かんちがい

、かも知れないけど、思いついたことを書いていく、ヤマサキタカシの日記です。

9インチの釘-最終章

2007年05月07日 | Weblog
いいかげん、今回で終わりにします。

自分でも飽きてきたので。



nine inch nailsと出会ったのは、大学のときだった。

そのころ僕はヘビーメタルを聞きあさっていた。

より激しく、より重いものを求めるようになっていた。

当然、雑誌等での研究も怠らなかった。

ヘビメタ雑誌の老舗、「BURRN!!」誌は毎月買っていた。

その別冊「METALLION」誌で、「What's heavy?」という、
6人のライター・編集者達が、それぞれ自分がヘビーだと
思うアルバムを10挙げる特集があった。

正統派で攻める人もいれば、アングラ一辺倒の人もいて、
六人六色で、なかなか良く出来た特集だった。

引っ越しの時にかさばるので本体は捨てたが、その特集
だけは、今も破って取ってあるのだ。


その中で、インダストリアル・モダンへヴィネス系を
主にチョイスしておられる方がいて、その中に
nine inch nailsの「BLOKEN」というミニアルバムが
あったのである。

なぜそれが目に付いたのかは分からない。

たぶん、新潟の小さなCD屋さんにも置いてあったから、
というのが一番の理由だろう。


で、聴いてみてぶっ飛んだ。

僕は中学のころはB'zが好きだった。

今の正統派ハードロック路線はあまり好きではないが、
初期のデジロック路線は結構好きだったんである。

ナインインチの「BLOKEN」は、そのB'zのサウンドを、
3倍ぐらい重く、激しくした感じだった。

コンピューターで編集・処理されたヘビーギターリフが
めっちゃカッコよかったのだ。

それまではテクノには目を向けなかった僕が、
しだいに興味を持ち始めた、なかなか転換点となる
出会いだった。

nine inch nails というと、バンドっぽいが、実は
トレント・レズナーという人のソロユニットなので、
その辺も結構テクノっぽい。


それから、すでに発売されていた、2ndアルバムを聞いて、
そのあまりの重さ(暗さ)に凹まされたり、
まだまだ未熟な1stアルバムを聴いて、ちょっと
和んだりした。

それから追って発売された、2枚組みの3rdアルバムは、
初めて、発売前から楽しみなアルバムだった。
それまではいつも、後追いだったから。

で、その内容も期待に応える、素晴らしいものだった。
ロック色は薄れたが、三半規管をこそぐられてるような
音作りには、ぶっ飛ばされっぱなしですよ。


だが、その後の4thアルバムは、トレント・レズナーの
心境の変化があったのか、打って変わってシンプルな
音作りとなってしまった。

で、今回の5thアルバム。

まだ聞き込んでないので多くは語れませんが、
前作と同様シンプルな作風は受け継がれている。

ちょっとざんねん。


でも、やはりシンセの音作りは、すごいものが
ありますよ。

あと、ドラムサウンド。
ドラムのイコライジングとか、ものすごく上手い。
PANTERAと並んで、自分の中ではお手本にしたい
ドラムサウンドです。




なんかオチがありませんが、強引に止めます。

今日は早く切り上げるつもりだったのに、
結局長くなってしまいました。

いつもは「ですます」調で書いている僕ですが、
今日は「である」調で、どこかしら小説風なことは、
あまり気にしないでください。


最後まで読んでくださった方、
どうもありがとうございました。

(酔)
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