明日 8月15日は 65回目の終戦の日です

2009-08-14 21:11:39 | Weblog
明日 8月15日は 65回目の終戦の日です。
テレビでは 各局が 特集を組み
戦争はしてはいけないと 伝えているように見えます。

「見えます」というのは 本当に戦争をしてはいけないと
局を上げて 新聞社の存在をかけて 言っているのかな~と思うからです。

先日 赤紙配達人 の記録を見ました。
村役場の職員 つまり自治体職員が 赤紙の配達人に選任され、
先の大戦で 多くの家族に赤紙を配った
一度兵役を終えて 村で自分と一緒に働いている職員にも 再び召集令状が交付され
戦場にいった挙句 戦死
小さな滋賀県の村で 150人もの戦死者を出した

終戦時 軍からの命令で 関係書類を焼却するように命令されたが
命令に背き 密に 自宅で保管していたことを元にドキュメントにしたものであった

自分が赤紙を配ったことで 村人の息子や 夫を死なせたという
自責の念に駆られる 心のありようをいかばかりかと思いながら見た。

その侵略戦争の挙句に アジア諸国の人々と 
国民に多大な犠牲を“強いた” 大戦の 厳しい反省の上に勝ち取った
日本国憲法
これを 変えて 再び 戦争する国に変えようとしている潮流があることを
これらの 戦争の悲惨さ 非人間性を伝えるマスコミが言及しない

今総選挙 目前である
自民か 民主か だけが報道され
自民や民主の 戦争に対する考え方については
マニュフェストに 書かれているのに問題にされない

自民党も 民主の鳩山氏も 憲法9条を変える考えの持ち主なのに・・・

戦争はしてはいけないけど もしもの時のために
軍隊を持って 戦争をできる国にしておく必要がある

これは 国民を欺く口実である
戦争は いつでも 国のために 国民のために と言って始まった
その結果 国民が何より 犠牲になったのである

為政者の 美辞麗句に惑わされることなく
しっかりと 事実を見つめてほしいと 思うのである。

憲法9条は どんなことがあっても 守り
戦争をしない国を 守ることこそ
侵略戦争によって苦しめられ、殺された アジア諸国民と 空襲・沖縄戦・被爆の犠牲者
戦争なんかしたくなかったのに 赤紙一枚で戦場に駆り出され
人を殺し 自分も犠牲になった 多くの人々への鎮魂の決意であり
憲法に謳った 国際社会で 名誉ある地位を占めることではなかろうか

私の所属する 日本共産党は この憲法を 一言一句変えることなく
次世代に引き継ぐことを 党是としている
この流れを 強くすることが
戦争を無くし 核兵器を無くすという 世界の流れに呼応することではないだろうか

原水爆禁止長崎大会に参加してこの思いを強くした。

写真は 原水爆禁止長崎大会の初日の風景です。7000人が参加しました。