おれこはじっと見ています。
お留守番のごほうびに、テレビをつけてあげました。
NHK BSの、ワイルドライフという番組です。
その日は北海道千歳川に住むヤマセミとカワセミの生態について、やっていました。
飼い主も野鳥は大好きですから、ご一緒しました。
こういう番組を見る時のおれこの真剣さというのは、言葉では書き尽くせないものがあります。
まるで、人間みたいです。
あんまり真剣にじーっと見ているので、つい、「ひな大丈夫かな」なんて、意見を求めそうになります。
(木の葉を魚に見立てて漁の練習をするヤマセミのひな)
しかも内容を理解しているらしいんですよね。
このときも、ひなのいる巣に、キタキツネが近寄ったシーンなどは、
心配でくーんくーん鳴きながら画面まで駆け寄り、キタキツネがあきらめるまで、
画面の前を、ぐるぐるぐるぐる、落ち着かない様子で、円を描いてました。
そうしてまたこうやってソファに戻ってきて、あごの下にボールを敷いて、じーと見ているのです。
ちなみにこのシーンはひなが木の葉で魚とりの練習をしているシーンです。
その様子をこんな表情で、じーっと見ています。
どうぶつのドキュメンタリーも大好きですが、ドラマも、映画も、アニメも好きです。
アニメは「ピーターラビット」「リボンの騎士」をはじめ、宮崎アニメも大好きです。
こないだは「めぞん一刻」も見ていましたね。
見方はワイルドライフのときと同じ。
ドラマでもアニメでもピンチのときには、思わず画面にかけよってしまいます。
反対に自分の怖いものが出ているときは、吠えたり、逃げたり、画面のうしろの部屋に隠れたりします。
人に話すと、あんまり信じてもらえないんですけど、
家に来てもらって、実際に見てもらうと、それはもう、みんなびっくりします。
そうかもしれません。だってあんまり、人間みたいなんだものね。
長く猫暮らしをしていた私ですが、猫たちもテレビを見ることがあります。
興味のあるシーンなどでは、ついつい手が出ちゃうこともあります。
テニス中継とか、卓球とか、動きのあるものが多いです。
まあ、彼らの場合は、狩に近い感覚で鑑賞しているのでしょうね。
じいっとみながら、ストーリー性を理解しているかどうかまでは、わかりません。
やっぱりおれことは違うな、って、感じがします。
(↑ジュラシックパークのロストワールドは怖すぎて画面後ろに隠れて寝ていた)
テレビの好きなおれこですが、そのうちニュースなんかにも興味持ちだし、
「大体首相はさあ~」
なんて、評論ぶったこといったらおもしろいのに、と、飼い主は楽しみにしているんでした。