かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

11.病理検査を再度受ける

2017年09月10日 | 舌がん治療
というわけでセカンドオピニオン先の病院に転院したわけですが、もし転院ということになるならば、前の病院に紹介状を改めて書いてもらうのと一緒に、プレパラートという、前に舌の組織を切り取った時の肉片を保存してあるものを借りてきてほしい、と言われていました。

もう一度改めてこちらの病院でも、病理検査という、細胞のガンの進行度を顕微鏡などで調べたいとのことでした。

前回ちらっと書きましたが実はセカンドオピニオンの時にもやってもらいたい感じだったので、願ったりかなったりでした。
病院によっては「上皮内癌」は癌ではないと診断されることもあるらしいからです。


セカンドピニオンは2017年の1月末でしたが、転院の手続きなどで最初の診療は3月の頭になりました。

もう一度小線源治療を受けるかどうかの確認をされ、さらにセカンドオピニオンを受けたいかどうかも聞かれましたが、もう心は決まっていたので入院の予定をその日に決めてしまいました。

年度末ということで、少し仕事などが落ち着いた5月頃にお願いしようかとも考えましたが、逆に「都合の良い時」というのはあるようでないので、思いついた時がベストタイミングだろうということで、3月の終わりに入院して治療を受けることになりました。


病理検査について、前回から1年経って、もう一度肉片を採り直した方が良いのではないかと質問したところ、見た感じが1年前と変わっていないのであれば、恐らく同じだろうと言われ、別に好んで痛い思いをしたいわけではなかったので、前回のをそのまま使うことにしました。

プレパラートを預け、入院前の血液検査を行ってからその日は終了でした。


放射線による顎の骨へのダメージを軽減するためにスペーサーを作製するので、その型取りに、1週間後あたりに、同じ敷地にある歯科病院を受診してくださいとのことでした。
またその時に放射線治療科にも寄って、入院の詳細を説明しますとのことでした。その頃には病理検査の結果も出ているだろうとのことでした。


最初の回もセカンドオピニオンの時と同じく一人で受診したのですが、はっきりとは言われませんでしたが、「ご家族は何と言ってらっしゃいますか?」とか家族についてあれこれ聞かれ、、もしかしたら心配されているのかな?と思って聞いたところ、やはり次は家族を連れて一緒に話を聞いた方が良いみたいだったので、次回は母にも来てもらうことにしました。


予定の内容は順調に終わったものの、その時にはまだ病理検査の結果は出ていませんでした。
というわけで次は入院になってしまうので、結果は電話で伝えてくださるということになりました。


ドキドキ期待しながら待つこと1週間ほど、入院の3日ほど前にお電話がありました。

結果は期待に反して「上皮癌」ということでした。

「上皮内癌」と「上皮癌」では何が違うのか?という感じですが、この「内」があるかないかでだいぶ意味合いが違ってきます。

「上皮内癌」とは、上皮にとどまっている癌で、浸潤しない、つまり転移しづらい癌です。「がんもどき」なんて言う先生もいるくらいです(その表現については議論が分かれるところのようですが)。

対して「上皮癌」は上皮にある癌というだけで浸潤する可能性のある癌です。転移してもおかしくはない癌ということですね。

これまで自分は「上皮内癌」だから転移しづらいし、しばらくは大丈夫だろうと1年ほど治療をせずに様子を見ていたわけですが、そのまま放っておいたらもしかすると転移していたかもしれないわけです。

ただ私も病理の勉強をしたことがあるわけではないのですが、病理検査というのは結構ライン引きが難しいのかもなぁと思います。
必ずしもどちらかの病院の診断が正しい・間違っているというわけではなくて、非常に微妙なラインに自分がいたんだろうと思っています。それで診断が出るのにも時間がかかったのかな?

もし運悪く癌になってしまったら、ステージ1とかの場合には病理検査は2つ以上の病院で受けた方がいいと思いました。もちろんそれで悩みが増える可能性もあるわけですが(苦笑)

まぁ結果として転移していないし、治療についてもじっくり考えることができたので私の場合にはこれで良かったとは思います。


治療方針としては特に変更ないというこで、これで心置きなく治療に入ることができます。



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