合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

うぃるち まさかの前庭疾患

2016-09-22 | 問題犬Willの更正日記
10歳を超えたうぃるち、ここのところ、毎年9月恒例の季節アレルギーでお腹カユカユ、あっという間に掻きむしって皮膚が破れ化膿してしまい先週から薬漬けになっていました。抗生物質に抗ヒスタミン剤に抗アレルギー薬、そしていよいよ始まった関節炎のためのアスピリン。

そんな中、週末はコリーレスキューの同窓会に出かけ、数十頭のコリーたちにまみれて、半日楽しく遊んだのですが…

今朝、水曜日の早暁。何やらドスンドスンと音がして、うぃるちが転んでいる様子。慌てて見てみると、立ち上がれずにもがいていました。立とうとしても四肢が滑って派手に倒れてしまいます。関節炎が悪化したのか、だから痛くて立てないのか、と滑り止めに足の裏にワセリンを塗ってしばしマッサージ。うぃるち自身はいつもの習慣で早く階下へ行きたくてたまりません。なんとかヨロヨロと立ち上がり、あちこちにぶつかり、滑り、よろけながら階段の降り口へ。とても自力で降りさせられる状態ではないので抱っこで下ろしました。

食欲はあり、ごはんを食べる気は満々!なのに、まさかのお残し。時間をかけて少しずつ、結局は食べきりましたが、ただごとではありません。だってうぃるちなのに!

動画1 左によろける 
 ※なぜか埋め込みタグが表示されなくなったので文字をクリックしてください。

動画2 眼振

目が左右へ小刻みに震えていた(眼振)ので、前庭疾患を疑い、動画をドクターに送って見てもらいました。すぐに返事がもらえて、おそらく中耳から来る前庭疾患だろうということ、原因はわからないし治療もないけれど、できるかぎりサポートしてあげること、数日内に症状は収まってくること、もしも吐き気や食欲不振が出たら薬を処方できることが書いてありました。眼振、前庭疾患については、コリー飼い大先輩方のブログで何度も何度も勉強させてもらっていました。今回も引っ張り出して熟読。みなさん、ありがとうございます。うぃるちの眼振も横揺れなので、ぐるぐるよりは少しマシなのですね。

いっぽが抗鬱の薬(プロザック)を飲み始めて1カ月、ようやく家の中のビビリションも少しずつ減り、網戸を突き破ることもなくなり、同窓会ではまるで普通の犬っぷりのはしゃぎようでボランティアさんたちを感涙させたりもして、ようやく一安心と思ったところだったけれど…

まさかのうぃるち。
だってうぃるち。
うぃるちのくせに。
病気になるなんてダメ!
うぃるちは、あと10年くらいは平気で生きなくちゃいけないのに!
Hopeの分も長生きして、クキ兄さんを追い越さなくちゃいけないのに!

だんだん弱ってきていて、車の乗り降りを躊躇したり、お客さんが来てもケージに閉じ込める必要ないくらいフレンドリーになってきたり、表情がすっかり柔らかく可愛らしくなってきたり、加齢を感じていなかったわけではないけれど、認めたくはなかった。でも、2007年の夏に我が家にやってきてから丸9年。当時若い成犬だったことを考えるとどんなに若くても10歳。もしかしたらもっと上かもしれないうぃるち。シェルティだけど体重23kgで大型犬並みのうぃるち。寿命も大型犬並み?やっと人を噛む心配もなくなって、理想的な家庭犬になってくれたうぃるちなのに。

本当にもう若くないんだな。うぃるちも老化するんだな。

でも、深刻な、命を脅かすような病気じゃない。きっとだいじょうぶ!だいじょうぶ!


コリーレスキュー同窓会にて。 コリーに誘われて汚い湖に入り込んだうぃるち。
「やでちねえ。心配いらないでちよ。」




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14 コメント

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Unknown (えくぼママ)
2016-09-22 06:26:10
心配ですよね。
ほんとに、あの立てないって慌てる姿は泣けます。
家の場合は、ステロイドの点滴でした
めまいが起きているし、吐き気がくると錠剤では吐くといけないからって。
ちゃんと、落ち着いてきました
Willくんも大丈夫、まだまだ頑張ってもらわなくちゃ
TAMAさん、体に気をつけて
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Unknown (シナモン)
2016-09-22 08:11:49
存外な年齢なのかもしれませんね。
TAMAさんに心配してもらえて、面倒みてもらえて、ウイル君、幸せ者だ!

頑張れ!!
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Unknown (TAMA)
2016-09-22 20:41:36
☆えくぼママさん、
見ていて本当に切ないです。あのうぃるちが、と思うと。クキさんはゆるやかに力が入らなくなって立てない段階へ移行したのでまだ少しは自覚があったと思いますが、うぃるちはまさか自分がって思ったことでしょう。
ステロイドの点滴ですか。一番の選択かもしれないですね。今のところまだ時々吐きながらも食欲が衰えていないうぃるちですが、そのうち必要になるのかな。
ありがとうございます。
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Unknown (TAMA)
2016-09-22 20:43:20
☆シナモンさん、
本当に、気が付いたら長く、長くうちにいます。最初の頃とは雲泥の差ですけれどね。シェルターへ戻される直前まで行った噛み犬がこんなに穏やかになった途端こんなことになるなんて。
まだまだ可愛がられる犬生、がんばらなくちゃね。
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Unknown (うぃぺ)
2016-09-23 13:56:12
昔飼ってたにゃんこが7歳のとき同じように、まっすぐ歩けない&左右運動の眼振に。

1日入院したあと自宅安静で1週間ほどで少しずつ回復し、6年後に子宮がんで旅立つまでは発病前とかわらず元気になりました。
だからうぃる王子も大丈夫!
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Unknown (のり)
2016-09-23 16:10:25
TAMAさん、ご家族の方も心配されておられるでしょう。。。
動画は開くのに勇気がいりました。ドキっとしました。
9年ですか。。本当に穏やかな顔になりましたよね。蚊を叩かれてもされるがままで(笑 ↓
病気の事は全く詳しくないので、、、。
ただ、食欲があるのが嬉しいです!
さすが!真茶君!!
よろめきながら、TAMAさんを嬉しそうに追いかける姿が泣けてきます。
片隅家の皆様もご自愛下さいね。
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Unknown (AI)
2016-09-23 16:47:09
お久しぶりです♪
あんなにやんちゃなウィルチが・・・
と言いつつ、我が家も2000年生まれのシロ、16歳になりました。
夏前から目立って足腰が弱くなり、耳も目もすっかり遠くなりました。
散歩の時だけはとっても元気に動くのですが、帰りは「もう動けないよ~」と言わんばかりにフラフラしています。
でもね、毎日とっても穏やかに嬉しそうな顔をしているんですよ♡

ウィルチもちょっとおかしいなと、と感じてるかもしれませんが、きっととても幸せなんじゃないかと思います。

「心配いらないでちよ」(*^^*)


(ブログお休みしてインスタやってます↓)
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Unknown (chie)
2016-09-24 17:57:22
きびしいなー。
まだクキさんの寂しさが癒えないうちにウィルくんかー。
私は猫しか知らないから、
シェルターから引き取ったワンコの難しさをTAMAさんのブログで知って、
いったい何でこんな苦労を?と思ったりしました。
それがあるからいっそう愛しいだろうなーとも思います。
ウィルくんは「ひょえーよろけちゃった~~」てなもんでしょうね。
そこが救い。
ステロイドがうまく効いてくれることを祈ります。
いっちゃんは鬱の薬が体に合ったんですね。
これは嬉しい。
TAMAさんお金が水のごとく出て行くでしょう?
大変だけど、がんばがんば!





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Unknown (TAMA)
2016-09-25 03:08:47
☆うぃぺさん、
そういう話を聞くと安心します!ありがとうぅぅぅ!
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Unknown (TAMA)
2016-09-25 03:10:03
☆のりさん、
そうなんです。食欲があるのが…でも気が付くと吐いてて、それを一生懸命食べ戻してたりですね(汗
ずっと船酔いしてる状態みたいになるそうで、苦しいでしょうね。でも、Day4を迎え、まだヨロヨロはしてますが眼振は完全に収まりました!
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