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手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

金田式電流伝送プリ + SATRI - IC

2014年11月28日 00時51分46秒 | プリ・アンプ

以前、バクーンの初期の頃のモデル DAC-5720 の i/V変換部分をSATRI-ICに変えて

使っていたが、調子が悪くなったことと さすがにもう古いということもあり、筐体だけ

残してバラしてしまった。

そのときの I/V変換部分があったので、それを使ってみたが、片CHがうまくいかない。

i/V変換を受け持つ抵抗の両端の電圧が 不安定極まりない。ICのピンに手で触れると

大きく変動する。どうやら発振いるようだった。ICはもう2個ストックがあるのだが、

ICを直付けしていたので、取り外しが面倒だった。なので、他に昔、試しに作った

EQ用の基板が出て来たので、それを使うことにした。I/V変換だけだと実に

シンプルだ。DCサーボは付いていないが、ドリフトは4.7KのI/V変換抵抗の両端で

20mV弱なのでOKだろう。

さて、これを金田式のEQ-IVCからの出力を指定の1.5Kの抵抗を通して接続

SATRI側のI/V変換抵抗に50KのVRをパラにしてVRとする。

さて、レコードをかけると、爆音だ!! VRを回す前から もう音が出ている。

ほんの僅かにVRを回すだけで 片CHから音が出る。VRの誤差によるものだ。

金田式DACと同じだ。ということで、電流出力なので、IVC側の出力にアースに

落とした抵抗を付けて 流れ込む電流を絞ることにした。

1Kでは効果なし。500Ωで少しVRを上げられる。結局 220Ωとし、SATRI側の

VRを実質2KΩにした。これで VRの9時あたりでも かなり大き目の音だが

実用域になった。

その音はというと、以前、金田式 真空管DCプリのときに聴けた音が復活した感じだ。

山本 剛の「Misty]をかけると SP Box 220ℓの頃に聴けた 低音に近い音が出てきた。

あの、スタジオの床を伝わる なんというか ゴトゴト というような 空気が動く感じの

音だ。ピアノの弦が作る ハーモニーが 響板に跳ね返るのがわかる。

うーん、やっぱり 元祖 電流増幅のSATRI-ICだ。金田式 EQ-IVCの本領を引き出して

くれた。 6384のアンプとあいまって 私にとっては 久々に興奮させられる音が出た。

 


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