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この町を去る前に~ザンクト・ガレン③

2013-08-26 19:32:37 | おでかけ~国境を越えて
予定していた電車には、間に合いそう!


修道院(の外観)と図書館ホールだけでこの町を去るのは残念・・・

だけど、まあ言ってみたら「ついでに」立ち寄ったようなものなので
仕方なく。
日曜日の午前中でだーれもいない静かな旧市街を抜けて、駅へいそぐ。



・・・建物観察大好きな私、気付いちゃいましたよ!!!

この町の旧市街、出窓がとっても多いこと。


 


多くの出窓は、絵付けされているか木彫が施されている。


 


複数階バージョン!





旧市街でちょっと顔をあげれば、この通り。
こんなに出窓の多いところって、ほかにあったっけー?こんなもんだったっけー?

・・・と気になりつつ写真だけ撮っておいて、あとで調べてみると
やっぱりザンクト・ガレンは出窓で有名な町だったそう。

ドイツ語で「Erker エァカー」と呼ばれる出窓は、中世において富の象徴とされ
家々は競うように出窓を作り豪華な装飾を施したのだとか。
(この町の出窓建築の絶頂期は、1650~1720年の間)

少しネットで検索するだけで、たーーくさん、ザンクト・ガレンの出窓がとても有名で
観光の目玉でもあるという記事に行きつく。
・・・自分で気付いた私、褒めて褒めてー!(笑)

な~んて、ここの旧市街にはなんと111ヶ所も出窓があるというから、
たいていの人は何も知らなくても歩いてみたら気付くかな(笑)


 


それぞれの家には「名前」があったりして、それが出窓に記されているのも特徴。

例えば↑上の2つだと、左は
「Zur Harmonie(ツア・ハーモニー)」=調和の家
右のだと
「Zum Bären(ツム・ベーレン)」=熊の家
というふうに。

動物や植物の名前が多い気がするけど、調和の家、みたいなのもあるんだ~と
歩きながら1つずつ見ているとなかなか面白い。

ちなみに、熊はけっこう出場頻度が高く、
「熊の家」「熊のホテル」「熊のレストラン」という名前の歴史ある建物が
わりとドイツ中で見られる。
ライオンとならんで、人気どころ。


 


出窓と、入り口の扉が同じ装飾だった、
「Haus zur Nachtigall(ハウス・ツア・ナハティガル)」=ナイチンゲールの家

さっきの調和や熊の家のように、「Haus=家」という言葉は省略されたりもするけど、
ここはフルネームで。


111あるザンクト・ガレン旧市街内の出窓のなかで、一番豪華で人々の目を引くのが
「Haus zum Pelikan(ハウス・ツム・ペリカン)」=ペリカンの家
なんだそう。

・・・何度も自分の撮った写真を見返したけど、残念ながらなかった(^^;)

ということで、私が慌ただしく見た中で一番好きになったのは、ナイチンゲールの家!

ペリカンの家と、その建物1階にあるという「ペリカンカフェ」と、
修道院の大聖堂の中は、また次にザンクト・ガレンに来たときに訪れよう。



そんなこんなで、目的の図書館ホール以外も短時間ながら、満喫☆

これからまたボーデン湖をぐるりと電車の旅、再開!



ザンクト・ガレン中央駅で電車を待っている間・・・





動物のペイントが楽しげな電車を発見!
特急電車の1車両だけ。
2階部分の窓からすでに何やら見えているのに興味をそそられて、発車時刻まで
まだまだあるのでちょっと乗り込んでみる。





普通は一等車なら①、二等車なら②と書かれているドア付近に、クマちゃんマーク。





2階部分は、子供の遊ぶスペースだった!
すべり台もあるなんて、本格的。
さすが・・・電車の国スイス!


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