<温室ガス削減7%>
「温室効果ガスの排出量を減らす中期目標について、政府は90年比で
7%(05年比で14%減)とする方向で最終調整に入った」と、各メディアは
伝えている。
これは、中期目標検討委員会が先に示した6つの選択肢のなかの+4、
+1~-5、に次ぐもの。この数値が目標値として高い数字かそうでないか
(低い)とか私見をいう気はない。もっとも-7%が妥当かどうかを分析する
能力も持ち合わせていないのだが。
90年比ー7%は、05年比-14%ということらしい。欧州連合(EU)や米国も
05年比でー14%で日本も同じ削減幅となった。
話は少し古くなる、お許しを願う。中期目標検討委員会・座長は03~08年
まで日銀総裁であった福井俊彦氏である。昨年11月末、メディアの「福井さん、
温室ガス削減議論をどうすすめますか?」の質問に対し、次のように答えて
いた。
「環境、エネルギー、経済の将来予測モデルがある。単に二酸化炭素(CO2)
を削減するプロセスを示すというより、経済に好循環を生むかどうか、さらに
日本経済だけでなく、グローバルな経済のメカニズムにどう働きかけるか。
他国の削減目標を検証しながら、他の国々と着実に削減できる見本をしめす
ことになるかもしれない」。
経済界には+4%(現状維持)案を推す声が強かったそうだ。多くの環境
NGOが支持する-25%案、そのなかでの-7%、麻生首相の最終決断のうえ
で「ポスト京都議定書」の温暖化対策を話しあう国際交渉で日本の基本的立場
となる「中期目標」は10日には公表される。
「温室効果ガスの排出量を減らす中期目標について、政府は90年比で
7%(05年比で14%減)とする方向で最終調整に入った」と、各メディアは
伝えている。
これは、中期目標検討委員会が先に示した6つの選択肢のなかの+4、
+1~-5、に次ぐもの。この数値が目標値として高い数字かそうでないか
(低い)とか私見をいう気はない。もっとも-7%が妥当かどうかを分析する
能力も持ち合わせていないのだが。
90年比ー7%は、05年比-14%ということらしい。欧州連合(EU)や米国も
05年比でー14%で日本も同じ削減幅となった。
話は少し古くなる、お許しを願う。中期目標検討委員会・座長は03~08年
まで日銀総裁であった福井俊彦氏である。昨年11月末、メディアの「福井さん、
温室ガス削減議論をどうすすめますか?」の質問に対し、次のように答えて
いた。
「環境、エネルギー、経済の将来予測モデルがある。単に二酸化炭素(CO2)
を削減するプロセスを示すというより、経済に好循環を生むかどうか、さらに
日本経済だけでなく、グローバルな経済のメカニズムにどう働きかけるか。
他国の削減目標を検証しながら、他の国々と着実に削減できる見本をしめす
ことになるかもしれない」。
経済界には+4%(現状維持)案を推す声が強かったそうだ。多くの環境
NGOが支持する-25%案、そのなかでの-7%、麻生首相の最終決断のうえ
で「ポスト京都議定書」の温暖化対策を話しあう国際交渉で日本の基本的立場
となる「中期目標」は10日には公表される。