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NY ロングアイランド 飛行日記 - NY L.I. Flight Diary

青空に浮かぶ飛行機を見上げたり、空港ではパイロット達に目がいってしまう。パイロットになろうと決意した者のフライト・ログ。

全ての始まり

2008-07-06 03:55:43 | 体験編
この日は独立記念日の休みを利用して、マサチューセッツ州の離れ小島、ナンタケット島に遊びに行った最終日でした。いつも飛行機を利用する旅には色々なトラブルがあるので、出発予定時間より90分くらい早めに空港に到着するように心掛けた。空港に到着すると、天候があまり良くなく、フライトがかなり遅れているとの事。改装中のチケットカウンターも人があふれかえっておりやっとの事でケープ・エアーのカウンターまで到着。かなり待たされてようやく我々の番になると「フライトは2時間遅れです」との回答。いつものように運が悪いな、と思いつつビニールで囲まれた仮設ゲートに行き暫く待つ。そこには8-90人の運の悪い搭乗者でごったがえしておりました。今から呼ぶのはフライト番号XXXXの搭乗者様です、というアナウンスがある。約2時間30分前に出発する予定だったフライトの便名である。9人乗りのセスナ402が次々にボストンから戻ってくると、直ぐに給油し、そしてゲートまでタクシーしてくる。あと何機目で僕らの番だろう、といらいらしながら待つ。途中電話でもし乗れなかった時の事を考え試行錯誤した。結局チェックインしてから3時間半ぐらい経った頃、そこで待っていた全員が呼ばれた。「今日のフライトはあと3機で終了です。今待っている全ての方が乗る事はできないのでご了承を、と言い名前を呼び始めた」計算では合計27人乗れるのだが、そこにはゆうに60人くらいいた。xxxxさん、xxxxさん、とどんどん名前が呼ばれていき呼ばれた人は歓喜する。1機目終了。そして2機目の3番目くらいに名前が呼ばれた。おもわず大声で「ここにいる!」と。そして次に彼女の名前が呼ばれると興奮してまた僕が「ここだ!」と言ってしまった。早めに空港に来て正解だった、とつくずく思った。そして3機目も終了して呼ばれなかった人々は翌朝の便にて帰ることになった。誰も文句一つ言わず、とぼとぼ帰って行った。NYでは先ずありえないだろう。
待ちに待ったフライト、初めて乗るセスナ、全てが新鮮だった。席は一番後方だったが、コックピットが良く見えた。パイロットは50代くらいの南米人ぽい人だ。このような職業もあるんだな、と思った。ジャンボを飛ばすメジャーエアラインのパイロットだけではないと思った。小雨の降るナンタケット島を後にして、何とか帰路につける優越感で一杯だった。ボストンまでの飛行は極めて巡航で、途中外の景色や、パイロットのアクションに釘付けだった。そうこうしている間にボストンローガン空港の滑走路が目前に見えた。何回もジェット機で到着していたので、ファイナルからのアプローチは見た事が無く、非常に感銘を受けた。彼の操縦は終始パーフェクトだった。そんな我々は結局5時間遅れでボストンに到着した。

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