with クロワッサン

北ドイツの風をお届け☆
クロワッサンは愛犬。黒いからクロワッサン。

主治医について

2012-03-27 11:27:22 | 治療あれこれinドイチュラント
インフルエンザが治って、すっかりピンピン日常生活をこなしていたんだけど
やっぱり乾いた咳が止まらなかった。

先週のなかごろ、咳をするたびにわき腹というか胸の横がチクっ!となると思ったら
一気にその部分だけ熱を持つわ腫れるわ、そうなると何をしても痛い。
腕をちょっと上げても、歩いても、横になっても、笑っても、深呼吸しても、痛い。
くしゃみや咳なんて、モッテノホカ。

痛み止めのロキソニンも効かずにうまく眠れない一夜を過ごして、主治医のもとへ。



主治医。
かかりつけ医。
家庭医。
ホームドクター。

日本語だといろんな書き方があるドイツの「Hausarzt」ハウス・アーツトは、
どんな症状でもまず最初に行って診てもらう所。
やっぱり「かかりつけ医」が適訳なのかな?

そのハウスアーツトの判断で、その後必要に応じて「Fachartz」ファッハ・アーツト
と呼ばれる専門医への紹介がなされる仕組み。


日本で同じ状況なら、自分で判断して最初から整形外科へ行っていたと思うけど
ドイツではこの順番。
しかもどっちみち長引く咳も、なんとかしなくては。
・・・ということで、長い待ち時間のわりにパパっ!と済まされる楽天的な
私のハウスアーツトに一抹の不安を感じつつ・・・まずは訪ねてみる。



はい、予想通り!

咳の方は、私の説明を聞くだけでノドの視診は無しに薬の処方が決まる。
・・・診なくていいの?

つづいてわき腹の痛み。
いちおう2、3ヶ所、聴診器をあててるな・・・と思っていたら
「筋が炎症を起こしてるだけみたいだね!よし、塗り薬をだしてやろう!」


うう~ん。。。
自分の感覚だけど、どう考えても筋肉じゃなくて、押さえたら1本ここ!と思う骨の場所が
あるんだけど・・・

私「整形外科とか、行かなくていいですか?骨も診た方がいいかも」
医「なんでそう思うの?必要ないでしょうに」

私「長引く咳で、肋骨を骨折したという人もいるみたいですよ」
医「君は、インターネットの情報を信じているのか?インターネットは100%嘘だ。」

 ※念のため書いておくと、このお医者さんは30代後半~40くらいの人です。


ここから、ハウスアーツト怒涛の攻撃
(とはいえ怒っているのではなく、まるで嘲笑している口調)

医「いいか、80歳のおばあちゃんじゃあるまいに、咳くらいで骨が折れると
  君は本当に思っているのか?
  ない、ない、絶対にない。インターネットの見すぎだ。
  1ヶ月咳が続いていたって、肋骨が折れることは絶対にないし、鬱にもなることも
  絶対にない、それに放射能を浴びることも100%ないから、安心しなさい!
  オーケー?じゃあ終わり!」


・・・後半、なんだ?

放射能って、なに?
一瞬あぜんとしてしまった。もしかして、ジョークのつもりで言ったの?(だってちょっと
笑いながら言ってたから)
だとしたら、全然おもしろくないんですけど!!!!!



「このあと整形外科へ行く必要はないからね!」と念を押すハウスアーツトを尻目に、
その足で上の階の整形外科へ。

ヘルニア治療で前に通っていたところ。
今行っている整形外科は、事前に電話したらイースター明け(4月10日)以降しか
予約が取れないとのことで、予約外でも診てくれる前の整形外科へ行ってみた。


受付で事情を話すと、予約なしだったのに最初に診てもらえ、しかもたくさんいる先生の中で
自分に一番合う先生だった。ラッキー!

そして診察の結果は・・・
肋骨にヒビが入っている可能性が高い、とのことでした。

・・・そら見たことか。


症状(痛みの広がり方、腫れ方)から診ると筋ではなく骨に異常があるのは間違いなく、
ただレントゲンには写らなかったので、もちろん「ボキッ!」といっているわけはなくて
小さいヒビが入っているのではないかとのこと。
そしてこの外科医の先生いわく、肋骨は他の骨よりも折れやすいため、若い人でも
スポーツや、重いものを持ったり、それに咳でも同じ動作をし続ければヒビが入ることが
あるんだそう。

そら見たことか!!ハウスアーツトめ!!!!


すべての分野において詳しい診断をしてくださいと、言ってるんじゃないのよわたしゃ。
分からないならそれでいいから、専門医にきちんと振ってくださいと、言ってるのよ。
それが、ドイツのハウスアーツトってもんじゃないのか??




わき腹の痛みが始まって明日で1週間、処方してもらった痛み止めの薬がよく効くので
今のところはノンビリな日常は問題なし。
木曜日からためしにアルバイトも再開してみて、週末にはサッカーも観にいく予定。
完全に治るには5~6週間かかるらしいけど・・・
レントゲンに写るほどではなかったので、痛み止めで時間の経過を待つくらいしか
治療のしようがないみたい。


問題は、咳止めに出してもらったトロリン系のシロップ薬があまり効かずに
咳をするたびにいちいちわき腹が痛むこと。
いくら痛み止めが効いていたって完璧ではないので、咳やくしゃみは大変。

このままではまたハウスアーツトに診てもらわなければならない・・・

ということで、今近所で他にいいお医者さんがないか、探しているところ。

誤診だったということよりも、放射能を例え(?)に使うセンスが個人的には信じられなかったので
あのお医者さんに行くことはもうないと思います。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿