泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

缶 キルケニー [KILKENNY]

2008年08月17日 | ビール
近所のイオンは、何故かビールコーナーが2箇所に分かれています。焼酎、ワイン、ウイスキーと一緒にビールや缶チューハイなどが並ぶ広いエリアと、レジのそばに冷蔵された缶ビールと缶チューハイだけの小さいエリアがあります。広いコーナーでいくつもの棚をすり抜けて、いろんなお酒を物色するのが定番です。あまりの陽気の暑さに買い物の後半に「ビールでも買って帰ろうか」と思いつき、近くにある缶ビールの小さいエリアに珍しく入ったところ、目を疑う缶が目に飛び込んできました。缶のデザインが予想外でしたが、ラベルの文字は、しっかりとKILKENNY。そう、アイリッシュパブでギネスと並んでおなじみの「キルケニー」です。

キルケニーは、アイリッシュ・エール。缶のモチーフにもなっていますが、赤みがかったエールが特徴です。ひたすらモルトモルトモルト。苦みも少なく、マイルドなエールです。

本当なら、乾いたのどを潤すようにドライ系のキンキンに冷えたビールを一気にゴクリと飲みたかったのですが、買ってしまったキルケニーは、どちらかと言えば、ゆるゆると喉を流れ落ちるモルトの香りを味わうビール。ちょっぴり優雅な気持ちでグラスに向き合うことになるので、どちらかと言えば真夏にぴったりなビールというよりは、そうですね秋とか冬とかの方がしっくりくるかもしれません。

この缶キルケニーも、ギネス缶と同様に「フローティング・ウィジェット」が入っています。このウィジェットは、美しくクリーミーな泡を作るための魔法のボール。写真にある缶の前にある白いボールがウィジェットです。好奇心が募って、初めて缶を開けて取り出してみました。見た目はただの白いボールですが、小さい凹みがいくつか見受けられます。プルを開けた瞬間に一気に圧力が解放され、このわずかな凹みを使ってウィジェットを高速回転させるのでしょうね。

最後に缶キルケニーを美味しく飲むためのコツを紹介しましょう。

まず、よく缶をよく冷やすこと。この季節なら少なくとも4~5時間は冷蔵庫で冷やしたいところです。

グラスは1度に330mlを注げる大きめのものを用意。キレイに洗って乾燥させたものを常温で。

注ぐ時は、グラスを45度に傾けて、グラスの縁からすべり流すように「1度で」注ぎます。2度注ぎは厳禁。

細かい小さい泡が、グラスの液体の中で上昇しきるまで、とにかく我慢。

待ち時間にして2~3分、茶褐色の液体が透き通ったら、さあどうぞ!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ゆいまーる店員)
2008-08-19 12:39:52
ご無沙汰しております。
おかげさまで泡盛マイスター無事合格いたしました。
これからも上手く泡盛と付き合えたらと思っております。

さて話題(?)の瑞穂のエンダー飲みました?
詳しい話はここでは避けますが、一度飲んでみてください。試飲用で一本ストックがありますので^^
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おめでとうございます (きいとん)
2008-08-21 20:16:39
ゆいまーる店員さん、
泡盛マイスター合格おめでとうございます。今回の合格率90%は、普通の資格試験にはありえない数字で、どうしちゃったんだろう?とは思っていました。解答を見ればだいたいの出題内容は想像できるのですが、試験そのものはどんな感じだったのでしょうね。今度、お会いしたときにお聞かせください。
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