泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

インドの青鬼

2008年07月20日 | ビール
当ブログでの取り扱い頻度が高い「よなよなエール」でおなじみのヤッホーブルーイングの新作「インドの青鬼」を飲む機会がありました。終売となった18世紀のインディア・ペールエールの後継とも言える、インディアペールエール(IPA)タイプです。

「ハングオーバー」7周年パーティでヤッホーブルーイングの方に「まもなく発表される今度のシーズナルは、かつてないホップ量で日本一の苦みですよ」と予告されていたので、早々に手にいれようと思っていたはずなのですが、直後に猛烈な量の仕事に押し寄せられてしまい、すっかり記憶から消え去っておりました。迎え盆で実家に帰ったら、父が冷蔵庫から「おもしろいビール見つけてきたぞ」と取り出してきたのが、この「インドの青鬼」でした。成城石井で売っていたとのこと。すっかり忘れていた私にとっては、あまりに嬉しい出会いでした。

IPAは、当時英国占領下にあったインドにビールを送るため、長い輸送に耐えられるようアルコール度数を高め、劣化防止効果があるホップを大量に入れたビールとして造られました。「インドの青鬼」の印象は、最初の香りは「よなよな」らしさ、ひと口飲んで通常のホップの苦みとコクを満喫。そして後から喉に残る目の覚めるような苦み、ニガミ、ニガミ、ニガミ、ニガミ!!!! 贅沢にホップを使ったのでしょう。こんなに苦いビールは初めての体験です。しかし、1缶飲み切る頃には心地よい苦みに変わっていました。感じる苦み以上に、香りが上品だからなのかな。

「インドの青鬼」のあとに、通常の「よなよなエール」を飲みました。強烈なビールのあとの「よなよな」に心がやすらぎます。が、今度は「よなよな」がもの足りなくなってしまったのでした。飲む順番を選ぶビールのようです。
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