高沢一基(かずもと)の陣中日記

板橋区議会議員・「高沢一基(かずもと)」のオフィシャル日記です。

二本松少年隊

2010-09-10 12:09:50 | Weblog
去る4日・5日と私の後援会にて、親睦バス旅行を実施しました。今年の宿泊先は、福島県の穴原温泉(奥飯坂)・吉川屋でしたが、部屋も新館でとてもきれいでしたし、お風呂も広くゆったりとして良い旅館でした。露天風呂も心地よい風が吹いて、気持ちよく入ることができました。旅程は板橋出発後、まずはアサヒビール福島工場でジンギスカンの昼食を食べたのち工場見学。試飲で出来立ての美味しい生ビールをたくさんいただきました!その後、二本松市の大隣寺と霞城を訪れ、二本松少年隊を偲びました(写真ご参照)。そして、吉川屋にてゆっくりと過ごしました。二日目は、秋の味覚・梨狩りを行い、その後、浜通りに移動し、塩屋崎灯台や小名浜に行き、海の幸を満喫しました!9月29日から始まる決算議会を前に鋭気を養う、楽しい旅行とすることができました。

戊辰戦争といえば、会津の白虎隊が有名ですが、二本松藩の少年隊も忘れてはならないと思います。戊辰の役では特に奥羽越の諸藩にて多くの悲劇が起こりましたが、二本松藩でも、三春藩が西軍側に恭順したため、急遽、戦端を開くこととなり、激戦が繰り広げられました。そうした中、藩内の少年62名が出陣し、中でも22歳の木村銃太郎以下25名の部隊は大壇口にて戦い、戦死者を多く出しました。戦死した少年隊16名のお墓は、二本松藩主の菩提寺である大隣寺にあります。今回の旅行でもお参りし、墓前に手を合せました。二本松藩では、出陣するには14歳からとしていましたが、故郷を守ろうと12歳と13歳の子供も年齢を偽って出陣しています。子供が戦闘に参加することは、決して良いことではありません。しかし、故郷を愛し、武士としての意地を見せた少年隊の姿は美しいものであると思います。現在は荒れた世相でありますが、先人の美しい姿を少しでも思い返したいものです。