老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

精密検査3、骨シンチグラフィー

2010-04-14 06:16:29 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2009年1月8日

通院している国際親善総合病院には機械がないため、担当医の紹介により横浜旭中央総合病院に行き骨シンチグラフィーを行う。

これは半減期が6時間のテクネシウムをいう放射性同位元素を用いる検査で、カルシウム代謝の亢進している(代謝が増えている)部位でテクネシウムの集積が見られる。

同病院の放射線科に行き、この放射線同位元素を静脈内に注射し、1時間位院内でブラブラした後、MRIと同じ様な機械の上に横になる。20~30分時間がかかったと思うが、この検査も痛みも痒みもない。検査費用は(国保本人10%負担)6,350円であった。

後は1月15日に主治医から詳しい診断・説明を待つのみである。判決を待つ被告人の心境か。

<写真:ウルグアイ首都、モンテビデオ>


精密検査2、MRI(磁気共鳴画像法)

2010-04-13 12:27:56 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2009年1月7日

昨日に次いで横浜国際親善総合病院で前立腺のMRI検査を行う。CTでの検査でも或る程度の判断は可能であるが、MRIの方が、がんの前立腺被膜外浸潤や精嚢浸潤の有無に有効とされている。

この検査も前日に行われたCTと同じ様な機械に乗り20分位の時間がかかったように記憶している。CTの時より音が少し騒がしいような気がした。

治療費は国保本人10%負担で770円と非常に安い。

<写真:ラプラタ川を船で渡る>


精密検査1、CT(コンピュータ断層法)

2010-04-12 08:37:14 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)
2009年1月6日
前立腺がんの進行状況により治療方法が異なるため、更に精密検査が必要となる。まず、横浜国際親善総合病院でCTによる検査を行う。CTはX線で体の内部を描き出し、治療前に転移や周辺臓器へのがんの広がりを調べるものである。通院で検査が可能で、ベッドに横になり円柱の様な機械が頭から足の方に移動して検査するものである。ガソリンスタンドにある自動車の洗浄機みたいなものと思えばよろしい。機械の上に横になり検査にかかる時間は30分に満たない。X線の検査であるため痛みとか痒みなどは全くない。
検査に要した医療費は国保本人(10%負担)で3,220円と予想したより低額であった。<写真:アルゼンチン、レコレータ墓地>

情報収集

2010-04-08 06:57:20 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

医師より参考文献として「前立腺の病気がわかる本」窪田吉信・編集(法研)を購入し、購読を勧められる。早速、近くの書店に行き書架を見るが該当書籍は置いていない。受付で取り寄せてもらうよう求める。

5日ほど後に電話で連絡があり購入(1,500円)し早速読む。素人にも良く解るように書いてある。

一方、「恵比寿会」と言うクラス会の中で、同じく前立腺がんに罹患された先輩にメールで色々とお聞きするとにした。又、他の皆さんにも前立腺がんについての情報を求めることにした。

多くも皆さんから「大丈夫だ!大丈夫だ!」と激励の言葉をもらう。友人知人の有難さを強く感じることであった。

<写真:ブエノス・アイレスの日本庭園>


悲嘆

2010-04-07 06:30:00 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

医師より「前立腺がんです」と面と向って宣言された。或る程度は覚悟をしていたが、あらためて正式に宣告されたのでことで精神的にまいった。

身近にゴルフ仲間のS宮さんが、前立腺がんで2008年10月11日、72歳で逝去されている。俺も間もなく死ぬのかと思うとなんだか虚しくなってくる。反面、ゴルフの杉原選手のようにがんと宣告されて10年以上も命を永らえて現役選手として活躍している人もいる。俺もすぐには死ぬことはないだろうとも思ったりする。何れにせよ私の心は良いほうに、あるいは悪いほうにと動揺した。

特に妻・キヨ子は落胆はなはだしく「私より早く死なないでくれ」と泣いてせがまれる。あたかも、もう間もなく私が臨終のごとくである。

たしかに、今、私が死んだとしたら、税金のことにしろ財産のことにしろ保険のことにしろ市民生活全般の諸届け類一切を私が執り行ってきたので、妻は皆目どうしたら良いものか解らないであろう。

そんなこともあり、妻の悲嘆ぶりは誠に激しく、それを聞くと私もどうしようもなく悲しくなってしまった。

<写真:ブエノス・アイレスの動物園にて>


前立腺がんと診断される

2010-04-06 12:21:45 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月18日

12月2日に行われた前立腺針生検の結果、国際親善総合病院泌尿器科のMドクターから「前立腺がん」であると診断された。

10ケ所を生検し8ケ所からがんが検出された。それも悪性度が高いとのことであった。進行度は局所浸潤の疑いありとのことで、更に精密な検査を行うことにした。

1.コンピュータ断層法(CT)

2.磁気共鳴画像法(MRI)

3.骨シンチガラフィー

以上の検査をしてから、今後の治療方法をそうするか決定することにする。

<写真:ブエノス・アイレスのコロン劇場>


退院

2010-04-01 08:35:08 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月3日退院。

前日(2日)、手術(生検)後、生れて始めて点滴注射を行う。左腕の静脈に注射針を固定し高く吊るされたビニール袋から栄養か薬なのか知らないが黄色い液体が一滴一滴のんびりと体内に侵入する。2袋ほど注射された。その間、トイレに行くのにも、下に車のついた棒でぶらさげられた点滴液を連れて行かなければならない。まったく億劫である。

尿は血液混じりの赤色染みている。自分の放尿された全部をビニール袋に取るよう指示されていたので解ったが1日で1.8L位の量があった。

3日の午前中退院できた。窓口で支払いの精算があり、全部で10,960円ですんだ。その他、陰毛の剃毛代が別に1,000円請求される。

今日の検査の結果は12月18日に判明するとのこと。幸運を祈るのみだ。

<写真:ブレノス・アイレスの植物園に咲く花>


前立腺針生検

2010-03-31 07:22:59 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月2日

午前9時、入院中のベッドから車椅子に乗り看護婦に連れられて手術室に向いました。控え室で麻酔の注射を打ち、手術室の台に乗せられた時はまだ意識がありましたがその後どうされたか全然意識がないので解りません。

約30分後、再び車椅子に乗り病室のベッドに戻りやっと正気に戻ったほどでした。

この「前立腺針生検」は”がん”であるかどうか?”がん”であった場合、進行度(がんの前立腺の中での広がり具合)と悪性度(がんの性質)を検査するものである。

手術台の上に仰向けになり、股を広げて足を上げる体位になり、肛門から針を刺して前立腺の組織を採取する。採取された組織を検査するものである。

検査後2時間位たった後は水分、食べ物等は摂ってかまわない。また、院内であれば歩行も可能である。

夕食は他の入院患者と同様の普通食を摂ることが出来た。

<写真:アルゼンチン、ブエノス・アイレスのカミニートにて>


検査入院

2010-03-30 08:23:34 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年12月1日

妻を伴ってバスを乗り継ぎ病院に向う。午後2時、病院の窓口で入院手続き(保証金20,000円を支払う)をし6人部屋の窓側のベッドに横になる。

入院生活について看護師が色々と説明をしてくれる。主治医も回診時、明日の検査について詳しく説明をしてくれた。助手を伴い夜遅くまでの回診ご苦労さまです。それに薬剤師も説明にくる。誠に親切極まりない。30年間も入院したことがないので、戸惑うほどであった。

午後7時30分から院内の風呂に入り身を清める。そして、大腸の運動を活発にすることによって排便を促がし長をきれいにするための薬(アジャストA錠)を飲む。無論、夕食はなしである。

<写真:南米最南端・カラファテの山並>


横浜親善総合病院泌尿科で再診

2010-03-29 09:56:02 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2008年11月12日

国際親善総合病院の泌尿科のM医師の下で再診を行う。

入院し精密検査(前立腺腫瘍の疑いによるー前立腺生検)を行う必要があろうとのことで、12月1日入院し2日に検査3日退院の手続きをとる。

「手術・検査・治療時の説明ならびに同意書」に署名捺印する。

診療費の合計額は国保本人1割負担で7,205円であった。

<南米の最南端ウシュアイアにて>