観光ガイドブックに載せる訳にいかないコラム

管理人「てぃんがーら」が沖縄のニュースを斬る!

またペイント弾73発/福地ダム発見・回収

2007年03月23日 | Weblog
 米軍北部訓練場内にある東村の福地ダムで、ペイント弾七十三発が二十日見つかった、と沖縄総合事務局が二十二日発表した。弾は、使用済みが二十一発で、未使用が五十二発。福地ダム上流のサンヌマタ川に架かる橋の下の水際で、散乱した状態で見つかった。(2007年3月23日沖縄タイムス朝刊31面)

 1月27日のコラムでも書きましたが、米軍の弾丸による福地ダムの汚染が止まりません。
 福地ダムは本島内最大のダムで、他のダムとも水路で結合しており、県民の飲料水を担う重要な水がめです。その水源に大量の弾薬を廃棄するという、モラルの低下が起きています。
 翁長雄志那覇市長は米大統領あてに、「飲料水が汚染される可能性が常態的に存在することは、私たちの身体、生命の安全が常に脅かされているということであり、到底受け入れられない」という内容の要望書を送ったということです。
 しかしながら、こういうことこそ自治体レベルでなく、日本政府が抗議するべきものなのではないでしょうか?
 政府は今回もだんまりを決め込んでいます。沖縄の負担軽減はどこに行ってしまったのでしょうか?