先日の新聞に、柏の葉に新設予定の中学校等についての記事が載っていました。
(3月7日付 日刊建設新聞より)
ちょっと分かりづらかったので、簡単に整理してみました。
まずは、柏の葉の中学校新設の計画と、柏の葉小学校の増築スケジュールはこういうことなのかなと思います。
(拡大版)
予算設定として、中学校の設計を平成27年度 までに完了させるということで、開校時期は未定のようでした。
また、柏の葉小学校の増築を平成27年1月に着工し、27年度 の完成を目指すということで、28年度から供用を開始する計画のようです。
ただ、この記事を見ると、当初は中学校の18クラスのうち6クラスを小学校が仮使用し、将来は18クラス全てを中学校が使用するということです。
ここでちょっと気になったのは、いったん小学校は30クラスになった後で、24クラスに減ってしまう ことになっているようです。
また柏市の昨年3月末に公開されている事務事業シートを見てみたところ、柏の葉小学校は「29年度には教室不足となる」という記載がされていました。
そして「30年以降の教室不足に対応する更なる増築計画について」調整するとなっていました。いつ、どこに増築するのでしょう??
たしか平成29年2月末には駅前の3番街の東棟が完成し、平成30年の1月中旬には西棟が完成予定でしたね。
(小学校の増築は昨年3月末時点では平成27年4月に供用開始目標だったようですが、先日の新聞記事からすると28年度に延期になったようですね)
ちなみに、中学校の新設計画については、
以前は「平成28年4月の開校を目標に事業を進める」としていたものが、
事情により「平成27年の基本設計開始に向けて事業調整を進める」と変わっていたんですね。
事業の終了年度が平成29年度となっているので、この時点の計画としては、平成30年度に中学校が開校予定とも読めます。
参考として、関連するシートを添付しておきます。
平成24年3月末の事務事業シート (中学校新設について)
平成25年3月末の事務事業シート (中学校新設について)
平成24年3月末の事務事業シート (小学校 増築について)
平成25年3月末の事務事業シート (小学校 増築について)
いまさらですが、、、
このように中学校の教室を仮使用するくらいであれば、小学校と中学校を一体的に計画する方法もあったのかなと思えました。
3年ほど前に柏市教育委員会に小中学校の施設一体型についての事例を紹介し、お話を伺ったところ、事例についてはご存知ないようで検討も行ってはいないようでした。
たしかに、施設一体型のメリットもデメリットもあるでしょうから地域の状況に合わせて計画されるものでしょうし、おそらく柏北部中央地区の地区計画図がすでに小中学校が道路を挟んだ状態で配置されていたのでそのような発想にはならなかったのかもしれません。
もしも小中施設一体型とするのであれば、
こんな形もあったのかなと、かってに想像してしまいました。
とうぜん人口の増減や社会情勢の変化など不確定なところも多く、区画整理の様々な事情があるでしょうから、そう簡単なことではないのでしょうね。
ちなみにですが、
おおたかの森に現在建設中の小学校・中学校は「おおたかの森小中学校」として施設一体型併設校として建設が進んでいるようです。
古い資料ですが、流山新市街地地区 小中学校併設校 基本計画など様々な検討や市民との協議が行われたようにも見えます。
柏の葉も子供と地域のことを考えた素晴らしい教育環境ができることを期待しています。