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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

T・Kさんコメントありがとう。

2009-08-04 21:24:40 | こどもたち 学校 教育
【川越だより】のアクセス・ランキング


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過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)


日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2009.07.26 ~ 2009.08.01 4001 PV 1590 IP 4289 位 / 1268909ブログ
2009.07.19 ~ 2009.07.25 3654 PV 1535 IP 4748 位 / 1265428ブログ
2009.07.12 ~ 2009.07.18 4210 PV 1597 IP 4528 位 / 1262153ブログ


T・Kさんコメントありがとうございます。元気に活躍されているようで何よりです。

 あなたのいうS・Y校をリタイヤーして2年あまりがたちました。この学校での5年間は退職後の嘱託という立場でありましたのでぼくは社会科の職員の方々とも深く付き合うこともせず、授業を担当する生徒たちとの関係のみを大切にして過ごしました。この学校の教員ではありますが学校のあり方に責任をもてる立場ではないと考えたからです。
 この点、進路指導室に机を与えられたことは大変好都合でありがたいことでした。世情には疎くなりますが教育相談などを通じて子どもたちと深く関わる職員の方々の姿が近くにありました。T・Kさんもその1人です。
 
様々な事情から不登校を体験したり、心を病むところまで追いつめられた子どもたちがいました。ぼくは「倫理」を担当していてこの困難な時代をどう生きたらよいかを考える重責を担っています。
 しかし、ぼくに出来ることはほとんどなく、子どもたちの声に耳を傾けること、子どもたち同志が胸襟を開いて話し合う場を授業の内外に作っていくことに努めました。半期毎に「自己を表現する」時間を作り、2年目だったかに生徒の手でcircle of hearts と名付けられたひろば(同好会)が誕生しました。

 現代社会と学校の闇は深く、救急施設として高知のコニヤンの教育研究所や東京のS・Y高のようなひろばや学校が子どもたちには必要です。そこで働く人たちが子どもたちの現実から深く学び、彼らと共に生きていく道筋を探求する心と力を身につけていかなければなりません。
 能力主義・競争至上主義が教育の世界でも幅を利かせている時代です。そういう時代に育った人が教員になっていくのですから、木に縁(よ)って魚を求めるようなことかも知れません。でも、諦めることはありません。先日の1Gのクラス会で会ったぼくの生徒だった人の中にもそのような歩みを始めている人がいます。いつの時代でも少数ではあっても自分を大切にして生きようとする人はいるものです。

 私たち年をとった者たちも大崎博澄さん(前高知県教育長)のようにはっきりした旗を掲げ自分らしい道を歩いていきたいものです。それがどこかで若い人たちを励ますことになるかも知れません。

 T・Kさんは学校の中核を担う年頃です。こういわれます。
 
 「促成栽培用の化学肥料や除草剤を使わないで水と光を注いで土を耕す旧来の方法で人と付き合っていこうと思います」。

 ご自分の生き方を大切にして子どもたちとともにどこまでも歩いて行ってください。

 どこかで出会うことがあるのを楽しみにしています。

 それにしてもS・Y校にどんな変化が起きているのでしょう。「モラルに悖る」ということですから学校の存立にかかわることでしょう。S・Y校にたどりついて自己確立の道を歩み始めた多くの子どもたちのことを思うと聞き捨てならないことです。