なにがあるかは時の運

日々のできごと

生理がコントロールできる!?

2005-06-13 23:02:42 | Weblog
……という夢のような(笑)ハナシを。
テーマサロン大好きな本・読んだ本にトラックバックしつつ、もうコレは生理大っ嫌いな女性達に伝えなければ!!というわけで、今日はオンナノコの話。そして男性陣にもオススメ。

三砂ちづる 著 『オニババ化する女たち  女性の身体性を取り戻す』光文社新書 2004年

海里はあまり、学術的な本が好きじゃないんですが
一時期、京極夏彦に傾倒していて、その所為で「妖怪=“境界”の向こうの人間」というような(…いや、あんまりそこら辺はつっこまれると困るんだけど…)卒論を書いた(そして見事に失敗した)経緯がありまして、この本のタイトルにびびびっ、とキてしまったんです

折しも、生理1日目(笑)
ちゅーか、笑い事じゃなく、用事があって外出したものの、どうにもこうにも体調が思わしくなくて
仕事の時にどうしても~!って時以外は飲まないようにしてるバファ●ン(だって、常習性が怖いんだもん………)を飲んで、どんより暗いキモチで本屋に立ち寄ったところだったのです。

そして目に留まった本をぱらぱらと立ち読みしていたら。
「昔の人は月経血を調節できた」なんて書いてあるじゃないですか
ひゃああマジですかマジですか
なんて夢のような!えええそれわたしもやってみたいっつーか、ぜひやりたいんですけどっっ

そしたら、別になんてことはない、昔の人は当たり前にやっていたらしいんですな。
コツは「気を付けること」
……えええ

しかし、これでいくつか不思議に思っていたことが一気に解決。
ずっと不思議だったんだよなー。
江戸時代…に限らないけど、パンツがなくて、「腰巻き」だけが唯一の下着だった時代、女の人たちってどうしてたんだろう???と。
今でこそいろんな生理用品がありますけどもね、母親世代(4~50代)に聞いてご覧なさい。
“お手製”の時代だったんだから~。
・・・まあそれは置いとくとして。
普通にトイレで用を足す感覚でコントロール出来ていたのなら、何ら不思議は無いわけで。
『宇宙皇子』(これもものっすごいハマってたんだ…)では、月のものが始まると女の子たちは専用の小屋に籠もっていたんですが、………海里の想像力は、小屋の外が限界で、小屋の中ってば一体???だったのです。ぶっちゃけ、著者の藤川氏にだって分かっちゃいなかったんでしょうけれど(笑)
現に、地上編の8巻(だったと思う)で沖縄旅行(違)したときに急に…!な場面では、各務は寝込んでたし。
でも、時代劇とか見てても、この「長屋のおかみさんたち」が月に1週間も寝て過ごすなんてありえないよなぁとか。

そんな疑問がすっぱり解決。
ああ、止められるんだ、と。
そして、海里の目の前には、希望にあふれた未来!(笑)
このワザをマスターしてしまえば、温泉旅行だって怖くないぜッ


それからこの本には、体のサイクルにあわせてその時の人生を送ることがどんなにいいことか、ということが書かれていて、もうちょっと若いうちに読みたかったかなぁ。なんてね。

大学のゼミの傾向が、フェミニズム論に片足つっこんだような(異文化やら民俗やらを語ろうとすると避けて通れないのかも?)カンジだったんですが、ジェンダーとしての「女」を肯定する気もさらさらないがフェミニズム論もなんだか釈然としないし、という中途半端な感情のまま(学問を感情で語るな)「逃げ出して」きたので、「女性」がつくテーマなんて関わりたくもなかったんですが

この本はそんな海里でも、興味深く読めました。
う~ん、オニババになる前に、エネルギーの適当な使い道をさっさと見つけるか・・・