右脳と左脳の広場

人間の能力の全面的な開花をめざし、さまざまな話題を提供します。

覇王別姫

2007-01-26 12:17:23 | 語学
 陳凱歌監督には有名な「覇王別姫」という作品があります。京劇を扱った壮大な作品です(少し特殊な世界ですが)。この作品の中で私が一番リアリティと迫力を感じたのは文化大革命のシーンです。紅衛兵の追及の中で恋人が友人が裏切りに裏切っていく様子がすごかったです。
 今、NHKのラジオ中国語講座の応用編で陳凱歌監督の自伝とインタビューをやっていますが、これによると、文化大革命の時、陳凱歌監督は映画監督であったお父さんを追及する側であり、お父さんを突き飛ばしたという経験があるということでした。その後、もちろんこの事件は親子の関係に深刻な影響を与え、お互いに苦しんだということがインタビューの中で語られていました(今はとてもよい関係だということですが)。うーん、なるほど。それで紅衛兵の追及があんなにリアルなんですね。

 ラジオ講座の応用編はまだ私には早すぎるのですが、ほかの外国語とちがって発音を聞いて漢字が頭にうかぶ、ということがあります。ですから、長いインタビューや物語の朗読でもそれとなく意味がわかりますね。漢字文化の国の有利な点でしょうね。最近日本文の中にある漢字も中国風に読んで四声をつけてみたくなります。上げ下げのついたあの独特の読み方にすっかり魅せられています。

 昔、中国語を勉強している友人がやたらと四声で話しかけてきたりして「キザなヤツだ」と思っていたのですが、どうやら私も虜になりつつあります。

中国映画

2007-01-25 12:00:25 | 教育
 中国の留学生と中国映画について話すことにしました。と言っても、私が看たことのある中国映画はそれほど多くありません。チャン・イーモウの何作かとチェン・カイコーの何作か、あとは少林寺などのエンターテインメントです。

一番感動した、チャン・イーモウ(張芸謀)の「初恋のきた道」(我的父親母親)とチェン・カイコーの「北京バイオリン」(和○在一起 ○は弥を人偏に変えたもの)の監督名と作品名を紙に書き、それに「私はこの映画を見たことがある、とても面白かった」という意味のことを中国語で添えて、この紙を持って留学生のところに行きました。紙に書いておくというのはとても心強いです。

 監督と作品の正確な読み方、それから紙に書いた私の感想の正確な読み方を教えてもらいました。この映画の感想を聞こうと思ったのですが、両方とも見ていない
とのことでした。こんな名作をどうして中国の人が見ていないのでしょう。若い人なので趣味が違うのかもしれません。でも少し不思議です。

陳凱歌

2007-01-22 12:51:00 | 教育
 中国からの留学生とできるだけ中国語で話そうとするのですが、何から話してよいやら・・・と思い悩んでいたのですが、中国映画について話すことを思いつきました。まずは監督の名前の呼び方から。

「陳凱歌」は日本読みでは「チンガイカ」です。カタカナで書いた中国読みは「チェン・カイコー」ですが、ピンインは「Chen Kaige」となっていてカタカナ中国読みとずいぶん違っているのではないかと思いました。
 
 それで昼休みに「陳凱歌」と書いた紙を持って話しにいきました。
彼女は見るとすぐに「チェン・カイガ」と発音しました。「歌」のピンインは「ge」なのでこれは「ガ」と聞こえても不思議はありません。四声は違うけど、一個、二個のときに使う「イーガ」「リャンガ」の「ge」ですよね、きっと。

 そうか、まずこういう風に紙に書いたものを持って行って発音を教えてもらい「シェ、シェ」と言って帰ってくればいいんですね。

中国語の面白さ

2007-01-19 17:34:46 | 教育
中国語の勉強はとても面白いですね。単語レベルでは非常に日本語に似ていて「日本はこんなにも中国から影響をうけているんだ」とあらためて思います。

興味にまかせて楽しんで勉強している感じです。
最近、大変役にたつサイトを見つけました。
http://zhongguohua.web.infoseek.co.jp/

日常会話の例文が豊富に掲載されていてしかも音声で聞くことができる便利なサイトです。

やっぱり中国語は発音が難しいですね。中でも四声はなかなか記憶できません。単語は「飽きるほど聞く」形で右脳的学習をしているのですが、音の上げ下げに関しては、いまのところ右脳的学習もそれほど効果をあげていないようです・・・四声をあまり強く意識しすぎるせいでしょうか?