観光ガイドブックに載せる訳にいかないコラム

管理人「てぃんがーら」が沖縄のニュースを斬る!

米軍 未明離陸を強行/嘉手納基地

2008年04月23日 | Weblog
 米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機など計五機が二十三日未明、米本国へ向け同基地を離陸した。嘉手納町屋良で午前五時十一分に、最高値九六デシベル(騒々しい工場内に相当)の騒音を計測した。同基地からの未明離陸は昨年十月以来、約半年ぶり。中止を要請していた嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協、会長・野国昌春北谷町長)は同日午前、反対を押し切り離陸を強行した米軍に対し、文書で抗議した。(2008年4月23日沖縄タイムス夕刊1面)

 夜明け前、まだ陽も上らぬ暗闇の中、轟音が響き渡るという異常な状況が続いています。戦闘機のターボジェットエンジンは、旅客機のファンジェットエンジンと異なり、その騒々しさは暴力的でもあります。
 日中に米国に着くように、沖縄を未明に離陸するということなのですが、もう少し配慮することが本当にできないのでしょうか?
 新聞には離陸するF15の写真が掲載されています。機体の後方にはオレンジ色の炎が長く伸びています。エンジンの出力を上げるためのアフターバナーの炎です。緊急発進ならともかく、機体の移動のための離陸にどうしてここまでするのでしょうか。
 日本政府も県民を苦しめる米軍にきちんと抗議してほしいものです。

漁場に爆弾2発投下/米軍ハリアー、訓練中

2008年04月12日 | Weblog
500ポンド弾/鳥島射爆撃場外に
 米海兵隊のAV8ハリアー垂直離着陸攻撃機が鳥島射爆撃場(久米島町)で訓練中、提供水域外に500ポンド(約227キロ)爆弾二発を投下していたことが十一日、分かった。沖縄タイムス社の取材に対し、在沖米海兵隊報道部が明らかにした。(2008年4月12日沖縄タイムス朝刊1面)

 また米軍の事故です。久米島の北方約28キロの東シナ海に浮かぶ鳥島は、復帰後も米軍の訓練海域として占領されています。
 嘉手納基地を飛び立った戦闘機は、その訓練海域に行く手前で爆弾を2発落としてしまったというわけです。
 爆撃はピンポイントで行うもの。こんないい加減な訓練で果たして訓練効果があるものなのだろうかと考えてしまいます。久米島の周囲は好漁場で多くの漁船が集まる所。万一漁船に当たったら大惨事になる所でした。
 米軍の戦闘機が、訓練域以外の日本の領域に爆弾を落としたのですから、これは普通に考えれば大問題です。政府は断固米軍に抗議するのが筋でしょう。
 しかしながら、米国に尻尾を振るばかりの政府に、それができるのかどうか・・・。全国のマスコミもほとんど見ぬふりをしているようです。