2001年当時、米軍嘉手納基地に約40万発の劣化ウラン弾が貯蔵されていたことが、米情報公開法に基づき米空軍の公開した資料で明らかになった。沖縄の劣化ウラン弾については2000年5月に嘉手納基地の米空軍第18航空団司令官が嘉手納弾薬庫内に貯蔵していることを明らかにしたが、具体的な保管数が明らかになったのは初めて。(2006年8月2日琉球新報 夕刊1面)
本日の新報、夕刊に気になる記事が載っていました。嘉手納弾薬庫は広大な敷地ですから、核だって隠されていたって分からないはず。劣化ウラン弾くらい当然ありそうです。
劣化ウランとは、核燃料に使われるウラニウムを取り出したあとのウラン金属です。この金属自体は何の危険性もありません。
ところがウラン金属は質量が大変に重く、鉛の約2倍の重さがあり、この特性を利用して砲弾の弾頭に使うようになったのです。従来、タングステンを使用していたのですが、いわば産業廃棄物から作られた金属ですから、1/10位のコストで弾頭が作れるのです。鉛より質量がある金属ですから、破壊力は増します。
問題は砲弾が爆発する時に、劣化ウランが燃焼し、酸化ウランという微細な粉末となって飛び散ることです。これを人間が吸い込むと、脳障害や甲状腺異変といった症状に襲われます。
記事によりますと嘉手納基地では、劣化ウランの取り扱いには安全確保しており、訓練では使用していない、ということです。
しかしながら劣化ウラン弾が訓練で使われるとしたら大問題です。米軍が地元の環境に配慮するとは到底思えません。今後もしっかり監視していく必要があります。
本日の新報、夕刊に気になる記事が載っていました。嘉手納弾薬庫は広大な敷地ですから、核だって隠されていたって分からないはず。劣化ウラン弾くらい当然ありそうです。
劣化ウランとは、核燃料に使われるウラニウムを取り出したあとのウラン金属です。この金属自体は何の危険性もありません。
ところがウラン金属は質量が大変に重く、鉛の約2倍の重さがあり、この特性を利用して砲弾の弾頭に使うようになったのです。従来、タングステンを使用していたのですが、いわば産業廃棄物から作られた金属ですから、1/10位のコストで弾頭が作れるのです。鉛より質量がある金属ですから、破壊力は増します。
問題は砲弾が爆発する時に、劣化ウランが燃焼し、酸化ウランという微細な粉末となって飛び散ることです。これを人間が吸い込むと、脳障害や甲状腺異変といった症状に襲われます。
記事によりますと嘉手納基地では、劣化ウランの取り扱いには安全確保しており、訓練では使用していない、ということです。
しかしながら劣化ウラン弾が訓練で使われるとしたら大問題です。米軍が地元の環境に配慮するとは到底思えません。今後もしっかり監視していく必要があります。