレートの文字で飾られたケーキが届きました。多美子さんの機転に違いありません。こんなに喜んで祝ってもらった体験はありません。妻に改まって礼を言いました。片肺でもローソクの灯を吹き消す力は何とか残っていました。みんな本当にありがとう。
気づいたら11時半です。昼寝の成果だとはいえ、ぼくもなかなかの者です。若者たちの街・新宿で真夜中まで過ごしたのです。1人1人と固い握手をして別れました。これをきっかけにして1人1人とより深く出会うことが出来るかもしれません。楽しみです。
神奈川から駆けつけているという次郎くんはまだ着きません。みんなはカラオケで二次会のようです。