『絆』日記

~ありがとう~

父親

2010-06-23 00:49:14 | 家族
皆さん、自分にとって同性の親、つまり、自分が女性なら母親、または自分が男性なら父親とはどういう存在ですか私にとっては母親は追いこすことは勿論、追いつくこともできない目標となる存在です自分が大人になった今、自分の母親のように仕事に家事に育児に全てをバランスよくこなし、なんでも自分でテキパキとこなせる女性になれるのかと思いきや彼女の歩んできた道を考えると、自分はその足元にも及びませんおそらく皆さんも同じかと思いますが、それほど母親に対する尊敬は深く、大きいものとなっていますそうした想いは男の子が父親に対する尊敬、威厳を感じるのと同じだとも思います最近、我が家の子供達も父親やおじいちゃんへの憧れや尊敬の眼差しが日増しに強くなっているように感じます私とタティが『いや、違う』『こうでしょう』と一触即発のギリギリラインにいる時、私が子供達に『KKとゆうちゃんどう思う』と聞くと大抵2人の返事は揃って『タティでしょう』とのこと『嘘ぉどう考えてもママがあっていると思わない』と聞き返しても『違うよ、タティだよだってタティは強いからねッ』とのこと『タティはちゃんと話も聞いてくれるしさ』と関係のないことまで理由づけしてきますそしてその子供の後ろでタティはニヤリお風呂の後にKKが宿題をやっている間、ゆうちゃんは『ママの顔、描くよ』と言いながら颯爽とクレヨンをとりだしました『あら、ゆうちゃん可愛く描いてくれているねぇ嬉しいなぁ』と暫く覗き込んでいたら、だんだんと髪の毛は短くなり、髭が生え・・・あっというまに男顔『えええッ、ゆうちゃんママの顔を描いてくれているんじゃなかったっけ』と聞いてみると『ううん、タティにしたのだってタティは強いからね』とのことまたしてもタティにワンポイント毎日会えない時に必ず子供達がお手紙を書くホワイトボードがあります昨夜もそこにはKKがタティにお手紙をしたためていました『タティ、きょうもかいしゃたいへんでしたねおつかれさまでしたタティはかっこいいしつよいしえらいからみんなだいすきですKKもだいすきだよげんきでねKKより』とハートマーク付そして時に誰が一番家族の中で強いかという話で盛り上がる時KKはじいちゃんを一押しし、ゆうちゃんはタティを一押しママの『マ』の字なんてどこかに吹き飛ばされてしまっています遠く遠く山の向こうまで男の子が父親やおじいちゃんに憧れるそんなに嬉しいことはないのだと思いつつ、たまには『タティじゃなくて、ママの仲間だよ』と言って欲しいなぁと秘かに想っている私でした今日は自宅から仕事をしていたタティ、夜は子供達の真ん中で楽しそうにドラえもんのゲームを笑ってやています『タティ』といわれてタティも嬉しそう今夜もタティにポイントが入ったようですおやすみなさいませ

引きつける力

2010-06-22 00:35:43 | 日記
お子さんをお持ちの皆さん、皆さんのお子さんは他人とどのような関わり方をしますか我が家のKK、基本的にはとてもシャイで同級生や若い相手に対してはモジモジして受身になって会話をすることが多いのですが、何故かおばあさんとおじいさんに対しては安心感をもっているようで、おじいさんとおばさんをみると意欲的に自分から声をかけにいくことがよくあります週末にもそんな光景がありました外出のため地下鉄の駅に向かって歩いていたKKその途中、荷物を持って地下鉄に向かっていたおばさんを追い抜きました追い越してから暫く歩いているとKKが『ママ、あのおばさんにこんにちわっていってこようかなぁ知らないおばあさんだけどちょっと言いたいんだ』とのこと『うん、言っておいで』というとKK、嬉しそうに走っておばあさんの方に戻り大きな声で『こんにちわ』と言っていますするとおばあさんも『お利口だねぇ、元気が言いねぇ』とにっこり笑いながらKKに声を掛けています嬉しそうなKK『おばあちゃんがこんにちわってママ』とそれから地下鉄まではパワーアップして一気に走っていきましたそのKKの後姿なんだか嬉しくなってスキップをしたくなりましたそして、地下鉄で目的の駅に到着してからKKはトイレに向かいましたしかし、待てども待てどもトイレからでてきませんあまりに出てこないのでタティとゆうちゃんがトイレにKKの様子を見に行こうと思った時、KKがまた笑いながらトイレからでてきました『どうしちゃったのかと思ったよ』というとKK『あのおばちゃんと話していたんだよ』とのこと『え』といいながらKKの指差す方向をみるとトイレをお掃除に来ているおばあさんがいましたKKに手を振っています『お仕事大変だねって言ったの』とのことなんとまぁおばあさんをみると引き寄せられて、おばあさんのそのホンワカした雰囲気に全てを受け止めてもらっていると安堵感を感じるのでしょうねゆうちゃんはゆうちゃんで日曜日にスーパーに買い物に行った帰り際、おじいさんが自分のリュックに葱を背負って手にはセロリと豆腐と抱えているゆうちゃんのところに寄ってきて『お手伝い偉いねぇ頑張ってね』と一つ袋に入った飴玉をくれましたするとゆうちゃん『有難う』といって何度も何度もおじいさんの方を振り向きながら手を振っていました子供とおじいさん、おばあさんの関わるシーンに遭遇するたび、私も心がジーンとしますこういう温かなやりとりこれからも大切にして欲しいと思いますおやすみなさいませ

トイレ

2010-06-21 13:02:37 | 社会
多様化する生活様式と、更なる合理性、快適さを求めて日々進歩する技術ボタンを押せば全てが自動化されているその生活に慣れっこになっている私達ですが、その生活があまりに普通になってしまっているので改めてその変化に気づきビックリすることはないと思いますしかし、全く違う地域からいらっしゃる方が私達、日本での生活をみて一様に驚くことがありますタティを含め、私の外国人の友達が口をそろえて一番ビックリすること・・それは進化したトイレです『座ってボタンを回すだけでおしり洗浄できて、温度調節もできるのだなんて。便座だっていつも温かい』とのコメント私達からみたら特別な感じはしませんが、改めてそういわれると確かに、そうかもしれませんそれもホテルはもちろんのこと、近年建てられた駅やビル等の公衆トイレにも既にウォシュレットは完備されています外国人の友達の中には今までトイレの後は必ずお風呂に入って自分で洗っていたという友達もいましたその彼女が、ここまで快適さを追求したトイレに大感動して『Unbelievable』っといった言葉が思いだされますそして今やそのトイレは更に進化を始め、トイレの前に立つだけでセンサーが働き勝手にトイレの蓋が開いたり、夜中にトイレに行く人をなるべく起こさないようにと床にポツポツと小さくついているライトだけを点灯させたり・・それは、例えばドアのついていないトイレだったり、紙が準備されておらず自分で手で洗い流したり、洋式であっても便座がないトイレだったりといったトイレ文化、トイレ習慣のある国々から来た方々がいたら日本のこのトイレ進化とその快適さを体感したらそれはビックリですよね今まで私も色々な国に訪れましたが、確かに駅の公衆トイレであってもウォッシュレットがついていたり、子供用の便座も設置されていたり、トイレの個室に幼児を待たせておくための椅子を用意してあったり、もちろんおむつ替えのベットも用意してあったりと本当に至れりつくせり、どんな方が来ても柔軟にバリアフリーとして対応できるようになっているその技術力と快適さの提供はありませんでした省エネ時代と言われているところで、どこまでトイレに力をいれることが大事なのか定かではわかりませんが、人の生活に一番密着していて一番心地よくいたい場所がトイレであるということは確実です我が家のゆうちゃんでさえ『ドアは必ず閉めてね』と便座に腰をかけ何やらトイレの中からゴセイジャーの歌を大きな声で歌ったり言葉の復習をしたりしています誰にもじゃまされない一人だけの空間余分なスペースもなくちょうどよい幅あの安心感は不思議ですね素敵な午後を

寝言

2010-06-19 23:59:12 | 家族
皆さんは夢を見ますかよく眠りが浅い時に夢をみたり、自分の想いが夢にでたりとうことを聞きますが実際はどうなのでしょうか私自身、子供に添い寝をしながらすぐに睡魔に襲われてそのまま意識不明となってしまうので、なかなか夢をみることはないのですが、KKとゆうちゃんはよく寝言を言っています先日はゆうちゃんでした夜中の1時頃、家事をしていたら寝室から『キャ~ママ~』との叫び声が何事かとビックリして和室に走っていったら『ママぁ、犬がゆうちゃんのところに走ってきて手を噛みついたんだよ怖かった』といいながら、ビエーンと一人暗闇の中で座って泣いていました何ということそう言えば、その前の日に外を歩いていたら可愛い服を着たマルチーズを4匹連れて散歩をしている人に出くわしましたすると、ゆうちゃんタティに抱っこされながら脚を小さく縮め『可愛いねッ』と言っていますどうみてもシッカリとタティにつかまって身を縮めているその様は怖ろしさビームがガンガンきっとその犬達の姿が悪夢になってゆうちゃんの夢に入り込んできたのでしょうね別の日には『やめてぇ、それゆうちゃんのだからとらないでぇ』と涙声で叫んび、最後は寝ている私の顔をパチーンと平手打ち『痛ッ・・』大人気ないと思いながらも寝ているゆうちゃんに『ゆうちゃん、痛いでしょッ』と思わず雷を落としましたするとハッと目が覚めたゆうちゃん『ごめんなさい・・』そしてビエーンと大粒の涙きっと夢の中でKKと玩具の取り合いでもしているのでしょうねゆうちゃんはどちらかといえばそんな感じで『やられるッ』という感じの夢が多いようですKKはというと『ヒヒヒッ』『ホホホッ』と笑ってみたり、ギリギリと高音をだして歯ぎしりで一人合唱していますどちらかというと夢もマイペースにみているようどちらにしても、二人とも夢の中でそれぞれの一日の想いを振り返っているようです今夜は外出先の帰りに立ち寄った芝生のところでてんこ盛りのだんご虫を集めて丸めてだんご虫屋さんごっこをしていたからだんご虫の夢でもみているかしら皆さんも素敵な夢をおやすみなさいませ

おばあさん

2010-06-18 01:47:55 | 家族
先日、タティのおばあさんが96歳で亡くなったと母国の親戚の方から連絡がありました去年、初めて家族でタティの国を訪れた時におばあさんの住む村に行こうかどうかという話がありましたしかし結局滞在している街からその村までの距離がかなりあること、そして車をレンタルして移動しなくてはならないこと、天候がよくないこと、KKとゆうちゃんの体調のこともあり結局おばあさんには会えずじまいでしたそして、今回の訃報どうして前回会いに行かなかったのか本当に悔やまれますおばあさんは、自分の家を中心にして360度見渡す限りの畑を切り盛りし、コーン畑、キャベツ、スイカ、さくらんぼ、イチゴ等々様々な野菜、果物を育てていたといいますそして畑の隅には牛、ヤギ、羊、そして鶏などたくさんの家畜を大事に大事に育てていたともいいますそしておばあちゃん、畑に行く時にはおじいちゃんと一緒に飼っているドンキーの引く荷馬車に乗ってそれぞれの畑に出かけ、畑作業に精を出していました子供のタティも夏休みが来るたび一緒に荷馬車に乗って畑にいってコーンを収穫に行ったり、時におばあちゃんと喧嘩をするとキャベツを一つ蹴飛ばして畑を逃げていった思い出もあるのだとかそしてストレージの中には色々な野菜や果物の漬物をつくり、冬の食料のたくわえを作っていたようですそんなたくさんの楽しくて優しいおばあちゃんがこの世を去ったというその悲しみはタティ自身、言葉では言い表わせるものではありませんそして私自身も、前回会えなかったことが悔やまれていますどうしてあの時、どれだけ離れていても会いに行くといえなかったのかと今年の秋、タティは一人で用事のため母国に帰省することになりました今までお義母さんは飛行機乗ったことがないのと、言語違いの心配から日本に来ることを受け入れませんでしたしかし、今回のおばあちゃんのことを考えるとどんなことも全てチャンスとして受け入れることが大事であると本当に思いますタティと一緒に来れば気持ちが楽なことは明らかですし、次にタティが一人で帰国するという機会はいつになるのかわかりませんもちろん、私達家族もいつ帰省できるかわかりませんいつも、次回があるからいいやと思うのではなく、今のチャンスを大事にすることそれが後悔しないことに繋がるのかもしれないですねどうにかお義母さんが今年タティと一緒にきてくれるとを祈っていますおやすみなさいませ