右脳と左脳の広場

人間の能力の全面的な開花をめざし、さまざまな話題を提供します。

マージャン牌の右脳的記憶

2006-07-19 18:35:42 | 教育
連休に田沢湖芸術村というところに行ってきました。文学関係の研究集会があったのですが、面白い経験をしました。

 同室になった人の中に画家さんがいました。高校の美術の先生をしていた方で、有名な美術団体の会員の方です。この人、マージャンが強いそうですが、ずっと昔、学生時代に金に困っていたころ、マージャン牌を覚えることで、勝負に勝っていたそうです。自分で並べる34枚は全部完全に覚えていたそうです。当時は少し強い、と言われる人はみんなそんなことをやっていたそうです。

 しかし、34枚の位置と内容を間違いなく覚えられるものでしょうか。もし、これがランダムな数字やらアルファベットだったら、34個が覚えられるでしょうか。マージャンの牌は、数字をあらわしていますが、絵模様でもあります。右脳が働いて覚えやすくなるのかもしれません。それから、この人は画家になるくらいだから、右脳を活性化させることは得意だったのかもしれません。いずれにしても、人間の記憶の可能性を考えさせられる話です。

 私は、いろいろな右脳トレーニングをやりましたが、うまくいかなかったものもたくさんあります。数枚の色のついたカードを一瞬見て、それが何色のカードであったかを復元するトレーニングは苦手でしたね。カードが八枚以上になると、完全に答えることは難しかったです。色だけでは覚えにくいのでしょうか。何か模様が書いてあるものならもう少し記憶しやすかったかもしれません。実験していないので何ともいえませんが。