かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

帝王はボンボンだった

2007年05月09日 | Weblog
GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。

僕は相変わらずバイトの日々で、いつもと変わらず、
というよりいつも以上に忙しい週が終わり、
ホッとしております。



僕の母は、パソコン好きです。

50代半ばの中年女性ですが、きちんと先生に
習っていたので、適当に覚えてきた20代の僕よりも、
下手したら詳しいときがあるほどです。


そんな母は、火曜22時からのNHK教育TVを、
毎週欠かさず見ています。

何週間か毎に内容は変わるのですが、必ず
パソコンに関連した教養番組をやっているからです。

僕も、見たいわけではありませんが、夕食が
その時間に重なると、仕方がないのでつきあうことに
なります。


近頃は、デジタル1眼レフの講座なのですが、
そんなの持ってないのに、見たってしょうがないじゃん、
と、からかっていました。

が、しかし!



なんと、その次の22:25からの番組で、マイルス・デイヴィスの
特集が始まるじゃないですか!

この番組は「知るを楽しむ」とか言う題で、これまた
何週か毎に一人ずつ人物を取り上げて、紹介する、
というものなんでした。

たまに僕の興味のある人物のときがあり、例えば
脚本家の向田邦子さん特集のときは、毎回見ていました。
(余談ですが、そのときはホスト役が爆笑問題の
 太田光で、向田邦子にめっちゃ詳しくてびっくり
 したのを覚えています。)

それが今回はマイルス・デイヴィス。



番組のホストの人も言っていましたが、マイルスの
音楽はフワッとした白黒付けられない、モヤモヤ
したところがあるので、優柔不断な僕は、わりと
好きなのです。

100枚近く作品が残っているところ、5枚ほどしか
CD持ってないので、大ファン、という訳ではありませんが。


それでも、分厚い自伝を図書館から借りて読破したりも
したのでした。

でも読み始めると以外に面白かったな。あれは。


なので、第一回の今週は、生い立ちからアルバム
「クールの誕生」が出るまで、だったのですが、
話の内容の大半は知っているものでした。

しかし、新しい発見も多々ありました。

スウィングとビバップの違いは、なんとなくは
分かるのですが、ビバップとマイルスの音楽、
なぜマイルスの音楽が革命だったのか、が
よく分かってなかったのでした。
これまでは。

それもそのはず、マイルスの音楽は、ビバップの
激しさについていけなかった、ボンボンのマイルスの
挫折から生まれているんですね。

そりゃ、自分の挫折のことなど、帝王が自伝で
お書きになるはずはございません(笑)

つーか、書いてあったけど、僕が覚えてないだけかも
しれませんが。


マイルスは自分のバンドに白人をよく入れるのですが、
今まではマイルスの肌の色にこだわらない、才能至上主義
のせいだと思っていました。

もちろんそれもあったのでしょうが、黒人の不良どもに
イマイチ溶け込めないので、白人を入れてクール&マイルド
を狙う、という戦略もあったのですね~

そこから、"都会のオトナの癒しの音楽"が
生まれた、と。


いや、なかなか勉強になりました。



今日も長くなってしまいましたなぁ。

(酔)


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