50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

Nスペ「世界は利息に飢えている」

2012年02月28日 | 哲学する?
AIJ投資顧問のニュースを見ていたら、10年以上前のNHKスペシャル「世界は利息に飢えている」(1998年)を思い出しました。

NHKアーカイブス

私の記憶では、
「1000万円の3%の利息30万円を稼ぐのは簡単だが、1000億円の3%30億を稼ぐのはとても大変なことで、四苦八苦している」
ざっくり、そんな内容だったと思います。
放送された10数年前よりも、今はさらに難しいでしょうね。


同業者同士の競争も激しいから、ハイリスク・ハイリターンの博打にのめり込むんでしょう。


でも、産業を育て、将来に備えるという本来の目的だけなら、果たして社会を混乱させるまでに博打にのめり込んだでしょうか?


でも、よくよく考えると、金融が本来の目的からはずれ、巨大になりすぎた欲望に呑まれた、いわば自業自得に、社会を巻き込んでいるんじゃないか、なんて思ったりしています。


まあ、いま仕事を休んでいるので、えらそうなこともいえる身分じゃないんですけどね。
今だからこそ、再放送しないかな、NHKスペシャル。今みても、何ひとつ変わってなかったりして。

「血液」だけが健康な社会

2012年02月26日 | 哲学する?
『お金は社会の血液』なんだとか


血液は体中をめぐり、体に栄養を運ぶ。
血液無しでは、死んでしまう。
なかなかうまい例えだと思います。


山崎豊子さんの「華麗なる一族」でも、「経営者仕事は、イチにも二にも資金繰り」と若い技術系の主人公にベテランの重臣が言う場面があります。


お金が社会に不可欠なのは、疑う余地はありません。でも、血液だけが目立つ、血液主体の体ってどうなんでしょう?
体が壊死しても血液だけが元気、それって健康な体なんでしょうか

 
社会の根底を支え、将来に備え、リスクを分散し、万が一に備える金融。しかし、金融自体は、食料も製品もエネルギーも生み出しません。虚業と言われる所以でしょう。


本来、縁の下の力持ちとして社会を支える金融が主役になり、挙げ句に社会に混乱を招く。
生産や生活を支えるための手段が、お金でお金を『生産』する、いわば目的化した時点で、社会を滅ぼす怪物になってしまったような気がします。


近年主流となっている「会社は株主のもの」「株主に配当することが会社の目的」「規制は不要、すべては市場が決める」、資本主義(または市場)原理主義の信奉者の皆さんは、エンロン事件やリーマンショックなどの混乱、ごく最近ではAIJによる巨額の年金資金損失を、どう見て、どう総括しているのでしょうか?
 

哲学する?

2012年02月24日 | 哲学する?
 『不幸は、人を哲学者にする』
 なんて格言があったような、なかったような。


 休職前は、いろいろな悩みがあって、休職中は時間があって
 いろいろなことを考えます。

 
 「どうしよう」「なんでこうなったんだろう」ではなく、
 悩みの原因について、「そもそも仕事ってなんだろう」とか
 「家族ってなんだろう」みたいなことを。「そもそも論」から
 「あるべき論」などを考えていました。

 
 考えるというより、哲学するというという感じでしょうか。
 そういえば、最近まで、「○○を哲学する」というキャッチフレーズの
 ラジオ番組もありましたね。


 特に仕事については、哲学しました。
 会社の使命、あるべき会社の姿、これから目指すべき形、
 リーダー論などなど


 すっかり理屈っぽくなったような気もしますが、
 いろんなことをたくさん考えるための良い時間が持てたなとも思っています。