手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

BTLアダプタを作る

2012年08月07日 00時53分00秒 | TRアンプ


  適当な部品で作った BTLアダプタは、バイポーラTRの差動2段で、いかにも
ふた昔ほど前の回路だった。電流は食うし、出力には設計値としてCD電圧が出る。
 ということで、何か適当な回路を見つけて作り直そうと思っていた。

Web上で探していたら aurorasaoundさんというサイトを見つけた。
LM3886のアンプをBTL接続にするアダプタだ。

 サイトはこちら  aurorasaound  

OPアンプには OPA2604という定評のあるものが使われている。
6月末に旅行に行くときは回路図をバッグに入れて行った。帰国し東京に2-3日滞在したので、
パーツを秋葉原で調達してきていた。

2SK2554のアンプをBTLにした音を再度聴いてみたかったので、2日前にICピッチの基板への
部品の配置を決めた。部品の数も少ないので、簡単にできると思ったが 意外に
手間取ってしまった。何しろピッチの狭い基板上で半田付けするのはなかなか辛いものがある。
小さな虫メガネチェックしながら半日がかりで一応組み上げた。





片chは、問題なく動作が確認できた。出力のDCは、テスターの200mVのレンジで0mV。
ときおり0.1mVが表示される。予想外の安定度だ。ゲインも設計値どおりだ。
もう片CHも簡単に済むと思ったら、なぜか出力に 不安定なDCが出る。これは発振したかと
面倒なことになりそうな予感がした。
案の定、原因はなかなかわからず。OPアンプは馴染がないので、トラブルの原因を探し当てる
ノウハウを持ち合わせていない。当然、半田付けの不良かとICの足まわりの半田を再度
コテを当てる。発振であればどこかを触ると変化が現れると思い、適当に指でさわっていたら
入力に入れているDCカット用のコンデンサの付近で挙動が変わる。
高周波ノイズをカットする220pFのコンデンサがおかしいのかと取り換えるが変化なし。
ICの3番ピン(入力端子)をアースに落とすと 出力は0Vになる。
入力端子をアースに落としても出力のDCは挙動不安定なままだ。
 コンデンサは新品のはずだから、まさかとは思ったが、手持ちのものと取り換えてみた。
なんと、こいつが元凶だった。
写真では、左側の中央下にある緑のコンデンサだった。

 とりあえず、パワーアンプの数が足りないので、低音用に2SK2554のアンプととクリスキットP-35を
BTL接続にして音出し。

なかなかいい感じだ。ウーファ(TL-1601)の低い音域が、かなり制動されている感じだ。

明日、じっくりと聴いてみよう。


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