宮風さんがtwitterで紹介していたので(http://twitter.com/mykazek/status/23363548780437504),白井恭弘『外国語学習の科学』(岩波新書,2008年)を読んでみた。学問的には,「第2言語習得論」という領域を紹介したものということになるらしい。
第1章では日本人にとって欧米の言語は難しく,欧米人にとって日本語や韓国語は難しいとう,割とよく知ら . . . 本文を読む
「自由への試練――ポスト・スターリン時代の《抵抗》と《想像力》」と題されたシンポジウムを聞くため,土曜日に東大に行った。
一応,専門家の端くれからすると,さほど目新しい内容でもなかったのだけれど,20回党大会からフルシチョフの失脚に至る8年余りの「雪どけ」期間(1956-64)というのは,実は刻々と情勢が変化していて,ソ連の様々な人々がそれぞれの立場から観察や思索や発言を休むことなく続けてい . . . 本文を読む
都現代美術館に「トランスフォーメーション」展を見に行く。
ビデオアートが多く、時間がなくてあんまりきちんと見られなかったのだけれど、身体について問い直す作品が多かったような気がする。「変身」が主題だからそれも当たり前か……アートに興味ない人を連れて行ったら、お化け屋敷と思われること間違いなし、という感じでもある。
ロシアのアーティストAES+Fの「最後の暴動」が見たくて出かけたのだが、こ . . . 本文を読む
北大のセミナーでコメンテーターをした後,ボンバルディアのQ400に乗って,千歳から帰宅した。JRやバスだと午後の授業に間に合わなかったのだが,飛行機を使わせていただいたので,授業を休講にせずにすんだ。
車を置いておいた全日空ホテル前まで,空港からバスで移動したのだが,港を過ぎたら乗客が自分だけになってしまった。バスを降りても,そこには誰もいない。誰もいない雪の中をトボトボと歩く。札幌の浮 . . . 本文を読む
『寝台特急 黄色い矢』についていろいろな方が感想を書いてくださっているのだけれど,群像社のtwitterにそのすべてが掲載されるわけでもないようなので,まとめてみる。
《ブログ》
「業務日誌」(http://d.hatena.ne.jp/ShisyoTsukasa/20110112/p1)
《twitter》
biotitt氏(http://twitter.com/biotit/st . . . 本文を読む
昨日,毎日新聞に,荒川洋治氏による『寝台特急 黄色い矢』(群像社)の書評が掲載されたのだそうです。
会話の「間」に注目されているのは,言葉に携わる方らしいと思います。一方で,「世界を知りたいという期待に応える」というフレーズは,ペレーヴィンの哲学的な観察眼のようなものを,うまく表現しているのではないでしょうか。とりとめのない世界の表層に,存在の形を感じ取ろうとするような。それは優れた文学の特 . . . 本文を読む
残念ながら,コメント欄を承認制にしました。きちんとしたコメントはなるべく早く承認するようにいたしますので,お許しください。
いや,肉離れでドンヨリした気分でいる時に,すっとぼけたエロぼけのスパムコメントが書き込まれると,むしょうに腹が立つので。これまでそういうものが来ても手作業で消去していたのですが,こうなるともう精神的に限界です。画像認証もやすやすと突破されてしまうし……たぶん機械による画 . . . 本文を読む
昨日,スキーで転倒したら,左ふくらはぎを肉離れしてしまった。
変な転び方をしたわけではないのだけれど,転倒時に左足のスキーが取れず,体が倒れたまま斜面を滑り落ちている時に,エッジが斜面に引っかかって,足に変な力がかかった。
別に足を地面につけなければ痛くはないのですよ。転んだところから片足スキーで降りてきて,そのまま車を運転して帰宅したくらいだし。
運が悪かったといいたいところなのだ . . . 本文を読む