お隣の 流山おおたかの森駅 北口の移り変わりです。
(拡大版) 2013年3月 まだ雑木林が残っています。
(拡大版) 2013年10月 雑木林がなくなり、線路沿いの道を整備しています。
(拡大版) 2014年9月
この北口駅前の敷地 C63街区は流山市の市有地で市の施設が計画されているようですね。
図の向きが違うので分かりづらいですが、駅の近いところにホテルや商業施設、真ん中に音楽ホールや市民のための行政窓口、駅から離れている場所にマンションという3つの建物を計画し、街の文化交流拠点にしようとしているようです。(2011年の流山おおたかの森駅前市有地活用基本方針より)
この市有地が使えるようになる時期は平成27年度中を予定しているようですから、それ以降の工事になるのでしょう。
音楽ホールの規模は500席程度を想定しているようで、アミュゼ柏(400席)や さわやか千葉県民プラザ(473席)などよりも大きいホールができることになります。
隣りの芝生は青く見えるものですが、流山市の場合はこのエリアを街の新しい拠点にしようという行政の方針と市民の想いがあることから、このような計画も立案され賛同を得やすいのでしょうね。(色々な意見は当然あるでしょうが)
ちなみに、市が実施したパブリックコメントでは図書館を望む声も多かったようですが、市内に既にあるために新設はしないとの回答だったようです。
柏の葉でも様々なクラブ活動やイベントが行われていますが、今はマンションの一部や企業が用意して下さったクラブハウスなどを利用させてもらい活動が行われていることが多いようです。
いつかこれらの市民の活動や文化芸術・交流・生涯学習などを支える器としての公共の場を、皆でつくっていくことができればいいなと思っています。
以前個人的に想定したスケジュールでは構想検討から予算承認を経て設計・工事をするとなるとおよそ10年は掛かる事になってしまいました。
もちろん規模や内容によって全く分からないものですし、柏市の財政の切迫状況と市内の地域バランスからすると北部地域ばかりに税金を使うことはできないので計画も未定です。
公共施設として市内各所に近隣センターもありますが、柏の葉はクラブハウスやマンションの共用施設などでこと足りているとして「柏の葉近隣センター?」すらできないかもしれません。
柏の葉のいろいろな意見交換会やワークショップなどでも図書館や児童館などの要望も頻繁に上がっているようですがなかなか進展が見られず、「言ってもムダ」という雰囲気になってしまっているように思えます。もしかすると「柏の葉T-SITEができるのだから図書館も不要でしょう」ということになってしまうのかもしれません。
企業や大学のおかげで色々な施設やイベントを応援して頂いている事に慣れてしまい、「いつか誰かがどうにかしてくれるだろう」という期待のもと、まちづくりに対しての動機や危機感を持ちにくくなってしまっているのかもしれませんね。
そろそろ自分たちでこの街の未来について考え、この街の暮らしの魅力を高め生活の質を向上させていくためにどうしていくのかを自分ゴトとして行動できるようになれればと思っています。
図書館については、現在建設が進められているおおたかの森小学校・中学校の敷地内にこども図書館(沼南にあるこども図書館を小さくした分館)・公民館(おおたかの森センター)・学童クラブが入る予定です。
また、今年からおおたかの森出張所(S・C3階)で予約した本の受け取り・本・CD・DVDの返却もできるようになりました。(月曜~土曜10時~5時まで)
柏市も既存の施設等でサービスを拡充してほしいと個人的には思っています。
たしかに行政側から与えられた案を元にスタートするとなかなか市民の合意が得られず、まとまらないことが多いようですね。
よく言われることですが、市民が初期段階から参加して計画を一緒に作っていったほうが合意形成がスムーズに行われ、結果的にも早く実現させられるようです。
(先日のNHKスペシャルでも同様な例が紹介されていましたね。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0927/)
柏の葉で公共の場が作られるとしても、それまでの約10年間をどうしていくのかが別の問題としてあります。
おっしゃるとおり、既存の施設を利用してその間の暫定対応も考えていく必要がありますよね。
既存の2代目UDCKの施設を利用して暫定の図書館(図書受け取り窓口?)にする案もあったようですが、三井不動産に断られてしまったとのことでした。
それぞれの事情があるのでしょうが、市民の暮らしと街の魅力を考えて、協調してまちづくりができないものかなと思います。