たゆとう小舟の・・・☆

近所の美しい場所、日本の美しい場所をいっぱい見て歩きたい♪

タイムカプセルが出てきました♪

2013年09月01日 | 日々!
10年前に我が町の、某小学校校庭に埋めた『タイムカプセル』を
掘り起こす式典があるので
来てください・・と、商工会議所から連絡があった。

家のいろいろで行けなかったんだけど
しゅんしゅんダーリンと、写真屋のMちゃんが行ってくれて
尚且つ、娘とその友人も参加・・・。

掘り起こし、10年前に埋めた『ブツ』を
持って帰ってきてくれた♪

その日の事は覚えてるし
何を入れたかも覚えてるので
『ブツ』を見ても
まるで昨日のことのようだ・・・。

10年っていったって
子供じゃないんだから
それほど・・・変わらない・・・(笑)

子供たちのはそれなりに・・・『夢』やら
『文字』やら・・・うおお!変わってる!!
しかし取り立てて、親に感謝の言葉だの
感動する文章が書いてあるわけでない・・・
うちんちの人は・・みんなそうなのだ・・。

・・・なにが一番感動・・・って・・・(笑)
その日の(埋めた日)前日の様子を
事細かに書いたわたくしの手紙!!

・・・これびっくり!!書いた事さえも・・・・
すっかり忘れてたから・・・・。

その日とは・・・2003年の9月21日のことである。
近所の4家族でカラオケに行き、帰ってきたけど
友達の家に行った子供が帰らないので旦那に迎えに行かせたが
ミイラ取りがミイラになって帰ってこない!!
・・・・と、怒っている私・・・(笑)

その日のお昼には
『踊る大捜査線』の『湾岸カップラーメン』を
食べたと書いてある・・(笑)

カラオケで歌った歌は
『さくら』『ジョニーへの伝言』(笑)
『マージ―ビートで歌わせて』『クラシック』・・・
・・・今と変わらんなあ!!(笑)

こんなことを書いてたら2時になった・・・
早く寝なきゃ・・・あーしんど!
「あーしんどかった!」は阪神タイガースが優勝した時の
星野監督の第一声だ・・・

・・・で、締めくくってあり笑えた!!


そして、一番笑えたのは・・・・・

『10年後』の自分へのメッセージ欄に
「10年経っても今のほにゃららさんより若いぞ~!」って
ド!!失礼なことを書いてるっ!(笑)

ほにゃららさんとは
明石の友人・・女明石屋さんまと言われてる(近所で!(笑))
彼女の事なんだが・・・・・

掘り起こしたタイムカプセルの『ブツ』から
一番初めに目にした言葉の中に
彼女の名前があって・・・・めっちゃ笑えた・・・・!!


しかし・・・・・
この時の私は・・・・
オダギリジョーも知らず『SHIROH』も知らず
『レミゼ』のような素敵なミュージカルの世界も知らず
歌舞伎の世界も知らず・・・
まして『BUMP OF CHICKEN』も知らなかったんだ・・・
・・・と思うと感慨深い・・・・

オダギリくんと言えば・・・・
今日の『八重の桜』は素晴らしすぎた・・・・

昔の齋藤一(オダギリジョー)と今の(今と言っても今じゃないけど(笑))
斉藤一(誰かな?)が・・・
一緒に飲んで喋って・・・笑ってる~~~~~っ!!

すご~~い!すてき~~~!!こうふんっ!!
10年経って『再燃』である・・・ジョーに『ステキ』・・・♪
『ジョーにへの伝言』・・・(意味なし)

最高のシーンでございました!!
(『半沢直樹』も面白すぎ!!日曜の夜に乾杯!(笑))

『赤猫異聞』読了。

2013年09月01日 | この本!この一行!この歌詞!
浅田次郎先生の『赤猫異聞』読了。

↑・・・なんか表紙が怖い感じだし
 『赤』だし『猫』だし、意味わからんしで
 購入後、ほったらかしてた本である・・・
 (浅田先生ごめんなさい・・・)

・・・・・傑作だ!!!
大好きな『壬生義士伝』に続く第二弾だ!!
読み始めてから一気に読んでしまいました!!

数ページ進んだところで
「これって『三人吉三』じゃないかねえ・・・」
・・・って思わず、勘三郎さんを思い浮かべてしまった(涙)
(物語終盤にて、やはり『三人吉三』が出てきました♪)

随分前に、勘三郎さんのエッセイかなんかに
「浅田先生に歌舞伎をなにか書いてくれてとお願いしてて・・」
・・・いや、ちがう・・・
浅田先生のエッセイに「頼まれて・・」と書いてあったのかな?
どっちだか忘れたけど、この内容は確か!!

・・・もう
その話が頭の中でぐるぐる・・・

そのお約束の『本』なんですかっ?!
浅田先生っ!!・・・と心の中で叫びながら読んでしまった・・。

コクーン歌舞伎の『三人吉三』の
大雪がどっかんどっかん降る映像が
このお話を読みながらも、つねに頭を離れない・・・。
物語の季節も『冬』だったし・・・。
物語は全然違う話なんだけど・・・(こちら映像♪)
神仏のご加護の下、この三人のもう一つの『バージョン』的な
感じで涙・涙で読み進めてしまった私は
『三人吉三』ファン♪(・・好きです。この話・・と言いつつ忘れてるけど)

とにかく、そんなこんなで
読みながら、勘三郎さんと橋之助さんと福助さんの三人で
頭の中で映像化されて物語が進む・・・

・・・のも、我ながら面白かったけど

最後のどんでん返し・・・っていうか
ラスト2ページの物語の締めくくりの重さに
涙を流させていただきました・・・(涙)

『雪ぐ』という文字がでてくるんだけども
『雪ぐ』・・・という字が『雪』なんだねえ・・・・に
またしても
『三人吉三』のあのラストの大雪のシーンを思い出すとともに

またまた吉野弘さんの『雪の日に』の詩を思い出してしまい
紐解く私・・・(涙)

雪の日に 吉野弘    

 雪がはげしく ふりつづける
 雪の白さを こらえながら

 欺き(あざむき)やすい 雪の白さ
 誰もが信じる 雪の白さ
 信じられている雪は せつない

 どこに 純白な心など あろう
 どこに 汚れぬ雪など あろう
               
 雪がはげしく ふりつづける
 うわべの白さで 輝きながら
 うわべの白さを こらえながら
 雪は 汚れぬものとして
 いつまでも白いものとして
 空の高みに生まれたのだ
 その悲しみを どうふらそう

 雪はひとたび ふりはじめると
 あとからあとから ふりつづく
 雪の汚れを かくすため

 純白を 花びらのように かさねていって
 あとからあとから かさねていって
 雪の汚れを かくすのだ

 雪がはげしく ふりつづける
 雪はおのれを どうしたら
 欺かないで 生きられるだろう
 それが もはや
 みずからの手に負えなくなってしまったかのように
 雪ははげしく ふりつづける

 雪の上に 雪が
 その上から 雪が
 たとえようのない 重さで
 音もなく かさなってゆく
 かさねられてゆく
 かさなってゆく かさねられてゆく


↑・・・そのまんま、物語でございます・・・・・と、
 思うのは私だけか!(笑)
 吉野先生の『詩』も素晴らしすぎる・・・・。
 
 いやしかし、素晴らしい作品には普遍的に通じる
 『何か』があるのでございますよ・・・。


・・・通りすがりの
なんでもない人の言葉やしぐさが
忘れられなくなったり、たった一言の言葉や
肩に置いてもらった掌一つで・・・・
運命が変わるってことも・・・・
あるんだろうな・・・

どの一行も素敵な『本』でございました・・・・。
心の『小箱』へ収納本♪

やっぱり好きです♪浅田先生・・・・
題名見てなんだか読む気になれず・・・・・
放置していた自分を情けなく思います・・・(笑)!