《 原発事故から半年 ― その4 》
前にふれましたが、今から12年前の今日(9/30日)、
核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で臨界事故が発生、
死者2人、住民660人以上が被曝(ひばく)、当時、国内最悪の
原発事故が起きました。
また、2009年9/30日10時16分、インドネシア・スマトラ島沖で
発生したM(マグニチュード)7,5の地震が発生、1100人の犠牲者が
でています(2009年10/2現在)。
災害には備え、事故は防がねばなりません。3・11空前の大震災から
半年以上過ぎた。私たちはこの災害から何を学ぶのか。
復旧への基本方針を示し、年内の原発冷温停止も宣言した。
だがあまりにも遅くはないのか。
第一党党首が首相になる議員内閣制、理解はしているが
蚊帳の外の国民(有権者)は苛立ちを感じている。
苛立ち、先行き不安は尽きない。
国民は政治の弱さと見苦しさにやり場のない気持ちが募る。
しかし、総じて人々は無気力とか絶望とかに長く安住できる
ものでないことは自明の話である。
悪しきものが日本を覆っている。この悪しきものを取り除けば
暮らしはよくなるだろうと人々は出口を探しはじめた。
野田政権の世論調査による発足時の支持率は各メディアで
ばらつきはあるものの55~65%と聞く。
大平政権以来20の政権が誕生したがその中でも5番目の高さ
だそうだ。これは勝手な推測だが、民主党の実力とか実績の
評価ではないと考える。
国民は良き政治を待望するしかないのである。だから新しい
政権へ期待したのだ。だが、多くの国民は世の移り変わり
も見てきている。悪しき政治ならまわりにふえているが
良き政治は簡単に手に入らないことをわかっている。
世のしくみがそのように変わったきた。