山はしろがね

ロシア文学/スキー@稚内(~2017.3)

わがふるさとマップ

2016-07-09 23:20:19 | 日記

 今日は津別に行く途中、雄武の道の駅に立ち寄ったのだけれど、そこに展示されていた「わがふるさとマップ」というのがとても面白いものだった。

 町の地図に思い出を書き連ねたもので、世界中のいろいろな町に同種のものはあると思うのだけれど、雄武のものは一編の映画でも作れそうなくらいに面白いものなのだ。子供の尺度で把握された立体的な空間が、生き生きと伝わってくるのである。

 子供が泳ぐときに目標にした岩とか、駅には兵士や学生を見送るだけでなく遺骨を引き取りにも行ったとか、日本の軍艦の雄姿が水平線から次々と現われたり、戦後になって国境地帯を飛び交った米軍機のパイロットに手を振ったとか、どの子も**さんちの牛乳を飲んで育ったとか、ほんとロッセリーニやフェリーニの映画を見ているみたいなんだよ。

 佐藤元治郎さんという北見で活躍されている有名な方の作品だそうだ。「広報おうむ」にはインタヴューも掲載されている。http://www.town.oumu.hokkaido.jp/kouhou/pdf/1118_28984252.pdf