マウント・エグモント（タラナキ）

３０人の乗客を乗せたプロペラ機の高度はそんなに高くはない。
南北の島を隔てたクック海峡を渡るともう北島だ。

やがて左手に富士山に似た山が見えてきた。隣に座っていた紳士が、窓際に席を譲ってくれ、あれはエグモント（タラナキ）山であると説明をしてくれた。火山活動で出来た山で、富士山そっくりである。

まもなく、左側の窓からはタウポ湖の近くにあるトンガリロ山も見える。この山も火山の噴火で出来た山で、近くには温泉も湧き出て日本の山々と同じ様に美しい景観を呈している。

赤道を跨いで日本と同緯度にあるニュージーランドは自然豊かな国である。山里の緑の深さは日本に軍配があがるが、南島のマウント・クックの山岳地帯とフィヨルランドの景観は人口が少ないせいか自然保護の点ではＮＺが勝る思いである。

１時間半のフライトで再び出発地のオークランドに到着した。