泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

今帰仁酒造 美しき古里 淡麗

2010年08月01日 | 泡盛
7月は久しぶりの海外出張で一週間ほどワシントンD.C.に出かけてきたのですが、帰国すると同時に梅雨明けで、いきなりの猛暑。身体もへたるわけで、水分補給とばかりに液体をとにかくがぶ飲みしたくなる気候が続いています。ワシントンD.C.も暑かったのですが湿度がそれなりに控えめで、「もわっ」と身体を包み込むような暑い湿気は日本特有だなと、あらためて痛感していました。とても仕事ができる気候じゃないぜ、と思いつつ、なかなか戻らない時差ぼけと疲れとで、ずっと低調なまま7月が終わってしまいました。

先週、会社の仲間と埼玉県川口市にある店で飲もうと待ち合わせをしていました。仲間が出遅れたこともあって、川口駅前でひとり小一時間の時間つぶしをとキョロキョロしたところ、目の前にある「そごうデパート」で沖縄物産展の垂れ幕が!

さっそく催事フロアにあがってみると、こじんまりとした沖縄物産展が。いわゆる「食べるラー油」の各社商品が何種類も置かれていて、これが最新の沖縄流行りもの事情なのかとガッカリしました。この催事を企画した人は、こんなにも「ラー油」だらけの沖縄物産展にしたかったのでしょうか? 泡盛は1社だけ。今帰仁酒造さんだけが出展していらっしゃいました。

今帰仁酒造さんと話をしていて「ごくごくイケる泡盛ないですかね」なんて、その瞬間の自分が欲している状況を語ってしまったら、『美しき古里 淡麗』を勧めてくださいました。『美しき古里 淡麗』は、今帰仁酒造唯一の減圧蒸留の商品とのことで、試飲すると予想よりも華やかで米の甘みをしっかり残しつつも、余韻控えめのサッパリした泡盛でした。まさに大きめのグラスにクラッシュドアイスを詰めて、なみなみと『美しき古里 淡麗』を注いで、エアコンの効いた部屋でがぶ飲みするのにちょうどいい!なんて想像を膨らませました。「今から飲み会なんだよな。ここで買っちゃうと荷物になるな」と思いつつも、720mlで1,000円、一升瓶1,800mlで2,000円だったので、お得な一升瓶を買ってしまいました。

週末の金曜日、汗だくで会社から帰宅するやいなや、ジョッキに氷を詰めこんで満タンに『美しき古里 淡麗』を注ぎます。想像どおり、夏の夜にガッツリと飲むのに実に最適な泡盛です。しかし、30度の泡盛をジョッキ量でがぶ飲みするのは、やはり無理がありました。一週間分の疲れと寝不足感がピークの日でしたので、あっという間に記憶があいまいになって轟沈です。さすがに翌日に残ったりはしませんでしたが、がぶ飲みする度数じゃないな、と久しぶりに反省モードです。

今度は前割り度数を抑えつつ、冷蔵庫で一晩寝かせてから、がぶ飲みを試してみようと思っています。
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