燕(乙鳥;玄鳥;岩燕;初燕。3~4月頃全国に渡来して、家の軒先に巣を作って子を育て、10~11月頃暖かい南方に帰ってゆく。雀と共に最も身近にいる鳥である。今朝2羽の燕が飛来して来た。1階のタクシーの駐車場には毎年十数カ所に巣を作るので、基盤は年中の残されているので、またたく間に巣は出来あがる。昨日燕が来たか、覗いたがなかつたが、一日違いの来客でした。今朝の気温は、22℃で暖かい。燕も敏感に季節の変わりを測るようだ。「繽粉と飛燕の空となりにけり 川端茅舎」「燕来る軒の深さに棲みなれし 杉田久女」「燕の飛びどまりし白さかな 松本たかし」「つばくらめ父を忘れて吾子伸びよ 石田波郷」「春すでに高嶺未婚のつばくろめ 飯田龍太」「初燕何時もなにかに追われゐる 根岸善雄」。駐車場の横に仙川の源流があり、川の側面に菜の花が満開で、水鳥が10羽前後泳いでいる。4~500㎡下流には、錦鯉が沢山いる清流である。(おいでませ 燕の夫婦 幸せに ケイスケ)