山はしろがね

ロシア文学/スキー@稚内(~2017.3)

ズミヨフスカヤ・バルカ

2012-04-18 21:00:05 | フロイトとドストエフスキイ
 ロストフ・ナ・ドヌ市内にあるザビーナ・シュピールラインゆかりの場所について,北海道新聞にコラムを書いています。  岩本和久「ズミヨフスカヤ・バルカ」『北海道新聞』2012年4月17日夕刊,5面。   ザビーナの両親の邸宅   ソ連時代にザビーナが夫と住んだアパート   ナチス・ドイツがユダヤ人を虐殺したズミヨフスカヤ・バルカ(ザビーナの死の場所とされる)   ズミヨフスカヤ・バルカの慰 . . . 本文を読む

『ロシア語ロシア文学研究』43号に

2011-09-25 01:01:59 | フロイトとドストエフスキイ
 拙著『フロイトとドストエフスキイ』(東洋書店)の書評が,『ロシア語ロシア文学研究』43号に掲載された(58-61頁)。書評の執筆者は桜井厚二氏である。「ステレオタイプなドストエフスキイ理解」という観点からテクストの読み直しがなされていて,非常に面白く読むことができた。  「著者はこのドストエフスキイ批判者〔つまりフロイトのこと―引用者注〕に随所でさりげなく復讐しているように見えるのは邪推であろ . . . 本文を読む

精神分析とロシアの「深い因縁」

2011-07-04 19:31:19 | フロイトとドストエフスキイ
 拙著『フロイトとドストエフスキイ』(東洋書店)の書評を,沼野充義先生に執筆していただけました。「精神分析とロシアの『深い因縁』」という見出しで,『図書新聞』3021号(2011年7月9日)4面に掲載されています。  タイトルとか紙数の制約とか先行研究とかキーワードの訳といった技術的な問題点がきちんと指摘される一方で,「日本におけるパイオニア」,「精神分析とは何か,ロシアとは何か」という「大きな . . . 本文を読む

たいへん勉強になる本

2010-12-29 00:57:08 | フロイトとドストエフスキイ
 拙著『フロイトとドストエフスキイ』(東洋書店,2010年)だが,数日前にブログ  "Light in June" の ペーチャさんが取り上げてくれていた。http://blog.goo.ne.jp/khar_ms/e/3ebc8adb8b5a6c7d7adf277b0d0a4040  「たいへん勉強になる本」と率直な感想が記されている。40歳をすぎた私など残りの人生でできることはあまりないよう . . . 本文を読む

探せばあるもの

2010-12-16 19:58:26 | フロイトとドストエフスキイ
 一部の方にはお褒めの言葉をいただいたものの,紙メディアはもちろん,webでの反響もほとんど見られなかった拙著『フロイトとドストエフスキイ』なのだけれど,you999 さんという方が「感想」を書いていらっしゃるのを見つけた。大変にうれしく思う。http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8847355  あまりにも多く語られてきたフロイトではあるが,「新鮮な切り口」とい . . . 本文を読む

日本図書館協会選定図書に

2010-11-13 00:59:54 | フロイトとドストエフスキイ
 『フロイトとドストエフスキイ』(東洋書店)が日本図書館協会選定図書に選ばれた,という連絡をいただきました。  どうやら全国の図書館に向けた推薦図書,という性格のもののようです。日本図書館協会のサイトで詳しく説明されています(http://www.jla.or.jp/sentei/index.html)。日本では1年間に約6万冊の本が出版されていて,そのうち1万冊くらいがこの「選定図書」に選ばれ . . . 本文を読む

異色のロシア文化論

2010-11-03 20:00:45 | フロイトとドストエフスキイ
 『フロイトとドストエフスキイ』なのですが,実は『北海道新聞』10月24日の書評欄の片隅に小さく紹介されていたのです。新刊などの内容が数行でまとめられているところですね。順番も後ろの方だったので,北海道新聞のインターネットサイトには載っていません。  いずれにしても,紹介していただいたというのはありがたいことで,少しでも売り上げが増えると良いなと思っています(あまりに売れないと出版社に申し訳ない . . . 本文を読む

謎の女優ミラ・ビレンス

2010-11-02 15:01:39 | フロイトとドストエフスキイ
 『現代思想』誌の「研究手帖」欄を執筆させていただいた。一番最後の頁の,編集後記の上にあるコラムである。8月に『フロイトとドストエフスキイ』という本を出したので,それもあってお話をいただいたのかなと思い,『フロイトとドストエフスキイ』に入れられなかったエピソードを書くことにした。  ミラ・ビレンスという亡命ロシア人のことなのだが,この人は「ソ連の原水爆の父」の1人であるユーリイ・ハリトンの母親で . . . 本文を読む
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「父殺し」から卒業するための本

2010-09-01 20:10:33 | フロイトとドストエフスキイ
 『フロイトとドストエフスキイ』について,太田丈太郎さんがツイートしてくれた。「『父殺し』から卒業するための本」という決めのフレーズで閉じられている。精神分析というのは本来,ある種の「卒業」のためのものだと思うので,この表現はうれしい。http://twitter.com/ohtinsky/status/22423309397  「日本のドストエフスキーをめぐる言説には特異なバイアスがある」とい . . . 本文を読む

『フロイトとドストエフスキイ』をめぐる若干の弁明

2010-08-21 15:15:58 | フロイトとドストエフスキイ
 もう出版社のサイトに案内も出ているし,amazonで購入も可能になっているのでここに書くが,『フロイトとドストエフスキイ 精神分析とロシア文化』という本を東洋書店から出した。「ユーラシア選書」の16巻。  新しい本を出せたというのに,今ひとつすっきりした気分になれないのは,出版社や消費者の期待とこの本の内容に,恐らく「ずれ」があるからである。端的に言うと,この本は「ロシア文化論」ではあっても, . . . 本文を読む
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ルー・ザロメと精神分析

2010-04-16 01:29:53 | フロイトとドストエフスキイ
 「ルー・ザロメと精神分析」という論文を,科研費の研究報告書に発表しました。  岩本和久「ルー・ザロメと精神分析」『辺境と異境―非中心におけるロシア文化の比較研究』1号,北海道大学大学院文学研究科,2010年,36-47頁。  ルー・ザロメの回想録,特に精神分析について語った部分をロシア文学者が読むと,こんなところが気になる,といった趣の文章です……。 . . . 本文を読む

遠い家路

2009-08-27 17:12:58 | フロイトとドストエフスキイ
 北大の研究会にお邪魔した。関係者の皆さん、ありがとうございました……しかし、翌朝の汽車には乗り遅れてしまう。慢心があったのだと思う。猛省しつつの家路は遠い。 . . . 本文を読む

北大に来たが……

2009-08-11 21:00:05 | フロイトとドストエフスキイ
 北大に来たわけですが,北海道だというのにクラクラするほど暑い……30度あるらしい。  で,必要な本のうち2冊がなく,ガックシ。amazonなんかで探してみても品切れ中だったり,取り寄せできなかったりという状態で,どうやら東大に行かねばならないようである。ありふれた本なので油断していた。  そんな風にゴソゴソしていたら,ドイツで出るらしいオーシポフとフロイトの書簡集を見つけてしまい,そんな . . . 本文を読む
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亡命ロシア文学室

2009-08-05 05:31:47 | フロイトとドストエフスキイ
 レーニン図書館の4階にある「外国で刊行されたロシア語文献室」を、初めて利用したのである。「亡命ロシア文学室」みたいな所だ。  廊下の突き当たりにある扉の向こうは、冷房の効いた小さな閲覧室。窓の正面には、救世主キリスト寺院が見える。 . . . 本文を読む

アウトサイダー

2009-07-06 01:54:34 | フロイトとドストエフスキイ
 北大の図書館と札大の図書館のハシゴをしたのだけれど、札大の図書館は「試験前につき学外者立ち入り禁止」だったので,教え子の院生に資料収集を手伝ってもらうことにした。大畑君,ありがとう。  図書館に入れないので,その前のベンチに座っていたら,雷雨になった。ついていない時はそんなものである。 . . . 本文を読む