かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

イギリス旅行~旅の終わり

2009年07月09日 | イギリス旅行
長かった旅行記も、これで最後です。

読み返してみると、ちょっと字が多いかな~
でも写真を撮るのはそんなに得意ではないので。申し訳ない。


とうとう、小旅行の最後の日です。


ヨークから電車に乗り、ロンドンまで帰ります。

これは前売りの安い券をネットで予約していたので、座席も予約されていました。


電車に乗り込んでみると、僕の席は2人がけの席が向かい合わせになっているタイプのところで、他の3つの席は、ユダヤ人の家族が座っていました。

一見してそれと分かるユダヤ人を間近に見るのは初めてだったので、なんかうれしくて?ジロジロ見てしまいました(苦笑)

小学1年生くらいの男の子、まだ2歳くらいの女の子、それと両親の4人家族でした。

パッと見、年齢はよく分かりませんが、なんとなく両親は僕と同じ年くらいかもなぁと思いました。


女の子は、まだしゃべれなくて、Thisとしか言えなくて、ホントにかわいかった。

イギリスは、結構子育てがおおらかなのか、公共交通機関で、子供が結構うるさいことが多いのですが、男の子は本当にいい子でした。

それでもやっぱり子供なので、窓から見える景色に興奮してしまうこともあるのですが、うるさくなりすぎると、お父さんが注意していて、それもまた微笑ましい感じでした。

お父さんは、難しそうな顔をして、タルムードだかなんかを読んでいました。

ぼくも負けてはいられないと、持ってきていた本を難しい顔をして読むことにしました。

ちょうどユダヤ人歴史家に関する本だったので、格好がついたかな(笑)


僕は昼ごはんに電車の中で食べようと思って、ソーセージサンドを買っていたのですが、ユダヤ人は豚肉を食べないので、ちょっと遠慮して、食べられずじまいでした。

またイースターの時期はユダヤ人にとっても重要な行事の時期で、おそらくその期間は酵母の入ったパンを食べないはずなので、女の子が "This?" と言いながらソーセージサンドの入った紙袋を指差して興味を示し始めたときは、ちょっとヒヤヒヤしてしまいました。



ロンドンに戻ると、やっぱり、少しごみごみした感じがしました。

それにつれて、大都市ならではの緊張感も増してきます。

それを感じたときに、あぁ、旅が終わってしまったんだなと思いました。



それから妹宅に2泊して、日本への帰途に着きました。



今回の旅の目的は、これからの人生どうするのかを考えるつもりだったのですが、結局結論は出ず、ふつうに観光してきただけになってしまいました(苦笑)

でも、いろいろと得るものはありました。


一人でタイ・イギリスと旅行したので、なんとなく自信がつきました。

日本にいる限りは言葉は通じるわけだし、どうとでもなるさ、的な度胸が少しついたかもしれません。


あとは、もう少し日本の文化に目を向けてみようと思いました。

特にスコットランドでは、若者が、キルト(スカートみたいなやつね)をはいて、誇らしげにバグパイプを吹く姿をよく目にしました。

僕も、もう少し日本の音楽に接してみようと思うようになりました。




しかし、帰国後は、困難な就職活動が待ち受けていました。


旅の終わりは、もう一つの旅の始まりだったのでした。





なんちって(笑)




イギリス旅行~ヨーク編

2009年07月03日 | イギリス旅行
日付変わって、4月16日(木)です。
この旅も残すところあとわずかです。


雨のエディンバラに別れを告げ、イングランドはヨークに向けて出発です。

ヨークはそもそも当初の希望目的地リストには含まれていなかったのですが、エディンバラから直接ロンドンに帰るのは少しもったいない感じがしたので、中間点あたりの都市を選んだわけです。


電車に乗って、南へ進んでいくにつれて、だんだん雨はやみ、晴れてきました。

海沿いを走る、きれいな車窓でした。



実は、ここ数日、僕は自分の英語力に自信をなくしていました。

日常会話ならそれなりにこなせるつもりだったのですが、この1週間ほど、なかなか聞き取れないことが多かったのです。

ところが。

ヨーク駅から20分ほど歩いたユースホステルに到着し、きさくなスタッフさんの説明を受けたのですが、その聞き取りやすいこと。

びしびしクリアに頭の中に流れ込んでくる感じ(笑)でした。


そうか~、聞き取れなかったのはやはりスコットランド訛りのせいだったのか!

ということにしました。



ヨークの歴史はイングランドの歴史だ、と言われるほど、ヨークは古い都市のようです。

日本でいうと京都みたいな感じでしょうか?


15世紀ごろ(だったと思うけど)の城壁がまだ残っていたりします。





この城壁は、途中何ヶ所かで途切れているものの、ヨーク市内をぐるりと取り囲んでおり、上を歩くことができます。

市内の観光名所を巡るバスもあるのですが、お金がもったいないし、城壁を1周してみることにしました。


やはり、イングランドはスコットランドに比べて、こぎれいな感じがします。





でも個人的には、少し物足りない?ような感じがしないでもありません(笑)




ぐるっと城壁を1周した後は、ヨーク・ミンスターという、イギリスで2番目に大きいという教会を見に行ってみることにしました。

真下から見ると、さすがに大きかったです。




その後はシャンブルズという、軒の突き出た、特徴的な昔ながらの家が並ぶ通りに行ってみました。



でもなんか、観光客が多くて、落ち着かない感じでした。
こういう僕も観光客なんですが。

平日だからどうか、午後6時くらいに、通りのほとんど全ての店が閉まってしまったのが、逆に笑えました。

まぁ、お金がないからどのみちお土産も買わないんですけどね~



観光はここまでにして、スーパーで冷凍食品を買って、ホステルに戻ります。

ホステルは自炊できるようになっているので、電子レンジも置いてあるのです。


ヨークのホステルは、部屋の鍵はちゃっちいし、荷物を置くロッカーも鍵がかからないので、セキュリティ的にはちと不安、といっても盗られるようなものはないのでいいんですが、設備的には、大きいテレビラウンジがあって、くつろぐことができました。



明日はとうとうロンドンそしてブライトンの妹宅まで戻ります。





イギリス旅行~エディンバラ編2

2009年06月27日 | イギリス旅行
前の晩は山盛りフィッシュ&チップスという不摂生きわまりない夕食を食べました(笑)

さすがに少し残しました。


日付変わって4月15日(水)です。

イギリスは雨が多いというイメージがあったのですが、僕が滞在していた2週間の間は、ほとんど晴れた気持ちの良い天気でした。

が、しかし、この日は曇り。
しかも霧がかなり出ています。



エディンバラ観光ですが、市内にそれほど見たいところがなかったので、まずは電車に乗り、20分ほど行ったリンリスゴーという、昔の宮殿を見に行きました。

昔の戦争で壊されて、中身はもう見る影もありません。

湖のほとりに建っているのですが、1周するとちょうど1時間くらいで、散歩コースにはもってこいです。
でもやはり寒い(笑)




その後、エディンバラ市内に戻ります。

キャッスル・イン・ジ・エア(天空の城?)という別名を持つ、エディンバラ城に向かいます。

が、しかし。



見てくださいこの霧の濃さ!
前日のブログの写真とは大違いです。

入場料がだいぶ高いので、迷いましたが、せっかくなので入場することに決めました。

次の日は朝から移動なので、もう一度出なおすというわけにもいかなかったのです。

がしかし、というか、案の定というか、全くと言っていいほど、霧で景色が全然見えませんでした(苦笑)

もったいない!!!くやしい。


でもまぁこの方がスコットランドらしいかな、と勝手に思うことにして、その後は美術館に行ったりしながら街をブラブラ歩いていました。

でも実際、街は霧のおかげでさらにおしゃれな感じです。





とても美しい街なので、住んでいる人たちも、どこか気取った?
ところがあるような気がします。
服装もこれまでのスコットランドの街よりもカッコイイ人が多い。
まぁ気がするだけですが。

街を誇らしく思う気持ちがなんとなく感じられました。


夕飯はどうしてもピザが食べたい気分だったので、ホステルの目の前の小さい店に入りました。

細かい見分けがつかないのであまり確かなことは分かりませんが、おそらくインド系の人が経営する店だったのですが、テレビでず~っとインドのポップスが流れていました。

ほほう、イギリスなのにこういう番組もあるのか、とびっくりしました。

また、インドの音階がうまくポップスに取り入れられていて、面白いなぁと思いました。

ただピザはあまりおいしくありませんでした(苦笑)


とうとうスコットランドとはお別れして、明日はヨークに出発です。

旅ももう終盤を迎えます。



イギリス旅行~エディンバラ編1

2009年06月27日 | イギリス旅行
日付け変わって、4月14日(火)です。

今回の旅行では、懸念事項が2つありました。

まず一つは、ネットで予約した電車の切符の受け取り。

支払いは全てクレジットカードにしたのですが、ICチップ付のカードが主流のイギリスでは、チケットの受け取りは一般的に自動発券機で行う、とのことで、僕は普通のカードしか持っていなかったので、ちょっと不安でした。

しかし、窓口に行けば普通のクレジットカードでもすんなり発券してもらうことができて、一安心でした。


後もう一つ。

電車だけの移動だと面白くないし高いので、インヴァネスからエディンバラまではコーチという長距離バスに乗ってみることにしました。

がしかし。
インターネットで予約して、メールで送られてくるチケットを印刷して持っていく、Eチケット方式にして、妹宅でプリントアウトしていくつもりだったのですが、その肝心のメールが送られてきません。

予約時の画面に、予約番号等も表示されていなかったので、おそらくやり方が悪かったのだと思いますが、一応確認してみようと、ヘルプデスクにメールを送ったのですが、予約されているのか、いないのか、結局分かりませんでした。

また逆に、ホステルに泊まっているときにチケットをメールで送ってこられても、グーグルメールなので見ることはできますが、ホステルのコイン式のパソコンを使っていたので、印刷するのに困ってしまうなぁ、と不安に思っていました。

そしてさらに、もし予約されていなくても、空席があってバスに乗れればいいのですが、なかった場合、電車を使うことになるので、ちょっと出費が痛いなぁ、ということもありました。



出発の日の朝までにチケットは送られてこなかったので、まずは一つ不安要素が消えました。


次は、バスターミナルのカウンターに行って、予約されているかどうかの確認です。
英語が通じるか、聞き取れるか心配です。

Eチケットで予約したんだけど、メールが送られてこなくて、ネット予約に失敗したかもしれないから、予約されているか確認してほしい、と言うと、気さくに調べてくれました。

名前とクレジットカード番号の両方で調べてもらいましたが、やはり、予約はされていないようでした。

まずは第一関門突破。

次に、空席があるかどうか聞いてみたところ、大丈夫とのことで、無事エディンバラ行きのバスに乗り込むことができました!

これでこの旅行最大の不安点が消えました(笑)


バスでの旅は、ところどころ高速を降りて、普通の街中で停車して、乗客の乗降があるので、のんびり街中を見ながら旅行をしたい人にはいいかもしれません。

僕はわりとせっかちなので、電車の方が好きでした。
ただ、電車は高いんですけどね。


というわけで、エディンバラに到着です。

ホステルすぐ近くのカールトン・ヒルという丘からの眺めです。



エディンバラは「北のアテネ」という別名もあるほど、美しい町です。
写真がちょっと逆光でうまく撮れてなくてすみません。

でもめちゃめちゃ寒かったです。

明日はエディンバラ市内観光です。
が、思わぬ落とし穴が…


イギリス旅行~インヴァネス編3

2009年06月24日 | イギリス旅行
4月13日(月)の午後です。

市街地に戻った後は、マクドナルドで昼ごはんです。

アメリカでは日本のよりもかなりサイズが大きめだったので、イギリスでもそうかな、と普通のチーズバーガーを頼みましたが、あまり日本と変わらなくて、お腹のすいていた僕はがっかりでした。


この後どうすっぺな~と考えていましたが、ネス湖~ネス川という流れを見てきたので、どうせならネス湖の終焉を見てやろうと思い、海に行くことに決定。

ガイドブックをみると、フォート・ジョージという場所が、ちょうど良さそうです。

ガイドブックに載っていた番号のバスは、表示されている行き先がフォート・ジョージではなかったので、運転手さんに聞いてみたところ、そこまでは行かないが、終点から歩いてもそんなにかからないし景色もきれいだよ、と聞いて、バスに乗り込みました。

終点に着くと、降りるのは僕だけで、運転手さんは丁寧にフォート・ジョージまでの行きかたを教えてくれました。


確かに、行くまでの景色はきれいでした。





一応上の写真も海なのですが、湾がいりくんでいるので、あまり海っぽくありません。
予定通り、先を目指します。


のどかな散歩を楽しんだ後は、フォート・ジョージに入ります。
昔からある砦なのですが、今も軍隊が宿舎等で使用しているとのことです。
ちと入場料が高いのですが、海を見るためだ、仕方がない。

というわけで、ぐるっと回ってみると、ようやく海が見えました。
さすがにもちろんスカンジナビア半島は見えませんが(笑)、やっぱりなんかマロン…じゃなかったロマンを感じます。

でもなぜか写真には撮っておらず。自分でも意味不明。

全体的には、パズーとシータが着いたばかりのラピュタ、みたいな、のどかな感じでした。




で、帰りです。

行きのバスの運転手さんによると、1時間おきに市街行きのバスがフォート・ジョージから出ているから、帰りはそれに乗ればいい、との話でした。

が、しかし。
いざ帰ろうと思って待っているものの、なかなかバスが現れない。

しかもめちゃめちゃ寒い。

バス停の表示などはなく、入り口の駐車場で適当に待っているだけなので、場所はここでいいのか?とか、何か聞き間違いをしたか?とか、さまざまな不安が胸をよぎる。

待つこと2時間後に、ようやくバスが来たのですが、そのまま走り去って行きそうになりました。

おいおい!と走って追いかけると、止まってくれて、ドアが開いたのですが、「ここは乗るところじゃねっぞ!」と怒られてしまいました(笑)

風が強くてちょうどそのとき目にごみが入ってしまったので、目をしょぼしょぼさせていたら、泣きそうだと思われたのか、ああもうしょうがねぇな、という感じで乗せてくれました(笑)


あとから考えてみるに、おそらく、フォート・ジョージは降車専用のバス停なのでしょう。

おそらく、僕が待っていた2時間のうちに来るべき2本のバスは、その一個手前のバス停で乗客がみんな降りてしまったので、終点はフォート・ジョージだったものの、そこで折り返してしまったのだと思われます。

僕が乗れた3本目のバスの運転手さんは、客はいなかったけど終点まで真面目に来てくれたので、僕としては助かった、という感じだと思います。

行きの運転手さんもウソはついていなかったのでしょうが、フォート・ジョージで降りる客がたまたま誰もいなかったとか、不運が重なってしまったのだと思われます。

それか僕のヒアリングがまずかったか(笑)



明日はスコットランドの首都エディンバラへ向かいます。