政府が動く「STAP問題」。STAP論文問題を受け、理化学研究所を新設の「特定国立研究開発法人」に指定する法案が、今国会で成立困難な状況に追い込まれている。不正を招いた理研の指定に、政府が難色を示している。「理研のガバナンス(組織統治)体制の再構築や原因究明の状況を見たうえでなければならない。問題のメドがたたないうちは(法案の)閣議決定はしない)菅官房長官は記者会見でそう述べた。STAP論文の画像の捏造と改ざんを認定した認定した理研の調査に対し、小保方晴子.理研ユニットリーダーが反論したことを受けたものだ。下村文部科学相は「第三者による最調査を理研が行ったうえで、新法人に指定できるか判断したい」と不満を示し、4月中に組織の問題を調べて報告するように求めた。(4月10日夕刊より)
山桜(バラ科)花言葉は、あなたにほほえむ。「花の雲鐘は上野か浅草か 松尾芭蕉」「咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 高浜虚子」「山桜雪嶺天に声もなし 水原秋桜子」「花散るや瑞々しきは出羽の国 石田波郷」「まさおなる空よりしだれさくらかな 富安風生」「ゆで玉子むけばかがやく花曇 中村汀女」。桜は日本の代表的な花。俳句で花といえば桜のこと。古来の文人武人は、爛漫と咲きあふれた桜を称えるとともに散りぎわの潔さを愛惜した。桜は日本人の心情の中に息づいて国花となった。植物学上からいえば、単に桜という植物はなく、種々の櫻の総称である。葉に先立って華麗な花を開く。「彼岸桜」は最も早く咲き、細い枝に可憐な淡紅色の小花をつける。「枝垂桜」「絲桜」もこの一種である。「山桜」は、赤芽、青芽、茶芽などの輝くように萌える若葉と同時に花を開き、まことに美しい。「八重桜」は花が濃厚で、花期は一重桜より遅い。「花の雲」は、遠い桜の花が雲のように見える事を言い、「花筏」は、水面に散りしいて流れる花びらの群れを筏に見立てたものである。(散りおちし 花筏は ゆるやかに ケイスケ)