たゆとう小舟の・・・☆

近所の美しい場所、日本の美しい場所をいっぱい見て歩きたい♪

『夏の終わり』読了。

2013年09月23日 | この本!この一行!この歌詞!
映画化されてやたらタイトルが目につくので
読んでみた。
『夏の終わり』(瀬戸内寂聴著)・・・・


あの歌と同じタイトルである・・・。
もの凄く興味が沸いた。
・・・夏も終わりだしなあ・・・

女一人と男二人の・・・特別にドロドロするわけでもない
淡々とした物語。
今の自分の年齢で読むから面白いのかも・・・
もっと年齢を重ねたら・・・尚面白いかも・・・。

お金も絡まず、そんなにドロドロする事件が起こるわけでもないけど
一気読みできた。
心に一度抱いてしまった『嫉妬』なり『妬み』なりは・・・
どんなに自分を綺麗にごまかそうとしても・・・
沸き沸き・・・出てくるもので・・・
そこを乗り切るのが
人間・・・なかなか大変・・って事を描いてる作品・・・。


7月に盛岡へ旅行した際
瀬戸内さん手書きの色紙を拝見した・・・・。

『捨ててこそ』
色紙にはそう書いてありました・・・・。

・・・なかなか難しいよね・・・・
物欲も執着も
一度心にわき上がった『嫉妬』も
捨ててしまうのは・・・もの凄く難しい・・・。


この間から・・・激しい『嫉妬』に狂っている・・・(笑)
忘れてしまいたい・・・ので
絡まない・・・ようにしているが、
これもまた難しいのだ・・・(笑)

  もう誰の心も引き裂く事なんてない
  手に入れたものみんな失ったって構わない
  残されたわずかな時間(とき)
  静かにひとり暮らそう・・・(浜田省吾『夏の終わり』)



出来すぎてるっ!!この歌・・・出来すぎてるっ!!(名曲っ!)
合ってる!ここの歌詞・・・なんだかこの物語と
合ってるっ!(独断と偏見かもしれんが)

この名曲『夏の終わり』を聴きながら『夏の終わり』に読む
瀬戸内さんの『夏の終わり』・・・・
自分のセンスに・・・惚れ惚れしてしまう・・・(笑)

・・・しかし、なかなかこの心境にはならないよなあ・・・
『捨ててこそ』までは・・・まだ今は早すぎるんだよね・・。
できたら・・・『拾っていきたい』んだもん・・・・。

※・・先日NHKの某番組で
 アツシさんが瀬戸内さんと対談してらした・・・。なかなかに
 面白い番組だったので、エグザイルファンの友人しゅんしゅんに
 その事を伝えたところ・・・
 「そう?!(苦笑)・・私、『淫乱』って言葉しか
 頭に残ってないわ~~!」って言ったので大爆笑!!
 手相を見てもらったアツシさんは、瀬戸内さんに
 「あなた・・淫乱ね!!」と何度も言われていたのだ・・・
 とてもチャーミングで面白いおばあちゃんだ♪ステキ・・・・♪

マムシを欲しがる人っているんですかっ?!

2013年09月23日 | 日々!
自宅近くの『中山寺・奥ノ院』に行って来た。
登り1時間・下り30分・・・尚且つ自宅から車で15分ぐらいでいけるので
運動の為に登るには丁度いいお山だ・・・。

・・・・最近の運動不足がたたり
登り始めからキツイことこの上なし・・・。

しかも・・・昨晩いろいろ考えてたら寝れなくなっちゃって
足も重いが、寝不足で頭も重い・・・。

ひーひー言いながら登ってたら
前から元気そうなおじいちゃんが降りてきた・・・

私たちだって6時から登ってんのに
・・・一体何時から登ってたんだ?!・・・と考えながら
おじいさんを見ていたら

お持ちになってた棒をこっちに向けて話しかけてきた。

「マムシいる?」

ぎょえ~~~~~~っ!!

その、お手持ちの枝の先に
紐のようにダラリンとぶら下がってるのは・・・

『マムシ』ですかっ?!

「・・・いりませんっ!!(笑)」
・・・びびりながらも答える私・・・・

「誰かいるかなあ・・と思って
ここまで持ってきたんやけどなあ・・・
誰もいらんかあ・・・」

・・・マムシを欲しがる人っているんだろうか?
この辺りではそういう人がいるのか??
もらったとして・・・何の役に立つんだろう?
マムシ酒???
・・・と思ってたら

「しゃあないな・・・!
成仏しろよ~~~~~~~っ!!」って
枝を振り回して、放り投げ・・・
マムシちゃんは森の奥に消えて行った・・・笑えた・・・。

「・・・マムシ・・・いるんですか?山の中に・・」

「今、時期やからなあ!
目の前に出てきたから、すぐ餌食にしたったわ!
はっはっは!!!」

「出てきたら噛みますか?」

「さあなあ・・・・どうやろな!ははは・・・」と言いながら
スタスタ翁は山を下って行った・・・(笑)。

出てきたら怖い・・・と心配したが
出てこなかった・・・よかった。


↑・・・秋晴れで美しい・・・♪


お家に帰って、住宅展示場に行った・・・。
自宅を建て直すことにしたので、いろいろいろいろ・・・・・大変。
昨晩寝れなくなったのは
『間取り』を考えてたから・・・。

あれも・・これも・・・を考えてたら上手くいくか
心配になっちゃったのだ!

しかし、展示場にいったら
スタッフの方が、あれもこれも・・を
手際よく見直し、設計し直してくれていた。

さすが・・・プロ!!
考えて寝れなくなった時間を返して欲しい気分になった。
無駄な心配をしてしまったな・・・。
これからしばらく大変だけど・・・なんとか乗り切れるといいなあ・・。

『レ・ミゼラブル』観劇♪

2013年09月23日 | 観劇関係♪
9月21日(土)大阪はフェスティバルホールにて
『レ・ミゼラブル』夜の部観劇♪
お席は17列目のなかなかセンター♪


↑・・・美しい赤いカーペットにテンションも上がります♪


何度も拝見させていただいてるけど、この日のこの席が
我が『レミゼ』人生で一番良い席だったかも・・・♪

バルジャン・・・橋本さとしさんのバルジャンに夢中で
追いかけてた数年前・・・が、懐かしい・・・(笑)
(名古屋・博多・東京・・の楽を
『追いかけてさとし』・・・の日々でござった・・・♪)

今回、新演出でキャストも一新・・・
『映画』の『レミゼ』とどこが一緒でどこが違うのかしらん?
どんな感じなのかしらん♪・・・と楽しみにしておりました・・・


↑・・・どの方も分からないのでこの日を選んだが
 子供店長がいらして再びテンションアップ♪
 NHK大河ドラマでただ二人・・・
 一言のセリフで心を鷲掴みにされた『男性』のうちのお一人♪
 加藤清史郎君♪
 「わしは、こんなところには来とうなかったっ!」が
 今でも忘れられない・・・(がはは!)


いや~~~♪
いろいろ変わってましたなあ!!

冒頭のバルジャン19年の牢獄生活シーン・・・
おおうっ!!映画と同じ~~!!にびっくり・・・


一番びっくりしたのは、下水道のシーンか・・・
舞台たるもの(あんまり・・)映像使ってくれるなよ派なんですが
・・・まあ・・・・・・・・・・・許せる・・・。

なにより、舞台美術が大幅に変わってる・・のかな?!
以前に比べてごちゃごちゃした感じ・・・
これ、悪い意味ではなく(いい意味でもないけど)
ごちゃごちゃしたなあ・・・・

『映画』で一番感動した『銀の燭台』のシーンが
・・というか、そこに行くまでのスピード感が
半端なく早い!!物凄く早く感じた・・・
以前もこんなだったかなあ?!
・・・微妙に余韻が欲しい・・と思う私・・(すいません・・)

映画でバルジャンがコゼットを引き取りに行って
「この子を引き取れてよかった・・」とかなんとか馬車の中で
歌い上げるシーン・・・
このシーンが舞台に新演出でくっ付いてこないかな?・・と
激しく期待してたけど・・・・・・
・・・・なかった・・(涙)

あと、アンジョルラスとガブローシュ君の
銃弾に倒れるシーン・・・は、前の演出の方が好きだった・・・

・・・と、文句(←愛のある文句)タラタラですが

基本!!歌と物語は同じだ!!
(↑・・当たり前!(笑))

相変わらず・・・感動させていただきました・・・(涙)
素晴らしいお話は、やはり素晴らしい・・・
素晴らしいミュージカルは素晴らしいのです!!

 誰かを愛することは
 神様のおそばにいることだ~~♪


ラストの
バルジャンが天国に仲間入り(?)するシーンにて
神父さんに頭を下げてお辞儀する場面にて
涙腺決壊!!

このシーンが一番素晴らしかったかも・・・・・っ!!

信じる事が出来るバルジャンと
なんだかよくわかんなくなっちゃったジャベールとの対比も
この舞台、見どころの一つですが
銀の燭台で『あなたの魂を私が買った~♪』って
神父様のあのお言葉に尽きるな・・・この話・・・
(一番好きなシーン)

・・・なのに
あんなに早く済んじゃって・・(・・と、またまだ文句を言う私(笑))

いやいやいや、本当に素晴らしいミュージカルでした♪
もう一回見たかったな・・・・。くそっ!!残念・・・・っ・・

『ヴェニスの商人』観劇。

2013年09月23日 | 観劇関係♪
9月14日(土)さいたま芸術劇場にて『ヴェニスの商人』観劇。

↑・・・この劇場にテンション上がる!






↑・・・先日、1人で訪れた際、撮れなかった写真も
 撮りまくり♪・・・テンション上がったのは鋼太郎さんの手形♪
 もちろん桃李君も・・・♪

『ヴェニスの商人』・・・こちらHP♪


猿之助さんのシャイロックがもの凄い迫力!!
一番初めのご登場で『嫌味な爺さん』のアクセル全開!!
アントーニオの高橋克実さんも淡々とした感じでなかなか素敵な役どころ。
この淡々とした人物と
バサーニオ(横田栄司さん)の友情関係がなかなか理解できないというか
どんだけの友情で結ばれた男同士なんだ?!
・・・と謎でしたが(笑)
これまた(いつもすいません!)
ぴかちゅう様のブログを読ませていただき
「ほう♪ほう♪」と納得!!
・・・まあ、そこは描かれてはいないから
いろいろな解釈は出来そうなんですけどね・・・♪

『お金』が絡んでも、びくともしない
『男の友情(・・以上のモノもありそうな)』をこの二人の間に見せて頂き
なかなかにできた『人物』じゃない・・・
・・・と、思わせていただきつつも
それだけで終わらないのが、この物語の凄い所・・・。

確かに、ジジイはクチは悪いし金には汚い人物に描かれているけれども
このジイ(猿之助さん)に
『人肉裁判』の後、バサーニオ(横田栄司さん)が
十字架のネックレスをシャイロックの首に放りかけるシーンにて・・・
一気に・・・
シャイロックが気の毒になり
アントーニオとバサーニオが人格者として感じられなくなるのが
・・・なんかすげえ!!
こちら(観客)の気持ちが・・・
コロリンと変わらせられちゃうところ・・

(こういうのも演劇を観る醍醐味ですなあ・・・・)

『人肉裁判』で一休さん的とんち物語要素がありいの
『駆け落ち』でハラハラありいの
『男女の入れ替わり』(これシェイクスピア作品でよくあるやつ)ありいの
『結局男は女の掌の中』(←指輪の話)ありいの・・・と
ひとつのお話の中に、いろいろがてんこ盛りの
『楽しめる』お話でもあるのだけど(実際ゲラゲラ笑ってたし)・・・

ラストの蜷川演出に圧巻!!

シャイロックが舞台奥から現れて
十字架を握りしめるシーン・・・・
『宗教』の問題は深い・・なあ・・・と思わずにいられない・・・。
『キリスト教』と『ユダヤ教』のその当時のややこしい話を
ある程度知っていないと、よく分からない所もあるだろけど
それにしても
ラストの・・・

『セリフ』はないけど・・・
この演技シーンを付けたしたのね?!・・・蜷川さんっ!!
・・・にびっくりでした!!・・・凄いなあ・・・・

そしてそして・・・
中村倫也君のポーシャは可愛かった♪
・・・今まで拝見させていただいたオールメールシリーズの中でも、
とても印象に残る『女性』でございました♪