柏の葉に必要なもの＝郵便局 ？

ご存知の方も多いと思いますが、柏の葉にようやく郵便局が開設されます。

駅前の高架下に８月１日オープン予定です。

柏の葉に必要なもの、足りないものとして多くの方から要望のあった郵便局ですが、

2005年につくばエクスプレスが開業してから約８年、ようやく当たり前のものがそろってきました。

 

しかし柏の葉に必要なものとして、郵便局や都市銀行だけではないように思えます。

本当に柏の葉に必要なもの、足りないものは、

・ある程度の権限を委譲されたまちづくりのリーダーと組織。

・市民の声・学生の提案を本当のまちづくりに活かす仕組み。

・街を形成する施設の具体的な計画と仕組み。

・さまざまなデザインや景観をコーディネイトする仕組み。

・東大・三井不動産・柏市・ＴＸ・地元自治体・・・をコーディネートする体制。

等々ではないでしょうか。

 色々なワークショップやアンケートなどで柏の葉に必要なもの、あって欲しいものが提案されていますが、どんなものがあったのか・どうフォローされているのか全く分からない状態です。

せっかくの学生や市民の声がそのまま埋もれていて、非常にもったいない状況になってしまっています。

 

新しくつくる街だからこそできることがあったはずでしたが、このまま各者の実験・ＰＲのための街で終わらないようにしたいものです。

「質の高い都市空間のデザイン」へ

平成２０年に「柏の葉国際キャンパスタウン構想」　が発表されていますが、

その目標の一つとして　「　質の高い都市空間のデザイン　」とあり、その中の方針として周辺市街地や国道１６号沿いなどに広めていくとあります。

 

＜拡大版＞

しかし、実際にはまだまだ険しい道のりのようです。

 

（2008年ブログより）

このような構想をフォローしてより良い景観に誘導する仕組みが早くできてもらいたいと思います。

具体的な規制や仕組みがなければ、各事業者としては目立つ看板を立て集客を図るのは当然のことです。

絵に描いた餅にならないように柏市の取り組みに期待したいと思います。