泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

ワージントンズ・ホワイト・シールド

2008年05月06日 | ビール
今年のゴールデンウィークは、当初とても天気がいいと予報されていたにも関わらず、埼玉はすっきりと晴れない日が続きました。曇り空にときどき雨。湿度が高くじめっとした日はビールでも飲みたいと思い、ちょっと珍しいビールはないかと成城石井を覗きにいきました。瓶ビールがいいなと手にしたのが「ワージントンズ・ホワイト・シールド」。1829年から造られているインディアペールエール(IPA)でした。

成城石井で実験販売とのことですので、どこでも買えるものではないのでしょう。以前にも紹介しましたがインディア・ペールエールは、英国占領下にあったインドにビールを送るため、長い輸送に耐えられるようアルコール度数を高め、劣化防止効果があるホップを大量に入れたビールです。「ワージントンズ・ホワイト・シールド」は、開栓した瞬間からフルーティな香りが鼻腔をくすぐります。イースト香に、モルトの甘み、ビターチョコレート、熟れたバナナにナツメグのようなスパイシーな風味が特徴でしょうか、口に含んでからゆっくりとホップの薫りと味わいがおしよせてきましたが、IPAにしては余韻に感じる苦みが控えめになっているように感じました。

消費期限は3年と記載されていますが、実際には消費期限を過ぎてからが飲み頃のようです。イギリスのビール愛好家は、瓶内発酵&熟成が基本で何年も寝かせて楽しむのだそうです。IPAはもともと長期輸送の間に熟成されていくビールですから、じっと我慢して寝かせられるというのは理にかなっています。どことなく泡盛の古酒に通じるものを感じて、親しみが湧いてきます。次に買うときは何年も寝かせるつもりで手にしたいと思います。熟成期間が長くなると、どんな味わいになるのでしょうね。何本かまとめて買えれば、1年おきに1本ずつ開栓して熟成の変化を味わっていくことができそうですね。

ホワイトシールド Webサイト:http://www.worthingtonswhiteshield.com/

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