風聞草 ( 36 )

　　　＜ポスト京都枠組み　年末が期限＞

　京都議定書に続く温室効果ガス削減のための枠組み
「ポスト京都」をめぐる交渉は、先進国のさらなる削減に
ついてと、現在は削減義務のない途上国を含めての新たな
枠組みについての二つの作業部会で同時並行的に論議され
ている。

　このほど明らかになった国連作業部会議長の原案には、
先進国に義務付けられる温室効果ガス削減の努力が公平
になるような仕組みが盛り込まれた。どのような指標で
「公平性」を判断するかは今後の国際交渉に委ねられる。

　議長案では、限界削減費用　や国内総生産（GDP),国民
一人当たりの排出量など少なくとも10の指標が例示された。